高校野球 2010年春 第82回 選抜甲子園出場校 戦力分析

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ランキング

近畿

神戸国際大付
神戸国際大付

打率  .351  (偏)53.7 
長打率 .483  (偏)47.6 
選球眼 3.98  (偏)49.8 
機動力 2.15  (偏)55.5 
投手力 1.29  (偏)60.0 
守備力 0.85  (偏)59.9 
総合力 72.1  (偏)63.5 




昨秋の近畿大会優勝校で選抜でも優勝候補の一角として挙げられる。主戦投手
の右腕・岡本は注目選手でエース・4番、更にキャプテンもこなす。控えの
投手も評価が高く失点を許さない。守備も非常に安定している。一方の攻撃
は多少迫力に欠けるため、つなぐ攻撃で得点を重ねる。前回の選抜ベスト4
以上の成績を狙うには十分な戦力。

大阪桐蔭
大阪桐蔭

打率  .375  (偏)64.0 
長打率 .565  (偏)64.4 
選球眼 5.76  (偏)69.1 
機動力 1.72  (偏)48.1 
投手力 1.96  (偏)49.6 
守備力 0.64  (偏)68.1 
総合力 78.9  (偏)67.8 




2年前の夏の優勝校が3年ぶりの選抜。投手はエース左腕・福本を中心に層
が厚い。攻撃では超高校級のスラッガーは不在ながら得点能力が非常に高い。
冬場の徹底した振込みで更にパワーアップした打線が見られそうだ。盗塁数
こそさほどではないが、攻守のレベルが高く充実した戦力で選抜初制覇を
狙う。総合力偏差値NO.1。

立命館宇治
立命館宇治

打率  .338  (偏)48.1 
長打率 .466  (偏)43.9 
選球眼 5.46  (偏)68.3 
機動力 1.63  (偏)46.5 
投手力 3.00  (偏)33.1 
守備力 0.93  (偏)56.7 
総合力 50.7  (偏)49.8 




秋の大会前の下馬評は高くなかったが、試合ごとに成長し強豪をなぎ倒して
選抜切符を手にした。投手陣は右腕の岩見と左腕の川部。防御率はあまり
高くないが、能力は高いと定評がある。攻撃はしぶとくつないで確実に1点
を奪う。だがここ一番では集中打でビックイニングを作るなど勢いに乗った
ら止まらない。名将の卯滝監督の采配も注目だ。

神港学園
神港学園

打率  .349  (偏)52.8 
長打率 .525  (偏)56.2 
選球眼 2.92  (偏)36.2 
機動力 2.98  (偏)70.4 
投手力 1.41  (偏)58.1 
守備力 1.04  (偏)52.4 
総合力 55.7  (偏)53.0 




秋は県大会3位ながら近畿大会で勝ち上がり選抜出場を勝ち取った。投手陣
はエース右腕の前仲が引っ張る。公式戦62イニング連続無失点を記録して
おりそう簡単には打たれない。二番手以降の投手の台頭が待たれる。
打撃は四死球の少なさからしてかなり積極的に打ちに行く傾向があるようだ。
打撃力の高さももちろんだが、盗塁数の多さも目を引く。

天理
天理

打率  .371  (偏)62.3 
長打率 .518  (偏)54.6 
選球眼 3.85  (偏)47.9 
機動力 1.55  (偏)44.9 
投手力 2.71  (偏)37.8 
守備力 1.40  (偏)38.2 
総合力 56.6  (偏)53.6 




昨秋には不祥事があったが、大会では実力を発揮して3季連続の甲子園出場。
投手陣は継投がポイント。打撃の数字は高い。特に公式戦での打率は4割
近く上位から下位まで切れ目のないAクラス打線と評価が高い。だが得点力
に課題を残すため、機動力や相手のミスに乗じるなど攻撃の幅を広げたい。
「気合のチーム」と精神面の強さが武器だ。

智弁和歌山
智弁和歌山

打率  .363  (偏)58.8 
長打率 .564  (偏)64.0 
選球眼 5.00  (偏)62.7 
機動力 2.88  (偏)68.2 
投手力 1.49  (偏)56.7 
守備力 1.08  (偏)50.8 
総合力 71.5  (偏)63.0 




”仁王立ち”の高嶋監督の最多勝新記録が懸かる甲子園。昨夏の甲子園
レギュラーも多く残り経験は全国トップクラス。チームカラーである強力打線
は相変わらず健在で、強打者がずらりと並ぶ。それだけでなく、戦力の数字
を見ても全体的に非常にバランスが良い。投手陣の踏ん張りがチームの躍進の
かぎを握りそうだ。