高校野球 年度別 選抜選考経過 2016年(平28年)第88回大会

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各地区 前年2015年(平27年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
北海道


    旭川西(旭川)───┐3
              ┣━┐
   稚内大谷(名寄)─┐2┃4│
            ┣━┛ │5
   白樺学園(十勝)━┛7  ┣━┓
                ┃6┃
  北海道栄(室蘭)━━━┓11┃ ┃
              ┣━┛ ┃
    滝川西(空知)───┘4(7) ┃7
                  ┣━┐
   札幌光星(札幌)───┐1  │2│
              ┣━┓ │ │
   札幌清田(札幌)━━━┛5┃3│ │
                ┣━┘ │
    函館工(函館)━━━┓1│2  │
              ┣━┘    │
   北見北斗(北見)───┘0     │1
                    ┣━ 
  札幌第一(札幌)━━━┓5    ┃2
              ┣━┓   ┃
    帯広工(十勝)───┘0┃6  ┃
                ┣━┓ ┃
     北照(小樽)━━━┓12│4┃ ┃
              ┣━┘ ┃ ┃
  函館大柏稜(函館)───┘3(8) ┃1┃
                  ┣━┛
    武修館(釧根)───┐0(7) │0
              ┣━┓ │
  駒大苫小牧(室蘭)━━━┛8┃2│
                ┣━┘
    旭川東(旭川)───┐2│1(10) 
              ┣━┘
   札幌日大(札幌)━━━┛4
北海道の候補は4校、出場枠は1校。昨秋北海道大会優勝の札幌第一が順当に当選した。
4試合34イニング自責点1防御率0.26の結果を残したエース右腕・上出を中心に粘り
強い守備が武器のチーム。補欠校は準優勝の北海道栄が選ばれた。

東北


     秋田(秋1)───┐3
              ┣━┓
    鶴岡東(山3)─┐4┃6┃
            ┣━┛ ┃4
  青森山田(青3)━┛6  ┣━┓
                │3┃
  八戸工大一(青2)───┐0│ ┃
              ┣━┘ ┃
  仙台育英(宮1)━━━┛4  ┃5
                  ┣━┓
  盛岡大付(岩1)━━━┓4  │1┃
              ┣━┓ │ ┃
   山形中央(山2)───┘3┃9│ ┃
                ┣━┘ ┃
   学法石川(福2)━━━┓9│1(7) ┃
              ┣━┘    ┃
   能代松陽(秋3)───┘2     ┃5
                    ┣━ 
   聖光学院(福1)───┐1    │0
              ┣━┓   │
   一関学院(岩3)━━━┛2┃3  │
                ┣━┐ │
    釜石(岩2)───┐2│1│ │
              ┣━┘ │ │
     東北(宮2)━━━┛3(12)│0│
                  ┣━┘
八戸学院光星(青1)━━━┓5   ┃8(7) 
              ┣━┓ ┃
     能代(秋2)───┘1┃ ┃
                ┃5┃
    福島商(福3)─┐0(5) ┣━┛
            ┣━┓ │0
     東陵(宮3)━┛13┃6│
              ┣━┘
    酒田南(山1)───┘2
東北の候補は14校、出場枠は2校。東北大会決勝進出の青森山田と八戸学院光星が
、4強で敗れた2校と比較して力の差が大きいとして当選した。優勝の青森山田は右腕
の堀岡が地区決勝3安打完封。.521の打率を残したスラッガー・遊撃手の三森が打線
を引っ張る。八戸学院光星は安定感のある投手陣と、例年通りの強力打線に機動力が
加わった。補欠校は1位が地区8強の仙台育英、2位が4強の盛岡大付になった。

関東・東京
関東


     樹徳(群1)─┐2
            ┣━┐
  花咲徳栄(埼2)━┛4│1
              ┣━┓
 木更津総合(千1)━┓2┃2┃
            ┣━┛ ┃
   桐光学園(神2)─┘1  ┃2
                ┣━┓
 東海大甲府(山1)━┓11(7) │0┃
            ┣━┓ │ ┃
  春日部共栄(埼3)─┘4┃7│ ┃
              ┣━┘ ┃
   霞ヶ浦(茨1)━┓8│0(8) ┃
            ┣━┘   ┃
  文星芸大付(栃2)─┘7(15)  ┃8
                  ┣━
  白鴎大足利(栃1)─┐4(15)  │7
            ┣━┐   │
  日本航空(山2)━┛5│1  │(13)
              ┣━┓ │
     横浜(神1)─┐1┃2┃ │
            ┣━┛ ┃ │
  常総学院(茨2)━┛3  ┃4│
                ┣━┘
  桐生第一(群2)━┓7(8) │0
            ┣━┓ │
   千葉明徳(千2)─┘0┃6│
              ┣━┘
   浦和学院(埼1)───┘1
関東・東京の出場枠は6校(確定は関東4校、東京1校)で、候補は関東が16校、東京
が4校。関東・・関東大会4強の木更津総合、常総学院、桐生第一、東海大甲府が当選。
優勝の木更津総合はプロ注目・早川と準決勝で完封した武田の両左腕が安定しており、
出場校トップクラスの投手力を誇る。準優勝の常総学院は左腕・鈴木、右腕・樫村の安定
した投手陣と、4番宮里ら強打者が揃い優勝狙う。つなぐ野球が評価された桐生第一は
切れ目のない打線と機動力がある。東海大甲府は菊地と松葉の投手2枚看板と高い打力で
勝ち上がった。東京・・東京大会優勝の関東一が当選した。昨夏の甲子園4強メンバーは
少ないが6試合で計53点をあげた攻撃力がある。最後の6校目は関東大会8強の花咲徳栄
と東京大会準優勝の二松学舎大付の比較になった。二松学舎大付の最速148キロ・大江、
花咲徳栄の最速145キロで昨夏甲子園8強の高橋昂とプロ注目左腕のいる両校だった
が、結果はエース頼みの傾向がある二松学舎大付よりもバランスと総合力で上と評価された
花咲徳栄が当選した。補欠校は関東が1位日本航空、2位霞ヶ浦、東京は
二松学舎大付になった。
東京


 東海大高輪台━━━┓13(5)             (7)13┏━━━帝京
          ┣━┓             ┏━┫     
  工学院大付━┓5│2┃             ┃0│1┌─東大和
        ┣━┘ ┃             ┃ └━┫    
     片倉─┘3  ┃8(7)          4┃  4┗━広尾
            ┣━┓         ┏━┫    
 昭和第一学園─┐1  │0┃         ┃3│ (7)9┏━堀越
        ┣━┓ │ ┃         ┃ │ ┏━┫     
   足立学園━┛7┃2│ ┃         ┃ │10┃2└─府中工
          ┣━┘ ┃         ┃ └━┫     
   錦城学園───┘0  ┃10      (7)9┃ (6)0└───和光
              ┣━┐     ┌━┫     
   立教池袋───┐4  │7│     │2│  7┌───南平
          ┣━┓ │ │     │ │ ┌━┫     
    国士舘─┐3┃10┃ │ │     │ │ │9┃3┌─東村山西
        ┣━┛ ┃ │ │     │ │ │ ┗━┫    
   佼成学園━┛7  ┃3│ │     │ │2│  4┗━日大桜丘
            ┣━┘ │     │ └━┫     
     創価─┐0(7) │1  │     │ (5)12┃(11)4┏━昭和
       ※┣━┓ │   │     │   ┃ ┌━┫     
  東海大菅生━┛8┃4│   │ 3−4 │   ┃4│3└─青山学院
          ┣━┘   │     │   ┗━┫     
    日大二───┘3    │1 ┃ 1│    5┗━━━東亜学園
                ┣──┻━━┫     
    日大三━━━┓10(6)   ┃10   8┃    1┌───日野
          ┣━┐   ┃     ┃   ┌━┫     
     明星─┐6│0│   ┃(7)   (7)┃   │2┃2┌─芝浦工大高
        ┣━┘ │   ┃     ┃   │ ┗━┫     
 東京都市大高━┛8  │1  ┃     ┃  3│  4┗━駿台学園
              ┣━┓ ┃     ┃ ┌━┫     
   早稲田実━┓4(11)┃5┃ ┃     ┃ │7┃ (7)0┌─小山台
        ┣━┐ ┃ ┃ ┃     ┃ │ ┃ ┌━┫     
     小平─┘3│1┃ ┃ ┃     ┃ │ ┃2│7┗━桜美林
          ┣━┛ ┃ ┃     ┃ │ ┗━┫     
二松学舎大付━━━┛2(10)┃10┃     ┃4│  4┗━━━修徳
              ┣━┛     ┗━┫     
     城東━━━┓4  │1(7)     (6)14┃  1┌───明大中野八王子
          ┣━┓ │         ┃ ┏━┫     
   日大豊山─┐1│2┃ │         ┃ ┃5┃2┌─成立学園
        ┣━┘ ┃ │         ┃ ┃ ┗━┫     
   明大中野━┛2  ┃6│         ┃6┃ (5)16┗━関東一
              ┣━┘         ┗━┫     
     練馬─┐0(7) │3           1│ (7)0┌─足立新田
        ┣━┐ │             │ ┏━┫     
 国学院久我山━┛7│2│             │3┃7┗━早大学院
          ┣━┘             └━┫     
    紅葉川━━━┛3(11)             1└───岩倉

北信越


   小松大谷(石3)─┐6
            ┣━┐ 
    高岡商(富1)━┛8│4
              ┣━┓ 
福井工大福井(福2)━┓9┃6┃
            ┣━┛ ┃
  村上桜ケ丘(新2)─┘5  ┃11
                ┣━┐
 富山国際大付(富4)─┐0(7) │6│
            ┣━┓ │ │
    長野商(長1)━┛8┃7│ │
              ┣━┘ │
    福井商(福3)━┓9│4  │
            ┣━┘   │
  野々市明倫(石1)─┘0(7)   │1
                  ┣━ 
  敦賀気比(福1)━┓6    ┃6
            ┣━┓   ┃
 東京学館新潟(新3)─┘1┃8(7) ┃
              ┣━┓ ┃
    富山商(富2)━┓7│1┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
   松商学園(長3)─┘2  ┃7┃
                ┣━┛
  日本文理(新1)━┓5  │3
            ┣━┐ │
     滑川(富3)─┘3│1│
              ┣━┘ 
  佐久長聖(長2)━┓3┃2(11)
            ┣━┛  
     小松(石2)─┘2
北信越の候補は17校、出場枠は2校。北信越大会優勝の敦賀気比と準優勝の福井工大
福井が当選した。敦賀気比はプロ注目の188センチ大型右腕・山崎に主将・林中を
中心とした強力打線と堅守で、春連覇を狙える戦力があると評価が高い。福井工大
福井は準決勝でエース・田中を負傷で欠きながら継投で粘り健闘した戦いぶりと
4番・北村を中心とする打線が評価された。補欠校は1位が4強の佐久長聖、2位が
8強の日本文理になった。

東海


    海星(三1)━━━┓5
              ┣━┐
     享栄(愛2)─┐0│4│
            ┣━┘ │
   県岐阜商(岐3)━┛3  │1
                ┣━┐
   大垣日大(岐1)───┐3┃2│
              ┣━┛ │
   日大三島(静2)─┐10┃7  │
            ┣━┛   │
 いなべ総合(三3)━┛13    │9
                  ┣━ 
    掛川西(静1)───┐2(8) ┃10
              ┣━┐ ┃
    三重(三2)━┓5┃9│ ┃(10)
            ┣━┛ │ ┃
     栄徳(愛3)─┘4(10)│1┃
                ┣━┛
    東邦(愛1)━━━┓8┃3
              ┣━┛
     中京(岐2)━┓7│0(7) 
            ┣━┘
   藤枝明誠(静3)─┘4
東海の候補は13校、出場枠は2校。東海大会優勝の東邦と準優勝のいなべ総合が順当
に当選した。東邦は、地区大会参考記録ノーヒットノーラン達成、神宮大会ではホーム
ランも打った主将兼エース4番の大黒柱・藤嶋がチームを牽引する。総合力が高く優勝
候補にあがる。いなべ総合は4試合50得点の高い攻撃力が持ち味で、タイプの違う5投手
の継投で勝ち抜いた。補欠校は1位が海星、2位が三重になった。

近畿


    北大津(滋1)─┐2(10)
            ┣━┐
  報徳学園(兵2)━┛3│0(14)
              ┣━┓
   大商大堺(大1)─┐1┃1┃
            ┣━┛ ┃
  滋賀学園(滋3)━┛6  ┃8(7) 
                ┣━┐
  阪南大高(大3)━┓9  │1│
            ┣━┐ │ │
   奈良大付(奈2)─┘6│0│ │
              ┣━┘ │
 龍谷大平安(京1)━┓9┃7(8) │
            ┣━┛   │
    高野山(和2)─┘1(7)   │2
                  ┣━ 
  大阪桐蔭(大2)━┓11(5)   ┃3
            ┣━┓   ┃
  近江兄弟社(滋2)─┘1┃9  ┃
              ┣━┓ ┃
  智弁学園(奈1)━┓4│4┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
   神港学園(兵3)─┘1  ┃5┃
                ┣━┛
  市和歌山(和1)━┓13(5) │3
            ┣━┐ │
     平城(奈3)─┘1│0│
              ┣━┘
   明石商(兵1)━┓4┃7(7) 
            ┣━┛
  福知山成美(京2)─┘3(11)

長田(地区大会不出場)
近畿の候補は16校、出場枠は6校。近畿大会優勝の大阪桐蔭と準優勝の滋賀学園が
まずは選ばれた。大阪桐蔭左腕・高山は神宮大会で覚醒し150キロを記録した注目の
投手。吉沢、中山、永広ら強打者も揃い4年ぶりの優勝を狙う。準優勝の滋賀学園は
神村―後藤の1年生バッテリーがチームを引っ張る。続いて4強の龍谷大平安と明石商
が当選。甲子園100勝を目指す龍谷大平安は打撃力の評価が高い。明石商はエース・
吉高を中心に堅い守備とバント多様の攻撃を展開するチーム。続いて8強組から5校目
に智弁学園が選ばれた。注目の右腕・村上を擁するチーム力は他の3校を上回るとされた。
最後の1枠は地域性が決め手となって市和歌山が選ばれた。地区準々決勝でコールド負け
はしたものの、エースの代打策が裏目に出た結果であって大したマイナス要因にはなら
ず、報徳学園とチーム力は互角と判断された。左腕・主島の好投で地区大会で健闘した
報徳学園は同じ兵庫からすでに2校当選したこともあって補欠校(1位)に回った。
補欠校2位は阪南大高。

中国・四国
中国


   如水館(広2)━┓2
            ┣━┓
     浜田(島4)─┘0┃4
              ┣━┐
     大社(島1)─┐0│3│
            ┣━┘ │
   倉敷工(岡2)━┛1  │3
                ┣━┐
   鳥取城北(鳥1)─┐5  ┃6│
            ┣━┓ ┃ │
   南陽工(山3)━┛6┃5┃ │
              ┣━┛ │
    鳥取西(鳥3)─┐0│3  │
            ┣━┘   │
     早鞆(山1)━┛7(7)   │1
                  ┣━ 
   金光学園(岡1)━┓4    ┃12
            ┣━┐   ┃
      境(鳥2)─┘0│1  ┃
              ┣━┓ ┃
    宇部商(山2)─┐4┃6┃ ┃
            ┣━┛ ┃ ┃
  創志学園(岡3)━┛6  ┃5┃
                ┣━┛
   広島新庄(広3)─┐0(7) │0
            ┣━┓ │
    開星(島2)━┛7┃5│
              ┣━┘
     出雲(島3)━┓5│4
            ┣━┘
 広島国際学院(広1)─┘4
中国・四国は出場枠6校(確定は中国2校、四国は高松商が神宮大会で優勝したこと
により神宮枠を獲得し3校)、候補にあがったのは中国が15校、四国が11校。
四国・・地区大会優勝の高松商がまずは当選。エース浦の好投と1試合平均6.75得点
の打撃力で神宮では強豪を連破し日本一に上り詰めた。2校目で当選した準優勝の
明徳義塾は、昨夏甲子園経験者が多く残り競り合いでの強さが光った。3校目には
4強の土佐と済美の比較となった。準決勝で延長の接戦を演じ、さらに主戦投手・
尾崎の好投も評価された土佐が当選した。
中国・・地区大会を制した創志学園がまずは当選した。「松坂2世」150キロ右腕・
高田は一番の武器のスピードボールでの快投を誓う。続いて準優勝の南陽工が当選。
接戦を粘り強く戦って地区準優勝まで勝ち上がった。最後の6校目は中国3番目に
浮上した開星と、四国4番目の済美の比較となり、攻守の評価で上回った開星が
選ばれた。補欠校は中国1位が如水館、2位が倉敷工、四国1位が済美、2位が新田
になった。済美は四国大会での二塁走者のサイン盗み疑惑が選考に影響したようだ。
四国


   小豆島(香1)───┐3
              ┣━┐
     城南(徳2)─┐2┃4│
            ┣━┛ │
    土佐(高3)━┛3  │3(10)
                ┣━┐
  明徳義塾(高1)━━━┓5┃4│
              ┣━┛ │
    新田(愛2)━┓16│4  │
            ┣━┘   │
     英明(香3)─┘3    │1
                  ┣━ 
    今治西(愛1)───┐7  ┃6
              ┣━┓ ┃
   高松商(香2)━┓6┃9┃ ┃
            ┣━┛ ┃ ┃
     池田(徳3)─┘3  ┃6┃
                ┣━┛
     鳴門(徳1)───┐0│5
              ┣━┘
    高知商(高2)─┐1┃3
            ┣━┛
    済美(愛3)━┛9(7) 

九州


    佐賀商(佐1)───┐8
              ┣━┐
    樟南(鹿3)━┓8┃11│
            ┣━┛ │3
     小倉(福2)─┘2  ┣━┐
                ┃4│
  日南学園(宮1)━━━┓11┃ │
              ┣━┛ │
 長崎総科大付(長2)───┘0(5) │1
                  ┣━┓
   八重山(沖1)━━━┓5  ┃6┃
              ┣━┐ ┃ ┃
  鹿児島城西(鹿2)───┘1│1┃ ┃
                ┣━┛ ┃
   秀岳館(熊1)━━━┓4┃8  ┃
              ┣━┛   ┃
     明豊(大2)───┘2    ┃13
                    ┣━ 
   九州学院(熊2)───┐2    │2
              ┣━┐   │
  九産大九産(福1)━━━┛4│1(6) │
                ┣━┐ │
     富島(宮2)───┐1┃13│ │
              ┣━┛ │ │
  鹿児島実(鹿1)━━━┛11(5) │5│
                  ┣━┘
    海星(長1)━━━┓10(7) ┃6
              ┣━┓ ┃
     興南(沖2)───┘3┃ ┃
                ┃10┃
   神埼清明(佐2)─┐0  ┣━┛
            ┣━┐ │2(7) 
     大島(鹿4)━┛3│3│
              ┣━┘
    臼杵(大1)━━━┛4
九州の候補は17校、出場枠は4校。九州大会優勝の秀岳館と準優勝の海星がまずは
当選した。秀岳館は140キロ超の右腕・有村を中心とした投手力、強打の捕手・九鬼
をはじめ強打者が揃い総合力の高さが評価された。元解説者の鍛治舎巧監督がオール枚方
ボーイズの主力選手を引き連れ就任2年目で甲子園出場を決めた。海星も打線が強力で、
4試合すべてに2ケタ安打を記録した攻撃が評価された。その後、4強の2校と8強の4校
の計6校で比較が行われ、3校目に鹿児島実が当選した。4番の綿屋を中心に2回戦
、準々決勝で打ちまくった打線が評価された。最後の4校目は4強の日南学園が選ばれた。
左腕・森山を中心に小柄な選手が多く、粘り強い野球で勝ち上がったチーム。補欠校
は1位が樟南、2位が臼杵になった。

21世紀枠
北海道   札幌清田
東北 釜石 (岩手)
関東・東京   上尾 (埼玉)
北信越   長野 (長野)
東海 宇治山田 (三重)
近畿 長田 (兵庫)
中国   出雲 (島根)
四国 小豆島 (香川)
九州 八重山 (沖縄)

21世紀枠の選考手順は例年通りで、東日本から1校、西日本から1校、その後地区を問わずに
1校選ぶ。東日本(北海道〜東海)の選考から行われ、5校のうち3校が中心となり議論が
行われ釜石が満場一致で選ばれた。東日本大震災での被害が大きかった地区で、野球部が甲子園で
プレーすることが被災地にとって好影響を与えるとして当選。続いて西日本(近畿〜九州)
は4校の中から小豆島がこちらも満場一致で選ばれた。離島のハンデをのりこえ、部員
17人と少人数ながら昨秋の県大会では高松商を破って優勝したことなどが評価された。
最後の地区を問わない3校目は多数決の結果、長田が当選した。限られた練習時間の
中、昨秋県大会8強に勝ち上がったことが評価された。エース・園田は最速140キロ
を投げる右腕で注目投手の1人だ。