高校野球 年度別 選抜選考経過 2020年(令和2年)第92回大会

前へ 次へ ページのトップへ トップへ 春選抜大会第92回へ 前年秋各地の予選へ 前年神宮大会へ


各地区 前年2019年(令和元年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
北海道
札幌山の手
(札幌)
帯広農
7−3
帯広農
5−0
札幌日大
11−2
白樺学園
12−8
武修館
(釧根)
帯広農
8−7
帯広農
(十勝)
北海道栄
(室蘭)
北海道栄
5−3
旭川大高
(旭川)
函館工
(函館)
札幌日大
4−0
札幌日大
9−4
札幌日大
(札幌)
札幌大谷
(札幌)
札幌大谷
8−7
札幌大谷
3−2
北見工
(北見)
稚内大谷
(名寄)
別海
(釧根)
東海大札幌
7−0
白樺学園
4−0
白樺学園
13−3
岩内
(小樽)
東海大札幌
6−3
東海大札幌
(札幌)
旭川実
(旭川)
白樺学園
13−8
白樺学園
(十勝)
函館大柏稜
(函館)
札幌龍谷
8−0
札幌龍谷
4−2
札幌龍谷
(札幌)
札幌国際情報
(札幌)
札幌国際情報
12−2
札幌国際情報
11−1
滝川西
(空知)
鵡川
(室蘭)
北海道の出場枠は1校で候補にあがったのは4校。北海道大会優勝の白樺学園が順当
に当選した。大会4試合42得点、打率.403の厚みのある打線と4番も務める最速
142キロ本格派の片山、決勝好救援の横手坂本の両右腕の安定感も評価された。
1番・川波の出塁がカギとなりそうだ。
補欠校は準優勝の札幌日大になった。
東北
学法福島
(福島1位)
東奥義塾
3−2
盛岡大付
3−0
仙台育英
9−2
仙台育英
11−8
東奥義塾
(青森3位)
東奥義塾
6−3
秋田商
(秋田3位)
弘前東
(青森2位)
盛岡大付
3−0
盛岡大付
(岩手1位)
仙台育英
(宮城1位)
仙台育英
9−8
仙台育英
6−1
明桜
(秋田2位)
一関学院
(岩手3位)
一関学院
9−5
日大山形
(山形2位)
青森山田
(青森1位)
青森山田
1−0
鶴岡東
10−5
鶴岡東
10−0
仙台商
(宮城2位)
福島成蹊
(福島2位)
鶴岡東
10−0
鶴岡東
(山形1位)
仙台城南
(宮城3位)
仙台城南
3−2
仙台城南
6−3
花巻東
(岩手2位)
東海大山形
(山形3位)
磐城
6−0
磐城
2−1
磐城
(福島3位)
能代松陽
(秋田1位)
東北は出場枠2、候補が15校。まずは東北大会優勝の仙台育英が当選した。最速140
キロ台の投手を7人も擁し(笹倉147キロ、伊藤146キロ、菅原144、阿部144
キロ、吉野142キロ、向坂141キロ、松田140キロ)、昨夏甲子園経験者7人が
健在、さらに大会4試合で68安打35得点と打ちまくった。2校目には準優勝の鶴岡東
が当選した。大会4試合すべてでビッグイニングを作るなど集中打があるチームだ。
補欠行は1位が盛岡大付、2位が仙台城南。
関東・東京
関東
東海大相模
(神奈川1位)
東海大相模
14−2
東海大相模
12−6
健大高崎
8−2
健大高崎
3−0
駿台甲府
(山梨2位)
習志野
(千葉1位)
習志野
7−3
前橋育英
(群馬2位)
青藍泰斗
(栃木1位)
西武台
9−6
健大高崎
3−2
西武台
(埼玉2位)
常総学院
(茨城1位)
健大高崎
5−4
健大高崎
(群馬3位)
山梨学院
(山梨1位)
山梨学院
11−6
山梨学院
2−1
山梨学院
6−5
文星芸大付
(栃木2位)
花咲徳栄
(埼玉1位)
花咲徳栄
11−1
拓大紅陵
(千葉2位)
霞ヶ浦
(茨城2位)
桐光学園
4−2
桐生第一
10−4
桐光学園
(神奈川2位)
桐生第一
(群馬1位)

東京
東亜学園東亜学園
8−1
日本学園
4−3
創価
10−0
創価
6−2
帝京
3−2
国士舘
6−0
学習院
篠崎日本学園
11−0
日本学園
大森学園大森学園
7−0
創価
6−2
東京成徳大高
創価創価
15−0
目白研心
日大二日大二
10−7
日大二
6−1
日大二
9−4
小山台
練馬桜美林
7−2
桜美林
明大明治日本
ウエルネス
5−4
日本
ウエルネス
4−3
日本
ウエルネス
明大中野日野
5−1
日野
八王子日大三
3−1
日大三
2−0
日大三
7−5
帝京
2−1
日大三
青山安田学園
2−1
安田学園
東海大菅生東海大菅生
10−0
東海大菅生
11−1
福生
府中工東海大高輪台
10−0
東海大高輪台
駒込駒込
5−2
関東一
13−0
帝京
9−7
聖徳学園
日大鶴ヶ丘関東一
4−2
関東一
帝京帝京
15−3
帝京
7−0
法政大高
文京早大学院
9−2
早大学院
城東城東
1−0
城東
3−2
城東
5−1
城東
7−4
国士舘
5−0
日体大荏原
八王子実践明学東村山
9−2
明学東村山
錦城学園錦城学園
9−3
錦城学園
6−2
立教池袋
国学院久我山国学院久我山
6−4
明星
目黒日大堀越
11−1
堀越
11−4
共栄学園
4−2
堀越
東京実東京実
5−3
雪谷
鷺宮成立学園
3−2
共栄学園
12−2
成立学園
共栄学園共栄学園
8−1
南平
富士森富士森
6−2
国士舘
11−9
国士舘
7−6
国士舘
8−4
足立西
世田谷学園国士舘
6−0
国士舘
工学院大付工学院大付
5−2
明大中野
八王子
10−0
立正大立正
二松学舎大付明大中野
八王子
7−4
明大中野
八王子
国立国立
8−7
修徳
14−6
修徳
5−2
岩倉
日大一修徳
4−3
修徳
佼成学園佼成学園
8−1
佼成学園
7−2
片倉
武蔵村山紅葉川
7−2
紅葉川
関東・東京の出場枠は合計6校、候補は関東が16、東京が4校。まずは関東大会4強
チームが当選した。優勝の健大高崎はエース左腕の下に決勝で完封勝利した橋本拳の
左右2枚看板中心に守り勝つ野球で勝ち上がった。持ち前の「機動破壊」も健在。準優
勝の山梨学院は4季連続、センターライン中心に堅守が光る。3校目は通算156発
「猛打カルテット」(西川53本、山村44本、加藤32本、鵜沼27本)を中心に
全国屈指の強力打線を誇る東海大相模が当選した。4校目は8試合72得点と得点力が
高く小技も駆使する桐生第一が当選した。東京からは東京大会優勝の国士館が順当に
当選。変則右腕・中西は準決勝、決勝と連続完封で大会2連覇の立役者となった。最後
の5校目は関東8強で惜敗した花咲徳栄と東京準優勝の帝京の争いになった。両校の
チーム力に差はなく選出は難航したようだ。結果、花咲徳栄が高校通算47本塁打の
井上を中心に攻守のバランスが取れていること、投手力の安定感で上回り当選した。
帝京は良いチームを作ってきたとされながらも決勝2安打完封負けが響いて補欠校へ
回った。関東の補欠校は1位が習志野、2位が西武台。
北信越
佐久長聖
(長野2位)
佐久長聖
6−0
佐久長聖
1−0
星稜
10−3
星稜
19−1
新潟産大付
(新潟2位)
金沢商
(石川3位)
金沢商
13−1
高岡向陵
(富山1位)
高岡第一
(富山3位)
星稜
5−3
星稜
10−2
星稜
(石川1位)
長野日大
(長野3位)
敦賀
4−1
敦賀
(福井2位)
上田西
(長野1位)
上田西
9−7
北越
3−2
日本航空石川
9−1
津幡
(石川4位)
北陸
(福井3位)
北越
3−2
北越
(新潟1位)
日本航空石川
(石川2位)
日本航空石川
11−9
日本航空石川
7−3
高岡商
(富山2位)
敦賀気比
(福井1位)
敦賀気比
10−0
加茂暁星
(新潟3位)
北信越の出場枠は2、候補は16校。北信越大会優勝の星稜がまずは当選した。主将
で4番を打つ通算30発捕手の内山、甲子園登板経験もある荻原、寺西の両右腕など
昨夏準優勝メンバーが残り経験値が高い。2校目は準優勝の日本航空石川、4強の
佐久長聖、北越、8強ながら投手力評価が高い敦賀気比の比較になった。その結果、
日本航空石川が準決勝での大敗が響いた佐久長聖、北越、直接対決を制した敦賀気比
を振り切って当選した。田中、嘉手苅の右2枚看板が出来が躍進のカギ握る。
補欠校は敦賀気比が1位、佐久長聖が2位になった。
東海
県岐阜商
(岐阜1位)
県岐阜商
5−3
県岐阜商
4−3
中京大中京
9−6
愛工大名電
(愛知2位)
愛工大名電
6−2
三重
(三重3位)
近大高専
(三重1位)
加藤学園
5−4
加藤学園
(静岡2位)
加藤学園
6−1
大垣西
(岐阜3位)
藤枝明誠
(静岡1位)
藤枝明誠
6−4
中京大中京
12−5
大垣商
(岐阜2位)
豊川
13−8
豊川
(愛知3位)
中京大中京
(愛知1位)
中京大中京
7−0
津商
(三重2位)
津商
11−2
静岡商
(静岡3位)
東海は出場枠が3、候補は12校。東海大会決勝進出の2校がまず選出された。神宮
大会でも優勝した中京大中京は最速150キロの速球を投げるエース右腕・高橋宏、
3番中山、4番印出などタレント豊富で戦力充実。復活の立ち襟ユニホームで史上最多
タイの5度目の選抜優勝を目指す。準優勝で名将・鍛治舎監督率いる県岐阜商は機動
力と粘り強さで5年ぶりの出場になる。投手陣も最速145キロの森をはじめ140
キロオーバーが5人もいる。3校目は県決勝で敗れた藤枝明誠と加藤学園の静岡勢2校
の比較になった。準決勝での延長の接戦と右腕・肥沼の安定感が評価され加藤学園が
春夏通じて初の甲子園出場を手にした。補欠校は1位が藤枝明誠、2位が愛工大名電。
近畿
智弁和歌山
(和歌山1位)
智弁和歌山
8−3
智弁学園
17−13
大阪桐蔭
6−5
天理
12−4
初芝立命館
(大阪3位)
智弁学園
(奈良1位)
智弁学園
4−2
神戸国際大付
(兵庫3位)
大阪桐蔭
(大阪1位)
大阪桐蔭
19−1
大阪桐蔭
4−3
立命館守山
(滋賀2位)
東山
(京都2位)
明石商
8−3
明石商
(兵庫2位)
近江
(滋賀1位)
奈良大付
12−7
天理
14−0
天理
5−4
奈良大付
(奈良2位)
報徳学園
(兵庫1位)
天理
7−1
天理
(奈良3位)
京都翔英
(京都1位)
京都翔英
6−2
履正社
10−3
和歌山南陵
(和歌山2位)
履正社
(大阪2位)
履正社
13−4
綾羽
(滋賀3位)
近畿は出場枠6、候補は17校。近畿大会4強チームがまずは当選した。優勝の天理
は神宮大会で新記録の1試合3本塁打を放った河西をはじめ強打者ぞろいで近畿大会
4試合8本塁打38得点。3試合完投の右腕・庭野など投手陣も安定している。準
優勝の大阪桐蔭は140キロ台を投げる投手を5人擁し(藤江、申原、松浦、関戸、
竹中)、守備も安定、打線も下位まで切れがなく本格派、変則派と相手投手の対応力
も高い。夏春連覇を狙う履正社はエース岩崎、中軸の小深田など優勝メンバーが多数
残り、昨夏の課題の走力にも磨きをかけ更なるレベルアップを計る。4校目には強打
者の前川中心に3試合5本塁打と打撃力があり投手陣も多彩な智弁学園が当選。5校
目にはベスト8から昨年春夏甲子園ベスト4の明石商が当選した。聖地で155キロ
到達を目指す全国屈指の右腕・最速151キロの中森と強打者・来田の投打のコンビ
中心に守り勝つ。6校目にはベスト8から智弁和歌山が当選した。自慢の強力打線は
健在で投手陣の復調があれば面白い存在になりそうだ。補欠校は1位が京都翔英、2
位が奈良大付。
中国・四国
中国
鳥取城北
(鳥取1位)
鳥取城北
3−2
鳥取城北
9−2
鳥取城北
13−6
倉敷商
9−7
南陽工
(山口3位)
平田
(島根2位)
平田
2−0
尾道商
(広島2位)
豊浦
(山口1位)
出雲西
5−4
創志学園
5−1
出雲西
(島根3位)
倉吉東
(鳥取4位)
創志学園
9−0
創志学園
(岡山1位)
矢上
(島根1位)
矢上
6−3
倉敷商
10−9
倉敷商
7−4
盈進
(広島3位)

(鳥取2位)
倉敷商
2−0
倉敷商
(岡山2位)
おかやま山陽
(岡山3位)
高川学園
7−5
広島新庄
5−4
高川学園
(山口2位)
八頭
(鳥取3位)
広島新庄
3−1
広島新庄
(広島1位)

四国
済美(愛媛1位)岡豊
5−4
尽誠学園
13−2
明徳義塾
8−1
岡豊(高知2位)岡豊
5−1
英明(香川3位)
尽誠学園(香川1位)尽誠学園
7−3
川島(徳島2位)新田
6−0
新田(愛媛3位)
徳島北(徳島1位)明徳義塾
8−1
明徳義塾
16−1
小松(愛媛2位)明徳義塾
8−1
明徳義塾(高知3位)
高知中央(高知1位)高知中央
13−3
大手前高松(香川2位)城東
6−4
城東(徳島3位)
中国・四国の出場枠は5、候補は中国が15校、四国が12校。まずは中国大会で優勝
した倉敷商が当選した。守備が良く切れ目のない打線に延長2試合を制した粘り強さと
福家、永野の左右投手の安定感も高評価を得た。2校目で準優勝の鳥取城北が当選した。
3番・川西、4番・吉田ら中心にしぶとくつなぐ打線で選抜初勝利を目指す。四国は地
区優勝の明徳義塾がまずは当選。コントロールの良い左腕エース・新地をはじめ堅守と
積極的な打撃で大会4試合40得点4失点の圧倒的な強さを見せた。2校目には準優勝
の尽誠学園が当選した。県大会準々決勝から3戦連続逆転勝ちするなど勝負強い。投手
兼遊撃手の仲村はプロも注目する。最後の5校目は中国、四国の候補を合わせて比較して
選ぶ。中国・広島新庄と四国・岡豊の比較になり、その結果、制球力の高い左腕の秋山
の存在と地区大会で延長戦を繰り広げた広島新庄が上と判断され当選した。
補欠校は中国1位が創志学園、2位が矢上、四国は1位が岡豊、2位が新田。
九州
鹿児島実
(鹿児島1位)
宮崎日大
3−2
創成館
4−3
明豊
3−2
明豊
13−5
宮崎日大
(宮崎2位)
創成館
(長崎2位)
創成館
4−2
熊本国府
(熊本1位)
唐津商
(佐賀2位)
明豊
20−14
明豊
7−6
明豊
(大分1位)
沖縄尚学
(沖縄1位)
沖縄尚学
2−1
福岡工大城東
(福岡2位)
佐賀学園
(佐賀1位)
鹿児島城西
7−0
鹿児島城西
8−0
大分商
6−3
鹿児島城西
(鹿児島2位)
城北
(熊本2位)
城北
8−7
富島
(宮崎1位)
大分商
(大分2位)
大分商
4−3
大分商
5−2
大崎
(長崎1位)
福岡第一
(福岡1位)
福岡第一
8−1
八重山農林
(沖縄2位)
九州は出場枠が4、候補は17校。九州大会4強チームが順当に当選した。優勝した
明豊は大会4試合すべて2桁安打、43得点と打線が爆発。準々決勝での沖縄尚学戦
では9回3点差を逆転するなど粘り強さも光った。左腕・若杉、右腕・狭間など投手
陣の奮起が選抜ではカギになりそうだ。準優勝の大分商はアウトローの制球抜群の
最速147キロ右腕・川瀬が大黒柱。3校目に当選した創成館は投手層が厚く小技、
機動力を駆使した攻撃と無失策の守備で勝ち上がった。4校目に当選した鹿児島城西
は元ダイエーの佐々木誠監督率いるチームで春夏通じて初の甲子園出場を果たした。
プロ注目の140キロ超の速球を投げる八方、2本塁打の古市ら長打力もある。
補欠校は1位が沖縄尚学、2位が宮崎日大になった。
21世紀枠
北海道 帯広農
東北 磐城 (福島)
関東・東京 宇都宮 (栃木)
北信越   敦賀 (福井)
東海 近大高専 (三重)
近畿 伊香 (滋賀)
中国 平田 (島根)
四国 城東 (徳島)
九州 本部 (沖縄)
21世紀枠の選考手順は例年通りで、東日本から1校、西日本から1校、その後地区を
問わずに1校選ぶ。まずは西日本の選出から始まり、平田が当選した。野球体験会など
を実施して野球の普及に取り組んでいることが野球離れ解消の活動として評価された。
東日本からは帯広農が選ばれた。農業実習などで全員が練習にそろう日が限られる中、
自主練習など工夫して対応してきた。地区を問わない1校は磐城、伊香、近大高専が
候補にあがった。昨秋の台風10号で被災するも地域への思いを力に変え東北大会でも
躍進し、8強入りを果たした磐城が3校目で当選した。