高校野球 年度別 選抜選考経過 2021年(令3年) 第93回大会

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各地区 前年2020年(令和2年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
北海道
駒大苫小牧
(室蘭)
駒大苫小牧
5−4
知内
3−2
北海
6−0
北海
1−0
札幌第一
(札幌)
札幌第一
10−0
稚内大谷
(名寄)
▲◆知内
(函館)
知内
10−3
中標津
(釧根)
クラーク国際
(空知)
札幌日大
6−2
北海
10−0
札幌日大
(札幌)
帯広農
(十勝)
北海
4−0
北海
7−1
北海
(札幌)
旭川大高
(旭川)
札幌国際情報
(札幌)
函館大有斗
6−4
旭川実
11−2
旭川実
10−1
遠軽
(北見)
函館大有斗
8−7
函館大有斗
(函館)
旭川実
(旭川)
旭川実
7−1
白樺学園
(十勝)
小樽双葉
(小樽)
武修館
12−5
武修館
11−10
武修館
(釧根)
札幌光星
(札幌)
札幌光星
5−3
札幌光星
4−0
千歳
(札幌)
北海道栄
(室蘭)
北海道の出場枠は1校で、5校が候補にあがり、地区大会優勝の北海が順当に当選
した。1年から主力のプロ注目エースの木村と4番宮下が軸のチームで、木村は
大会4試合無失点、チームも無失策と安定した試合運びで高評価を得た。補欠1位
は準優勝の旭川実、ベスト4の知内が補欠2位になった。
東北
八戸学院光星
(青森1位)
柴田
6−2
柴田
15−10
柴田
6−0
仙台育英
18−1
柴田
(宮城3位)
柴田
7−2
学法石川
(福島3位)
一関学院
(岩手2位)
東日大昌平
9−6
東日大昌平
(福島1位)
由利工
(秋田2位)
東北
4−1
日大山形
7−4
東北
(宮城2位)
弘前学院聖愛
(青森3位)
日大山形
5−3
日大山形
(山形1位)
盛岡大付
(岩手1位)
羽黒
10−7
仙台育英
11−2
仙台育英
1−0
羽黒
(山形2位)
湯沢翔北
(秋田3位)
仙台育英
7−0
仙台育英
(宮城1位)
福島商
(福島2位)
八戸西
10−3
花巻東
2−1
八戸西
(青森2位)
鶴岡東
(山形3位)
花巻東
7−2
花巻東
2−1
花巻東
(岩手3位)
角館
(秋田1位)
東北の出場枠は2校で候補にあがったのが16校。まずは東北大会優勝の仙台育英
が当選した。エース伊藤に松田、古川ら140キロ超を投げる投手がそろい、
攻撃も4試合37得点11盗塁と走攻守レベルが高く大会でも優勝候補にあがる。
2校目は準優勝の柴田と準決勝で仙台育英に惜敗した花巻東の比較になった。
柴田はエースの谷木が球数制限の影響で決勝では19球しか投げられず大敗
したが、公立校でありながら3県の1位校を撃破したことなどが評価され全会一致
で2校目で当選した。補欠校は1位が花巻東、2位が日大山形になった。
関東・東京
関東
健大高崎
(群馬1位)
健大高崎
6−1
健大高崎
8−1
健大高崎
9−2
健大高崎
9−7
日本航空
(山梨2位)
国学院栃木
(栃木1位)
国学院栃木
6−5
東京学館
(千葉2位)
昌平
(埼玉1位)
鎌倉学園
11−7
専大松戸
6−0
鎌倉学園
(神奈川2位)
鹿島学園
(茨城1位)
専大松戸
8−0
専大松戸
(千葉3位)
東海大甲府
(山梨1位)
東海大甲府
8−1
東海大甲府
2−1
常総学院
10−0
細田学園
(埼玉2位)
東海大相模
(神奈川1位)
東海大相模
7−0
石橋
(栃木2位)
前橋商
(群馬2位)
常総学院
9−0
常総学院
9−1
常総学院
(茨城2位)
木更津総合
(千葉1位)

東京
東海大菅生東海大菅生
15−1
東海大菅生
10−0
東海大菅生
10−2
東海大菅生
5−1
東海大菅生
7−5
東海大菅生
6−1
本郷
目黒日大目黒日大
6−4
日野台
錦城学園錦城学園
3−1
桜美林
1−0
東京
成徳大高
桜美林桜美林
1−0
啓明学園
日大二日大二
12−10
日大二
9−3
日大二
16−0
目白研心
小平早大学院
6−1
早大学院
日本学園日本学園
2−0
日本学園
12−7
立正大立正
八王子北東亜学園
9−8
東亜学園
国士舘国士舘
12−2
八王子
2−1
八王子
3−1
関東一
7−0
立教池袋
八王子八王子
11−3
富士森
日大鶴ヶ丘日大鶴ヶ丘
1−0
日大鶴ヶ丘
14−6
東大和
東海大
高輪台
東海大高輪台
11−4
実践学園
世田谷学園城西大城西
4−1
日野
3−2
関東一
4−1
城西大城西
日野日野
13−2
駒込
国学院
久我山
城北
18−17
関東一
5−0
城北
駒大高関東一
5−3
関東一
佼成学園佼成学園
10−0
佼成学園
32−0
二松学舎大付
12−0
二松学舎大付
6−4
日大三
3−2
小平西
松原小松川
11−1
小松川
岩倉岩倉
5−2
二松学舎大付
9−1
豊多摩
成立学園二松学舎大付
6−4
二松学舎
大付
早稲田実早稲田実
9−2
早稲田実
6−2
早稲田実
7−1
修徳
駒場学園郁文館
11−0
郁文館
成瀬上野学園
6−4
大森学園
9−1
上野学園
海城大森学園
9−1
大森学園
創価創価
10−0
創価
7−0
日大豊山
4−2
日大三
6−2
文京
専大付共栄学園
7−5
共栄学園
明大中野
八王子
明大中野
八王子
8−1
日大豊山
4−3
東京実
江戸川日大豊山
9−0
日大豊山
日大三日大三
13−3
日大三
10−0
日大三
1−0
明法
東洋千歳丘
6−5
千歳丘
小山台小山台
10−0
小山台
10−0
青山学院
堀越帝京
4−2
帝京
関東・東京の出場枠は6校、候補は19校。まずは関東大会ベスト4の4校が当選
した。健大高崎は大会4試合8本塁打、32得点と打力を発揮して2年連続優勝。
これまでの「機動破壊」とは違い2年生33人通算計230発を誇る強力打線で勝ち
上がった。準優勝の常総学院は秋本、大川の両右腕中心に守り勝って5年ぶり。OB
で日本ハムなどで活躍した島田監督が「木内マジック」を継承する。東海大甲府は
緩急と制球力の左腕・若山、専大松戸は右横手からキレのあるスライダーを投げる
深沢と4強チームは主戦投手の評価が高く当選した。東京から大会優勝の東海大菅生
が当選。U15代表からバッテリーの本田―福原と6試合5失策の守備が安定して
おり、公式戦チーム53盗塁と機動力も高い。最後の6校目は関東8強の東海大相模
と東京準優勝の日大三の比較になった。前年センバツ交流試合で好投した左腕・石田
をはじめ経験豊富な投手陣に加えバントの巧さなど相手のスキを突く攻撃、総合的な
評価で上回った東海大相模が日大三をおさえて当選した。補欠校は関東1位が国学院
栃木、2位が鎌倉学園、東京は1位が日大三、2位が二松学舎大付になった。
北信越
東京都市大塩尻
(長野3位)
東京都市大塩尻
9−3
星稜
9−2
上田西
5−4
敦賀気比
16−5
加茂暁星
(新潟1位)
星稜
(石川1位)
星稜
17−0
富山商
(富山3位)
上田西
(長野2位)
上田西
10−1
上田西
10−3
福井商
(福井2位)
高岡商
(富山1位)
日本航空石川
11−1
日本航空石川
(石川3位)
新湊
(富山2位)
関根学園
9−2
関根学園
7−5
敦賀気比
5−4
関根学園
(新潟3位)
佐久長聖
(長野1位)
佐久長聖
11−1
北陸
(福井3位)
小松大谷
(石川2位)
新潟明訓
5−3
敦賀気比
7−4
新潟明訓
(新潟2位)
敦賀気比
(福井1位)
敦賀気比
5−0
富山北部・水橋
(富山3位)
北信越の出場枠は2校、候補は16校。まずは北信越大会優勝の敦賀気比が当選した
。左腕・竹松と右腕・上加世田の左右のエースが安定し、大島、前川中心の打線は
公式戦9試合で6度の2桁安打を記録。地区準々決勝、準決勝では延長戦を制して
勝ち上がるなど粘り強さも見せた。2校目は準優勝の上田西が当選した。決勝では
大差で敗れたものの、準決勝での星稜戦での戦いぶりが評価された。左腕・山口は
両サイドへの制球が良く、打線も4割超で破壊力がある。補欠校は4強の2校の比較
となり総合力で上回った星稜が補欠1位、関根学園が2位になった。
東海
三重
(三重1位)
三重
7−0
中京大中京
7−0
中京大中京
7−6
大垣商
(岐阜2位)
至学館
6−4
至学館
(愛知3位)
中京大中京
(愛知1位)
中京大中京
7−0
常葉大菊川
(静岡2位)
海星
7−6
海星
(三重3位)
藤枝明誠
(静岡1位)
岐阜第一
3−2
県岐阜商
6−0
松阪商
(三重2位)
岐阜第一
9−5
岐阜第一
(岐阜3位)
県岐阜商
(岐阜1位)
県岐阜商
7−0
東邦
(愛知2位)
東邦
5−4
加藤学園
(静岡3位)
三島南(地区大会不出場)
東海は出場枠は2校、候補は12校。東海大会優勝の中京大中京がまずは当選した。
世代屈指の剛腕・最速151キロのエース畔柳ら完成度の高い投手陣と下位まで切れ
目のない強力打線でセンバツ最多優勝と通算最多勝の奪還を目指す。2校目は準優勝
の県岐阜商が当選した。メンバーは経験豊富で最速140キロ超えの野崎、松野、
大島の投手陣をプロ注目捕手の高木が引っ張る。積極的な走塁も高い評価を得た。
補欠校1位は三重、2位は岐阜第一。
近畿
滋賀学園
(滋賀1位)
智弁学園
9−8
智弁学園
8−3
智弁学園
4−1
智弁学園
7−3
智弁学園
(奈良2位)
龍谷大平安
(京都1位)
龍谷大平安
4−1
山田
(大阪3位)
市和歌山
(和歌山1位)
市和歌山
2−1
市和歌山
2−0
東播磨
(兵庫2位)
東海大仰星
(大阪2位)
智弁和歌山
8−1
智弁和歌山
(和歌山3位)
和歌山東
(和歌山2位)
京都国際
4−3
京都国際
6−5
大阪桐蔭
12−5
京都国際
(京都3位)
神戸国際大付
(兵庫1位)
神戸国際大付
5−2
近江
(滋賀2位)
大阪桐蔭
(大阪1位)
大阪桐蔭
8−0
大阪桐蔭
11−4
長田
(兵庫3位)
天理
(奈良1位)
天理
2−1
乙訓
(京都2位)
近畿は出場枠6、候補は16校。近畿大会4強チームがまずは当選した。優勝の智弁
学園は左腕の西村と右腕の小畠の二枚看板に加え高校通算30発左の大砲・前川など
強打者揃いで投打に充実している。準優勝の大阪桐蔭は左腕・松浦と右腕・関戸、
主軸の池田など中学時代から名を馳せたタレントが揃い優勝候補筆頭にあがる。
ベスト4の市和歌山は最速152キロの右腕・小園が昨秋公式戦7戦無敗80奪三振、
防御率0.79と圧倒的な存在感を見せた。注目スラッガーの捕手・松川もドラフト上位
候補で投打の柱中心に初優勝目指す。京都国際は森下、平野の主戦2投手をはじめ主力
半数が1年生の若いチームで、大会では粘り強く戦い1点差の試合を勝ち抜いた。
残る2校はベスト8の神戸国際大付、天理、智弁和歌山、龍谷大平安に、初戦で智弁
学園に惜敗した滋賀学園を加えた5校の比較になった。試合終盤に集中力を発揮した
戦いぶりが評価されたのと、県大会1位の成績、地域性で神戸国際大付が5校目で
当選した。中心選手の阪上は投げては最速145キロ、打っては通算20本塁打の
注目選手。6校目は天理と智弁和歌山の比較になった。投手力、攻撃力は互角の評価
も県大会で智弁学園に勝った点が評価され、193センチの大型右腕・達を擁する天理が
最後の枠におさまった。補欠校は1位が智弁和歌山、2位が龍谷大平安。
中国・四国
中国
石見智翠館
(島根1位)
岡山学芸館
11−7
下関国際
5−1
下関国際
12−0
広島新庄
3−2
岡山学芸館
(岡山3位)
西条農
(広島3位)
下関国際
8−1
下関国際
(山口2位)
盈進
(広島2位)
盈進
7−6
米子東
10−8
関西
(岡山2位)
立正大淞南
(島根3位)
米子東
3−2
米子東
(鳥取1位)
創志学園
(岡山1位)
宇部鴻城
7−2
鳥取城北
7−4
広島新庄
4−3
宇部鴻城
(山口3位)
浜田
(島根2位)
鳥取城北
7−4
鳥取城北
(鳥取2位)
広島新庄
(広島1位)
広島新庄
10−0
広島新庄
3−2
鳥取西
(鳥取3位)
矢上
(島根4位)
桜ケ丘
5−3
桜ケ丘
(山口1位)

四国
鳴門
(徳島1位)
鳴門
8−4
明徳義塾
9−2
明徳義塾
5−1
松山城南
(愛媛2位)
高知中央
5−0
高知中央
(高知3位)
明徳義塾
(高知1位)
明徳義塾
5−0
英明
(香川2位)
英明
7−0
徳島北
(徳島3位)
寒川
(香川1位)
小松
3−2
聖カタリナ
3−2
鳴門渦潮
(徳島2位)
小松
6−2
小松
(愛媛3位)
聖カタリナ
(愛媛1位)
聖カタリナ
4−1
高知
(高知2位)
高松商
5−2
高松商
(香川3位)
中国・四国の出場枠は5、候補は合計29校。中国地区からは大会優勝の広島
新庄と準優勝の下関国際がまずは当選。広島新庄は4番を打つ右腕・花田と左腕・
秋山のWエースと堅守で練習試合を含めて39連勝と勢いに乗っている。下関国際
は古賀、松尾ら主戦投手など1年生がレギュラーの半分以上を占め将来性が高い。
四国地区からは大会優勝の明徳義塾、準優勝の聖カタリナが当選。明徳義塾は制球
の良いエース左腕・代木が大会3試合をすべて完投、3失点と安定感抜群の大黒柱。
聖カタリナは快速球のエース右腕・桜井とプロ注目の遊撃手・川口を中心に勝ち上
がり創部5年目で甲子園初出場と躍進した。最後の5校目は中国4強の鳥取城北と
四国4強の小松の比較になった。投手力は小松が上の評価も、打撃と守備の評価が
上回った鳥取城北が地域性も考慮され当選した。補欠校は中国1位が米子東、2位
が桜ケ丘、四国は1位が小松、2位が鳴門。
九州
九州国際大付
(福岡2位)
明豊
4−1
明豊
6−4
大崎
3−2
大崎
5−1
明豊
(大分1位)
神村学園
(鹿児島1位)
神村学園
5−1
唐津商
(佐賀2位)
沖縄尚学
(沖縄1位)
延岡学園
6−5
大崎
3−2
延岡学園
(宮崎2位)
大崎
(長崎1位)
大崎
9−2
開新
(熊本2位)
長崎日大
(長崎2位)
宮崎商
8−1
宮崎商
9−3
福岡大大濠
2−0
宮崎商
(宮崎1位)
東明館
(佐賀1位)
東明館
3−2
樟南
(鹿児島2位)
福岡大大濠
(福岡1位)
福岡大大濠
3−1
福岡大大濠
3−0
大分商
(大分2位)
具志川商
(沖縄2位)
具志川商
4−2
東海大星翔
(熊本1位)
九州は出場枠が4,候補は15校。九州大会4強チームが当選した。大崎は中学時代
からバッテリーを組む坂本―調をはじめ堅い守りとコンパクトな打撃で勝ち上がり
初優勝、全4試合逆転勝ちの粘り強さも評価された。準優勝の福岡大大濠は左腕・
毛利、右横手の馬場の投手陣を捕手・川上の好リードで盛り立てる。明豊は大会では
終盤に粘り強さを発揮して接戦を勝ち抜いた。京本・太田をはじめ投手層も厚く無
失策の守りも評価された。宮崎商は公式戦3発の3番中村など打線が好調で2試合で
22安打17得点と打ちまくった。プロ注目の左腕・泰を擁する神村学園が補欠1位、
延岡学園が補欠2位になった。
21世紀枠
北海道 知内
東北 八戸西 (青森)
関東・東京   石橋 (栃木)
北信越 富山北部・水橋 (富山)
東海 三島南 (静岡)
近畿 東播磨 (兵庫)
中国   矢上 (島根)
四国   川之石 (愛媛)
九州 具志川商 (沖縄)
前年秋の明治神宮大会が中止になったことにより神宮枠の代わりに21世紀枠が1校
増枠され4校が選ばれることになった。まずは東日本と西日本から1校ずつ、残り7校
から2校を地域を限定せずに選出。東日本からは八戸西が当選した。全員が地元青森
出身の公立校で、主戦の長身右腕福島は最速143キロを速球を投げる。西日本は
東播磨が当選した。コロナ下でSNSを有効に使い秋近畿大会でも善戦した。3校目
は具志川商が当選。一時は深刻な部員不足に陥るも秋九州大会では機動力を生かして
8強入りを果たした。最後の4校目は三島南と富山北部・水橋の2校の決戦になり、
議論白熱で決選投票にまで持ち込まれた結果、三島南が当選した。