高校野球 年度別 選抜選考経過 2015年(平27年)第87回大会

前へ 次へ ページのトップへ トップへ 春選抜大会第87回へ 前年秋各地の予選へ 前年神宮大会へ


各地区 前年2014年(平26年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
北海道


   札幌日大(札幌)━━━┓9(7) 
              ┣━┓
   北見北斗(北見)─┐4│1┃
            ┣━┘ ┃5
  函館大有斗(函館)━┛6  ┣━┐
                │1│
   稚内大谷(名寄)───┐1│ │
              ┣━┘ │
   白樺学園(十勝)━━━┛9(7) │2
                  ┣━┐
    北海(札幌)━━━┓10  ┃3│
              ┣━┓ ┃ │
   北海道栄(室蘭)───┘6┃ ┃ │
                ┃5┃ │
   釧路北陽(釧根)─┐5  ┣━┛ │
            ┣━┐ │2  │
    旭川工(旭川)━┛10│1│   │
              ┣━┘    │
     北照(小樽)━━━┛4     │2
                    ┣━ 
   旭川龍谷(旭川)───┐1(7)   ┃3
              ┣━┐   ┃
    滝川西(空知)━━━┛8│1  ┃
                ┣━┐ ┃
  駒大苫小牧(室蘭)━━━┓7┃7│ ┃
              ┣━┛ │ ┃
   帯広三条(十勝)───┘0(7) │7┃
                  ┣━┛
    中標津(釧根)───┐4(7) ┃14(7)
              ┣━┓ ┃
  東海大四(札幌)━━━┛12┃ ┃
                ┃3┃
    北見工(北見)━┓5  ┣━┛
            ┣━┓ │2
   札幌第一(札幌)─┘2┃8│
              ┣━┘
    函館工(函館)───┘3
北海道の出場枠は1校、候補にあがったのは5校。14年ぶりに北海道大会で優勝した
東海大四が順当に当選した。大会4試合中3試合で完投した右腕・大沢の好投と、
集中打のある打線で、他を上回る総合力と判断された。補欠校は決勝で惜しくも敗れた
北海になった。

東北


   大曲工(秋1)━━━┓3(10) 
              ┣━┓
     松島(宮3)━┓10│2┃
            ┣━┘ ┃10再2
    宮古商(岩3)─┘1  ┣━┓
                │6┃
  東日大昌平(福2)───┐1│ ┃
              ┣━┘ ┃
   花巻東(岩1)━━━┛7再1┃4
                  ┣━┐
 弘前学院聖愛(青2)━━━┓11(8) │3│
              ┣━┐ │ │
     東陵(宮2)───┘4│1│ │
                ┣━┘ │
     西目(秋3)───┐0┃3  │
              ┣━┛   │
   鶴岡東(山1)━━━┛7    │4
                    ┣━ 
八戸学院光星(青1)━━━┓3    ┃10
              ┣━┓   ┃
   山形城北(山2)───┘1┃4  ┃
                ┣━┐ ┃
     光南(福3)───┐1│1│ ┃
              ┣━┘ │ ┃
   能代松陽(秋2)━━━┛5  │2┃
                  ┣━┛
  仙台育英(宮1)━━━┓10(7) ┃7
              ┣━┓ ┃
   一関学院(岩2)───┘1┃ ┃
                ┃12┃
  八戸工大一(青3)━┓7  ┣━┛
            ┣━┐ │1(7) 
   米沢中央(山3)─┘6│0│
              ┣━┘
   日大東北(福1)━━━┛10(6) 

再1 1試合目は15回2−2引き分け

再2 1試合目は15回4−4引き分け
東北は仙台育英が神宮大会で優勝したことにより神宮枠を獲得、出場枠は+1の3校、
候補にあがったのは13校。まず秋の日本一に輝いた仙台育英が選ばれた。最速144キロ
の速球を持つプロ注目右腕・佐藤世と、神宮大会5割を打った3番平沢をはじめとする
強力打線で各スポーツ紙A評価、選抜も優勝候補にあがる。準優勝の大曲工が2番手で
当選した。花巻東との延長再試合を制するなど粘り強い野球で決勝まで勝ち上がった。
3校目には大会4強から右腕・中川、左腕・呉屋の左右の好投手がいる八戸学院光星が、
同じ4強の鶴岡東を総合力で上回るとして当選した。補欠校は1位が鶴岡東、2位が花巻東。

関東・東京
関東


  健大高崎(群1)━┓4
            ┣━┓
   明秀日立(茨2)─┘3┃9
              ┣━┐
   宇都宮南(栃1)─┐1│6│
            ┣━┘ │
   松戸国際(千2)━┛4  │8
                ┣━┓
  浦和学院(埼1)━┓1  ┃10┃
            ┣━┓ ┃ ┃
   桐光学園(神2)─┘0┃4┃ ┃
              ┣━┛ ┃
 東海大甲府(山1)━┓10│0  ┃
            ┣━┘   ┃
   千葉黎明(千3)─┘0(5)   ┃10
                  ┣━ 
  常総学院(茨1)━┓2    │1
            ┣━┓   │
   佐野日大(栃2)─┘1┃5  │
              ┣━┐ │
  平塚学園(神1)━┓5│3│ │
            ┣━┘ │ │
   前橋育英(群2)─┘2  │3│
                ┣━┘
    甲府商(山2)─┐0  ┃4
            ┣━┐ ┃
    川越東(埼2)━┛5│0┃
              ┣━┛
 木更津総合(千1)━━━┛3
関東・東京の出場枠は6校(確定は関東4校、東京1校)で、候補は関東が16校、東京
が4校。関東・・例年どおり関東大会4強の4校がまず順当に当選した。優勝の浦和学院
はキレのあるボールで2試合連続完封した江口、決勝で1失点完投した小倉の両左腕が
安定、攻守のレベルの高さも評価された。準優勝の木更津総合は左右の投手陣の活躍、
堅守が評価された。4強の常総学院は機動力を駆使して秋の公式戦7戦中5戦を2点差
以内で勝ち抜くなど粘り強い。同じく4強の健大高崎は足を使った「機動破壊」が健在で、
主軸3人4割超の強打も武器に加わった。東京・・東京大会で優勝した東海大菅生がまずは
当選した。3番エースの勝俣は打率4割超、投げては140キロを超える球で6試合中5試合
完投するなど「二刀流」で今大会注目選手だ。最後の6校目は関東8強で打力のある東海大
甲府、東京準優勝で総合力の二松学舎大付の比較となり、その結果、東京6試合を投げ
抜いたエース左腕・大江の好投が評価され、二松学舎大付が最後の6枠目に滑り込んだ。
補欠校は関東1位が東海大甲府、2位が平塚学園、東京1位は関東一、2位は法政大高に
なった。
東京


       成蹊───┐7(8)              3┌───城西
            ┣━┓             ┌━┫
   国学院久我山─┐1┃0┃             │8┃7┏━早大学院
          ┣━┛ ┃             │ ┗━┫
   東海大菅生━┛5  ┃8         (15)0│  1└─広尾
              ┣━┓         ┏━┫
      駒大高━┓2  │2┃         ┃1┃ (7)10┏━二松学舎大付  
          ┣━┐ │ ┃         ┃ ┃ ┏━┫
      小平西─┘0│1│ ┃         ┃ ┃5┃3└─日野
            ┣━┘ ┃         ┃ ┗━┫
    八王子実践━━━┛4  ┃4      (6)10┃  1└───総合工科
                ┣━┓     ┏━┫   
       大島━━━┓12(7) │2┃     ┃0│  7┏━━━雪谷
            ┣━┐ │ ┃     ┃ │ ┏━┫
       羽村─┐3│2│ │ ┃     ┃ │ ┃5│5┏━東京実
          ┣━┘ │ │ ┃     ┃ │ ┃ └━┫
       狛江━┛8  │0│ ┃     ┃ │3┃  2└─東大和
              ┣━┘ ┃     ┃ └━┫
      専大付─┐0  ┃4  ┃     ┃  0│  1┌─聖パウロ学園
          ┣━┐ ┃   ┃     ┃   │ ┌━┫
       堀越━┛3│0┃   ┃ 3−2 ┃   │0│5┗━上野学園
            ┣━┛   ┃     ┃   └━┫
       帝京━━━┛13(5)   ┃4 ┃ 6┃  (11)1┗━━━明治
                  ┣━━┻──┫  
       高島───┐2(7)   │1   5│    1┌───江戸川
            ┣━┓   │     │   ┌━┫
     早稲田実━┓10┃10┃   │   (11)│   │3┃2┌─日大一
          ┣━┛ ┃   │     │   │ ┗━┫
      日大三─┘3(7) ┃8  │     │  7│  3┗━墨田工
              ┣━┐ │     │ ┌━┫
   昭和第一学園─┐3  │2│ │     │ │10┃  0┌─永山
          ┣━┓ │ │ │     │ │ ┃ ┌━┫
      八王子━┛7┃8│ │ │     │ │ ┃0│5┗━佼成学園
            ┣━┘ │ │     │ │ ┗━┫
       桐朋───┘2  │3│     │5│ (8)7┗━━━篠崎
                ┣━┘     └━┫
    法政大高━━━┓8  ┃6(10)    (5)15┃  0┌───保谷
            ┣━┓ ┃         ┃ ┏━┫
     東亜学園━┓10│7┃ ┃         ┃ ┃4┃5┏━関東一
          ┣━┘ ┃ ┃         ┃ ┃ ┗━┫
      国分寺─┘0(5) ┃1┃         ┃5┃  0└─桜美林
              ┣━┛         ┗━┫
     大森学園━┓5  │0(12)       (14)4│  10┌─錦城
          ┣━┓ │             │ ┌━┫
       福生─┘3┃6│             │3│11┗━中大杉並
            ┣━┘             └━┫
       城北───┘1               6┗━━━国士舘

北信越


  敦賀気比(福2)━┓9(8) 
            ┣━┓ 
    小諸商(長3)─┘2┃10(6) 
              ┣━┓ 
     新湊(富1)─┐0│0┃
            ┣━┘ ┃
   小松大谷(石3)━┛4  ┃7(7) 
                ┣━┓
   長野日大(長2)─┐1  │0┃
            ┣━┐ │ ┃
   日本文理(新2)━┛5│4│ ┃
              ┣━┘ ┃
   金沢商(石1)─┐2┃10  ┃
            ┣━┛   ┃
  富山第一(富3)━┛9(8)   ┃6
                  ┣━ 
     金沢(石4)━┓2    │0
            ┣━┐   │
 福井工大福井(福1)─┘1│5  │
              ┣━┓ │
     北越(新3)─┐10┃6┃ │
            ┣━┛ ┃ │
  松商学園(長1)━┛11  ┃4│
                ┣━┘
     啓新(福3)─┐5  │3
            ┣━┓ │
    中越(新1)━┛7┃9│
              ┣━┘ 
    富山工(富2)─┐0│2(8) 
            ┣━┘  
     星稜(石2)━┛7(7) 
北信越は出場枠2校、候補は16校。北信越大会で他を寄せ付けず優勝した敦賀気比が
まずは当選した。大会では1試合平均8得点を記録するなど、昨夏4強まで勝ち上がった
圧倒的な打撃力は新チームにも受け継がれている。また旧チームからエースの右腕・平沼
の投球も安定感があり、選抜でも優勝候補にあがる。2校目は4試合中3試合1点差勝利
で決勝まで勝ち上がった松商学園が選ばれた。補欠校は4強チームから1位富山第一、
2位が中越になった。

東海


 岐阜総合学園(岐1)───┐3(5) 
              ┣━┐
     海星(三2)─┐5┃15│
            ┣━┛ │
  日大三島(静3)━┛6  │2(8) 
                ┣━┓
    静岡(静1)━━━┓11┃12┃
              ┣━┛ ┃
  愛工大名電(愛2)─┐8│3(7) ┃
            ┣━┘   ┃
    土岐商(岐3)━┛9    ┃7
                  ┣━ 
 いなべ総合(三1)━━━┓7  │6
              ┣━┐ │
  浜松修学舎(静2)━┓6│3│ │(12)
            ┣━┘ │ │
   豊橋工(愛3)─┘1  │1│
                ┣━┘
      誉(愛1)───┐0┃2(10)
              ┣━┛
  県岐阜商(岐2)━┓2┃1
            ┣━┛
     津西(三3)─┘0
東海は出場枠2校、候補は11校。まずは東海大会優勝の静岡が当選した。主将・安本
など昨夏甲子園、メンバーが多く残り経験豊富な上、大会では毎試合2ケタ安打、準々決勝
ではクリーンアップ3者連発するなど打線も強力で各スポーツ紙の評価も高い。続いて
準優勝の県岐阜商が当選した。エース高橋はMAX152キロの剛速球右腕で、大会33イニング
自責点わずか1の抜群の安定感を誇り、早くも今秋ドラフト1位候補にあがる今大会
最注目の選手だ。補欠校は1位がいなべ総合、2位は日大三島になった。

近畿


    近江(滋1)━┓3
            ┣━┐
   PL学園(大2)─┘2│2
              ┣━┓
 神戸国際大付(兵1)─┐7┃6┃
            ┣━┛ ┃
 立命館宇治(京2)━┛11  ┃4
                ┣━┐
  奈良大付(奈2)━┓2  │1│
            ┣━┓ │ │
     鳥羽(京3)─┘0┃3│ │
              ┣━┘ │
    箕島(和1)━┓6│2  │
            ┣━┘   │
     津名(兵3)─┘5    │4
                  ┣━ 
 龍谷大平安(京1)━┓7(8)   ┃8
            ┣━┓   ┃
   大商大堺(大3)─┘0┃6  ┃
              ┣━┐ ┃
   和歌山東(和2)─┐6│4│ ┃
            ┣━┘ │ ┃
   北大津(滋2)━┛8  │1┃
                ┣━┛
    天理(奈1)━┓10(8) ┃6
            ┣━┓ ┃
   報徳学園(兵2)─┘3┃3┃
              ┣━┛
  大阪桐蔭(大1)━┓10│2
            ┣━┘
   日高中津(和3)─┘0(5) 

桐蔭(地区大会不出場)
近畿の出場枠は6校。候補は17校。まずは近畿大会優勝の天理が当選した。斎藤、森浦
の両左腕投手の安定感のある投球と、高校通算28本塁打の4番坂口をはじめとする高い
攻撃力の充実した戦力を持つ。続いてエース山下の好投と粘り強い野球で準優勝の立命館
宇治が当選した。3校目には大会4強から龍谷大平安が当選した。昨春選抜優勝に貢献
したエース左腕・高橋は今大会でも注目の投手にあがっている。4校目には8強から大阪
桐蔭が当選した。秋府大会7試合70得点の強打とエース・田中をはじめ昨夏V経験者も
残り、史上5校目の夏春連覇も射程圏内だ。5校目には4強の奈良大付が当選した。注目
投手にもあがる右腕・坂口をはじめ守りの野球を評価され悲願の甲子園出場を決めた。
最後の6校目には8強の近江、箕島、北大津の3校が候補にあがった。その結果、1回戦
のPL学園戦で好投した最速145キロ右腕・小川の投球内容が評価されて近江が当選した。
補欠校は1位が箕島、2位が北大津。21世紀枠も含めると京滋、紀和地区から3校ずつ選ば
れたのに対し、兵庫からは33年ぶりの出場校なし、また阪神地区からの出場もわずか1校
と地域差がついた選考になった。

中国・四国
中国


    平田(島2)━┓2
            ┣━┐
    米子東(鳥4)─┘0│3
              ┣━┐
      境(鳥1)─┐2┃6│
            ┣━┛ │
   宇部商(山2)━┛3  │1
                ┣━┐
   広島新庄(広1)─┐3  ┃4│
            ┣━┐ ┃ │
    関西(岡3)━┛5│3┃ │
              ┣━┛ │
     広陵(広3)─┐1┃4  │
            ┣━┛   │
 岡山理大付(岡1)━┛7    │1
                  ┣━ 
  宇部鴻城(山1)━┓15(5)   ┃2
            ┣━┓   ┃
    西条農(広2)─┘0┃4  ┃(11)
              ┣━┓ ┃
   創志学園(岡2)━┓5│2┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
    下関工(山3)─┘3  ┃1┃
                ┣━┛
    益田東(島3)━┓3  │0
            ┣━┐ │
    米子西(鳥2)─┘2│5│
              ┣━┘
   米子北(鳥3)━┓5┃6(13) 
            ┣━┛
  立正大淞南(島1)─┘1
中国・四国は出場枠5校(確定は中国2校、四国2校)、候補にあがったのは中国が
16校、四国が11校。中国・・上西―町田のバッテリーを中心に守りの野球で中国
大会で優勝した宇部鴻城がまずは当選した。続いて2校目には準優勝の岡山理大付が地力
なら地区NO.1の評価を受け当選を果たした。四国・・四国大会優勝の英明が文句なし
の当選。MAX141左腕の田中をはじめ総合力で高く評価された。続いて小技を生かした手
堅い野球で準優勝した今治西が2校目で当選した。中国・四国最後の5校目は中国・米子
北と四国・明徳義塾の比較となった。比較では力は明徳が上と判断されるも、山陰という
地域性が重視され、米子北が選ばれた。補欠校は中国が1位宇部商、2位が関西。四国
は1位が明徳義塾、2位が高知。
四国


   今治西(愛1)━━━┓4
              ┣━┓
     川島(徳2)━┓6│1┃
            ┣━┘ ┃
    高知商(高3)─┘1  ┃5
                ┣━┐
  明徳義塾(高1)━━━┓2│4│
              ┣━┘ │
  観音寺中央(香2)─┐0│0  │
            ┣━┘   │
   松山聖陵(愛3)━┛7    │3 
                  ┣━ 
    英明(香1)━━━┓7(7) ┃5
              ┣━┓ ┃
   松山東(愛2)─┐2│0┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
     鳴門(徳3)━┛5  ┃7┃
                ┣━┛
     城南(徳1)───┐1│0(8) 
              ┣━┘
    高知(高2)━┓2┃6
            ┣━┛
     志度(香3)─┘1

九州


    中部商(沖1)━━━┓7(11)
              ┣━┐
     光陵(福4)─┐2│6│
            ┣━┘ │0
  鹿児島城西(鹿2)━┛4  ┣━┓
                ┃6┃
     海星(長2)───┐6┃ ┃
              ┣━┛ ┃
  九州学院(熊1)━━━┛7  ┃9(7)
                  ┣━┓
    柳ヶ浦(大2)───┐1(7) │2┃
              ┣━┐ │ ┃
   延岡学園(宮1)━━━┛10│1│ ┃
                ┣━┘ ┃
 九産大九州(福1)━━━┓9┃9  ┃
              ┣━┛   ┃
    鳥栖工(佐2)───┘5    ┃4
                    ┣━ 
  神村学園(鹿1)━━━┓5    │3
              ┣━┓   │
    熊本工(熊2)───┘0┃6(11)│
                ┣━┐ │
    創成館(長1)───┐4│5│ │
              ┣━┘ │ │
   東福岡(福2)━━━┛6  │3│
                  ┣━┘
    糸満(沖2)━━━┓11(7) ┃4(10)
              ┣━┓ ┃
   佐賀学園(佐1)───┘2┃ ┃
                ┃9┃
 聖心ウルスラ(宮2)━┓4  ┣━┛
            ┣━┐ │6(11)
    八幡南(福3)─┘3│3│
              ┣━┘
    明豊(大1)━━━┛6
九州は出場枠4校。候補は17校。まずは九州大会優勝の九州学院が選ばれた。エース
伊勢は秋の公式戦全試合を完投したタフネス右腕で、神宮大会では最速142キロも記録した。
また1年生4番・松下を軸に打線も力強い。2校目に当選したのは準優勝の糸満。秋は
10試合で25盗塁、エンドランも多用するなど機動力を駆使する。3校目には4強
から神村学園が当選した。昨春選抜でホームランを打った4番・山本をはじめ鋭い打球
を飛ばす打者が並ぶ。最後の4校目は4強でコールド負けを喫した九産大九州と8強で
惜しくも敗れた東福岡、明豊の3校の比較になった。その結果、投手力評価で九産大
九州が当選した。エース左腕・岩田は元メジャー野茂氏直伝の変則フォームから多彩
な変化球を操る。軸となる投手がいないということで明豊、東福岡は惜しくも選ばれず
補欠校へ回った。

21世紀枠
北海道   北見工
東北   松島 (宮城)
関東・東京   富岡 (群馬)
北信越 金沢商 (石川)
東海 豊橋工 (愛知)
近畿 桐蔭 (和歌山)
中国 平田 (島根)
四国 松山東 (愛媛)
九州   八幡南 (福岡)

21世紀枠の選考手順は例年通りで、東日本から1校、西日本から1校、その後地区を問わずに
1校選ぶ。まずは西日本から松山東が当選した。野球部は俳人の正岡子規が創部に関わったとされる
県内屈指の進学校で、1892年創部の長い歴史があり、さらに昨夏から2季連続で県準優勝を果たすなど
実力も高いと評価された。東日本からは豊橋工が当選した。地域と深いかかわりを持っていると評価され
た。またエース右腕・森はプロも注目する逸材で好投が期待できる。最後の地区を問わない残りの1枠は
「高校野球100周年の節目の年に評価したい」として桐蔭が選ばれた。旧制和歌山中時代は夏の大会2連覇
を果たすなど草創期から活躍し、現在も活発な活動を続けている。今回は文武両道、地域貢献、ハンデ克服、
実力のほか、「歴史を継承する重要性」も選考に大きく影響したようだ。