高校野球 年度別 選抜選考経過 2012年(平24年)第84回大会

前へ 次へ ページのトップへ トップへ 春選抜大会第84回へ 前年秋各地の予選へ 前年神宮大会へ


各地区 前年2011年(平23年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
北海道


         北海━━━┓4
              ┣━┓
        函館工─┐0│0┃
            ┣━┘ ┃4
       女満別━┛4  ┣━┐
                │2│
       北海道栄━━━┓7│ │
              ┣━┘ │
        滝川西───┘5  │1(7)
                  ┣━┓
        釧路工───┐1  ┃9┃
              ┣━┓ ┃ ┃
        北照━━━┛5┃ ┃ ┃
                ┃6┃ ┃
       札幌龍谷─┐1  ┣━┛ ┃
            ┣━┓ │2  ┃
        旭川工━┛7┃8│   ┃
              ┣━┘    ┃
       白樺学園───┘2     ┃4
                    ┣━ 
      函館大有斗───┐0    │3
              ┣━┐   │
        富良野━━━┛1│2  │(10)
                ┣━┐ │
       帯広柏葉───┐0┃3│ │
              ┣━┛ │ │
       札幌新川━━━┛8(7) │1│
                  ┣━┘
      札幌第一━━━┓13(5) ┃8
              ┣━┓ ┃
        北見商───┘0┃ ┃
                ┃6┃
         静内━┓3  ┣━┛
            ┣━┐ │1
         天塩─┘2│2│
              ┣━┘
        武修館━━━┛9(7)
北海道の候補は4校、出場枠は1校。北海道大会の決勝を争った北照と札幌第一の
比較になり、優勝した北照が投手力で上回るとして当選した。同時に切れ目ない打線
と堅い守りも評価された。秋は技巧派左腕・大串をはじめ1年生主体で勝ち上がる
など伸びしろがある。準優勝の札幌第一は補欠校へ回った。


東北


    酒田南(山1)━━━┓10(6) 
              ┣━┐
   秋田中央(秋3)─┐2│0│
            ┣━┘ │0(5) 
    福島商(福3)━┛3  ┣━┓
                ┃10┃
   石巻工(宮2)───┐1┃ ┃
              ┣━┛ ┃
  光星学院(青1)━━━┛8(7) ┃9
                  ┣━┓
   花巻東(岩1)━━━┓9  │8┃
              ┣━┓ │ ┃
   日大山形(山3)───┘8┃2│ ┃
                ┣━┘ ┃
    秋田工(秋2)───┐0│1  ┃
              ┣━┘   ┃
  学法福島(福2)━━━┛3    ┃3
                    ┣━ 
     大湊(青2)───┐1(5)   │1
              ┣━┐   │
  東海大山形(山2)━━━┛15│0  │
                ┣━┓ │
   一関学院(岩2)───┐0┃6┃ │
              ┣━┛ ┃ │
  聖光学院(福1)━━━┛5  ┃6│
                  ┣━┘
    能代商(秋1)───┐10(11)│2
              ┣━┐ │
  古川学園(宮3)━━━┛11│ │
                │2│
  青森山田(青3)━┓10(7) ┣━┘
            ┣━┓ ┃6
    盛岡三(岩3)─┘3┃1┃
              ┣━┛
     利府(宮1)───┘0(12)

※ 不祥事により推薦辞退
東北の候補は14。出場枠は光星学院が神宮大会で優勝したことにより通常の2+1
の3校。東北大会優勝の光星学院、準優勝の聖光学院の2校がまず順当に当選した。
光星学院は強打者の田村、北條らの昨夏準優勝メンバーを主力に残し全国Aランクの
実力。聖光学院は前年チームより小粒になったと言われるが、渋みのあるチームで、
エース岡野は全試合の投げぬくなど抜群の安定感を持つ。3校目には準決勝で惜しくも
敗れた花巻東が選ばれた。151キロ右腕の大谷は愛工大名電・浜田、大阪桐蔭・藤浪と
ともにビッグ3を形成する。昨秋は負傷で登板がなかったが、選抜に向け照準を合わ
せる。目標はでっかく「160キロ」だ。同じく準決勝で敗れた青森山田は不祥事により
推薦辞退。補欠校は1位が学法福島、2位が古川学園になった。

関東・東京
関東


  健大高崎(群1)━┓2
            ┣━┓
  文星芸大付(栃2)─┘0┃7(7)
              ┣━┐
   千葉英和(千1)━┓8│0│
            ┣━┘ │
    甲府西(山2)─┘0(7) │7
                ┣━┓
  浦和学院(埼1)━┓3  ┃11┃
            ┣━┓ ┃ ┃
 東海大相模(神2)─┘1┃10┃ ┃
              ┣━┛ ┃
   常総学院(茨1)─┐3│1(7) ┃
            ┣━┘   ┃
    甲府工(山3)━┛5    ┃5
                  ┣━ 
  作新学院(栃1)━┓8    │0
            ┣━┓   │
   花咲徳栄(埼2)─┘3┃6  │
              ┣━┓ │
    横浜(神1)━┓8│2┃ │
            ┣━┘ ┃ │
    下妻二(茨2)─┘1(8) ┃6│
                ┣━┘
  東海大望洋(千2)─┐2  │3
            ┣━┓ │
    高崎(群2)━┛4┃4│
              ┣━┘
 東海大甲府(山1)───┘2
関東東京の出場枠は6。候補は関東が15、東京が4。東京・・東京大会で優勝した関東一
が当選した。右腕の中村、左腕の醍醐の安定した投手陣を軸にした守備のチームで、帝京
との決勝では中村が1安打完封を果たした。関東・・まず関東大会の上位4校が当選した。
優勝した浦和学院は関東随一といわれる投手陣を持ち総合力でも群を抜くと評価された。
準優勝の作新学院は経験豊富なエース・大谷をはじめ昨夏4強メンバーが残るのが強み。健大
高崎はむらのない打線と堅守が持ち味で、県勢連敗ストップに意気込む。高崎は21世紀枠
候補にもあがったが、実力評価で一般枠での当選。総理2人を輩出した秀才軍団はクレバー
な野球を見せる。最後の6校目は関東の横浜と東京の帝京の比較になった。投手力と守備力
は互角。攻撃力で評価が分かれた。打線に波がある帝京に比べ横浜はそつがない。打者の
対応力と試合運びのうまさで横浜が帝京を振り切り最後の枠にすべりこんだ。補欠校は関東
が1位・東海大甲府、2位・東海大相模。東京は帝京になった。
東京


   東海大高輪台━━━┓5              (5)10┏━━━佼成学園
            ┣━┐             ┌━┫
     足立新田─┐4│4│             │0│4┌─東海大菅生
          ┣━┘ │             │ └━┫   
     早稲田実━┛7  │2(7)         (7)1│  5┗━小山台
              ┣━┓         ┌━┫
      足立西━┓6  ┃9┃         │9┃(11)1┌─明大中野八王子  
          ┣━┐ ┃ ┃         │ ┃ ┏━┫   
       創価─┘2│3┃ ┃         │ ┃3┃2┗━日大鶴ヶ丘
            ┣━┛ ┃         │ ┗━┫
     東亜学園━━━┛4  ┃7(8)     (7)0│  1└───足立学園
                ┣━┐     ┏━┫   
     成立学園━━━┓10(7) │0│     ┃8┃  1┌───日大二
            ┣━┐ │ │     ┃ ┃ ┌━┫
     立教池袋━┓2│1│ │ │     ┃ ┃ │6┃1┌─雪谷
          ┣━┘ │ │ │     ┃ ┃ │ ┗━┫
     八王子北─┘1(11)│3│ │     ┃ ┃1│ (7)8┗━二松学舎大付
              ┣━┘ │     ┃ ┗━┫
      郁文館━┓7(7) ┃4  │     ┃  6┃ (8)3┌─国学院
          ┣━┓ ┃   │     ┃   ┃ ┏━┫
      葛西工─┘0┃5┃   │ 2−0 ┃   ┃3┃10┗━帝京
            ┣━┛   │     ┃   ┗━┫
      紅葉川───┘3    │0 ┃ 6┃    1└───朋優学院
                  ┣━━┻──┫  
     日大豊山━━━┓7(8)   ┃13   1│    8┏━━━府中東
            ┣━┓   ┃     │   ┏━┫
       練馬─┐1│0┃   ┃(7)    │   ┃7│6┏━明星
          ┣━┘ ┃   ┃     │   ┃ └━┫
      駒大高━┛15(5) ┃4  ┃     │  4┃  4└─日大桜丘
                 ┣━┐ ┃     │ ┌━┫
       文京━┓4  │1│ ┃     │ │2│  5┏━岩倉
           ┣━┓ │ │ ┃     │ │ │ ┌━┫
     総合工科─┘3┃5│ │ ┃     │ │ │0│2└─安田学園
            ┣━┘ │ ┃     │ │ └━┫
       片倉───┘0  │5┃     │2│ (7)9┗━━━国学院久我山
                ┣━┛     └━┫
     関東一━━━┓13  ┃7       3┃ (5)1┌───東大和
            ┣━┓ ┃         ┃ ┌━┫
       堀越─┐2│3┃ ┃         ┃ │13┃0┌─井草
          ┣━┘ ┃ ┃         ┃ │ ┗━┫   
       小平━┛4  ┃4┃         ┃0│  6┗━修徳
                 ┣━┛         ┗━┫
      桜美林─┐6  │0          (7)9┃  0┌─大成
          ┣━┓ │             ┃ ┏━┫   
      八王子━┛7┃5│             ┃10┃1┗━駿台学園
            ┣━┘             ┗━┫
     日体荏原───┘4(10)            (5)0└───正則学園

北信越


   不二越工(富2)─┐3(11) 
            ┣━┐ 
  新潟県央工(新2)━┛4│4
              ┣━┓
   松本第一(長3)─┐2┃11┃
            ┣━┛ ┃
  敦賀気比(福1)━┛7  ┃5
                ┣━┓
    上田西(長1)─┐0  │0┃
            ┣━┓ │ ┃
福井工大福井(福3)━┛8┃6│ ┃
              ┣━┘ ┃
  金沢学院東(石2)━┓9│1  ┃
            ┣━┘   ┃
   新潟明訓(新3)─┘6    ┃1
                  ┣━ 
    富山商(富1)─┐1    │0
            ┣━┐   │
     金沢(石3)━┛2│0  │(13)
              ┣━┐ │
     北越(新1)─┐1┃3│ │
            ┣━┛ │ │
  松商学園(長4)━┛11(5) │0│
                ┣━┘
    砺波工(富3)─┐5(5) ┃4
            ┣━┐ ┃
    金沢西(石1)━┛15│0┃
              ┣━┛
     北陸(福2)─┐1┃10(5) 
            ┣━┛
  地球環境(長2)━┛8
北信越の候補は15、出場枠は2。比較検討の対象が北信越大会4強に絞られ、優勝の
敦賀気比が当選1番乗りを果たした。守りからリズムをつかむチームカラーで、総合的
に見て頭一つ抜けていると評価された。続いて準優勝の地球環境が当選した。地球環境
は通信制の高校として初の甲子園出場となるが、野球部員は全日制に近いカリキュラムで
学業をこなしてはいる。全国200校ある通信制高校を代表するつもりで甲子園に乗り
込む。エース漆戸は打たせてとるピッチングが持ち味。補欠1位は福井工大福井、
2位は松商学園になった。

東海


    三重(三1)━━━┓4
              ┣━┓
   富士市立(静2)─┐1│2┃
            ┣━┘ ┃5
    大垣商(岐3)━┛2(11)┣━┐
                │0│
  市岐阜商(岐1)━━━┓9│ │
              ┣━┘ │
     東邦(愛2)━┓7│5  │
            ┣━┘   │
  いなべ総合(三3)─┘2    │3
                  ┣━ 
    静岡商(静1)───┐3  ┃4
              ┣━┐ ┃
   県岐阜商(岐2)─┐1┃4│ ┃
            ┣━┛ │1┃
   至学館(愛3)━┛3  ┣━┛
                ┃4
 愛工大名電(愛1)━━━┓4┃
              ┣━┛
     菰野(三2)━┓4│1
            ┣━┘
     静岡(静3)─┘3
東海の候補は13、出場枠は2。東海大会決勝進出の2校が順当に当選した。優勝した
愛工大名電は神宮大会でも準優勝の実績を残しており、またプロ注目のエースの浜田は
高校NO.1左腕の呼び声高く、オフの肉体改造で更なるパワーアップを図る。同校は
創立100周年。メモリアルイヤーを選抜優勝で飾りたい。準優勝の三重は派手さを
抑えた玄人好みのチームといわれ、エース三浦の丁寧な投球や攻守の粘り強さを評価
された。補欠校は1位が市岐阜商、2位が至学館。

近畿


   報徳学園(兵1)─┐2
            ┣━┓
   履正社(大3)━┛9┃15(6) 
              ┣━┐
     那賀(和1)─┐1│3│
            ┣━┘ │
     水口(滋2)━┛3  │2
                ┣━┓
    鳥羽(京1)━┓3  ┃4┃
            ┣━┐ ┃ ┃
     石山(滋3)─┘0│4┃ ┃
              ┣━┛ ┃
 東大阪大柏原(大2)─┐0┃8  ┃
            ┣━┛   ┃
  智弁学園(奈2)━┛5    ┃4
                  ┣━ 
    天理(奈3)━┓3(10)  │3
            ┣━┓   │
   立命館(京2)─┘1┃8  │
              ┣━┓ │
  大阪桐蔭(大1)━┓7│4┃ │
            ┣━┘ ┃ │
   関西学院(兵2)─┘0(7) ┃11│
                ┣━┘
    近江(滋1)━┓7  │1(6) 
            ┣━┓ │
     育英(兵3)─┘5┃2│
              ┣━┘
  奈良大付(奈1)━┓6│1
            ┣━┘
     海南(和2)─┘1

洲本(地区大会不出場)
近畿の候補は17、出場枠は6。近畿大会で優勝した智弁学園、準優勝の天理、4強
進出の履正社の3校がまず関門と突破した。智弁学園は昨夏8強メンバーが多く残り、
実力は実証済み。エース・青山は楽天・田中をイメージしてフォーム改造に着手。初
の頂点へ向け準備を整えている。天理は昨夏の出場辞退から見事復活した。選抜は5
年連続となり大舞台での経験は豊富。履正社は1番打者・宮崎の出塁が鍵を握る。残り
の3校を選ぶのに横一線で比較。まず抜け出したのが8強の中から最も総合力が高いと
された大阪桐蔭。ドラフト1位候補の藤浪、主砲・田端らの個々の潜在能力の高さを
評価された。4強ながら大阪桐蔭に遅れを取ったが5校目に近江が選ばれた。走攻守の
バランスの良さが売りのチームだ。最後の1枠を8強の鳥羽、奈良大付、水口、さらに
初戦敗退の立命館、報徳学園、東大阪大柏原も加え検討。その結果、粘り強い戦いぶり
と機動力で上回ると判断された鳥羽が当選した。補欠校は1位が立命館、2位が奈良大付
になった。奈良大付は地域性により涙を飲んだ。

中国・四国
中国


     浜田(島2)━┓3
            ┣━┐
    広島商(広4)─┘2│1
              ┣━┓
    如水館(広1)─┐5┃4┃
            ┣━┛ ┃
   倉敷商(岡2)━┛7  ┃6
                ┣━┐
 鳥取中央育英(鳥1)─┐6  │3│
            ┣━┐ │ │
    南陽工(山3)━┛8│1│ │
              ┣━┘ │
     八頭(鳥3)─┐0┃3  │
            ┣━┛   │
    早鞆(山1)━┛7(7)   │1
                  ┣━ 
   玉野光南(岡1)─┐1    ┃4
            ┣━┓   ┃
  鳥取城北(鳥2)━┛7┃2  ┃
              ┣━┓ ┃
   岩国工(山2)━┓4│1┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
   岡山共生(岡3)─┘1  ┃7┃
                ┣━┛
  石見智翠館(島3)─┐0  │0(7) 
            ┣━┐ │
     尾道(広2)━┛4│1│
              ┣━┘
  広島観音(広3)─┐2┃9(7) 
            ┣━┛
    大社(島1)━┛6
中国四国の出場枠は5。候補は中国が17、四国が12。中国2校、四国2校をまず
選び、最後の1校は両地区の3番手の学校どうしで比較し選ぶ。中国・・中国大会で
優勝、平田と西坂の両右腕が安定している鳥取城北が最初に当選した。続いて準優勝
の倉敷商が当選した。上位下位関係なく点が取れる打線が持ち味。四国・・四国大会
を3試合41安打28得点という驚異的な打撃力をもって制した鳴門が当選一番乗り。
42年ぶりの四国制覇で古豪復活だ。2校目には準優勝の高知が当選。新チーム発足当時
から冬の合宿のような厳しい練習をつみ鍛え上げた。最後の枠を早鞆と明徳義塾で比較
検討することになった。その結果、「中国NO.1投手」の高評価を得た間津を擁する早鞆
が地域性も加味されて全員一致で5校目に選ばれた。同校は仙台育英での勇姿が記憶に
残る元プロ大越監督が率いるチームで、采配にも注目が集まる。補欠校は中国1位が大社
、2位が岩国工、四国1位が明徳義塾、2位が高松商になった。
四国


  明徳義塾(高1)━━━┓4
              ┣━┐
     川島(徳2)─┐0│3│
            ┣━┘ │4
   宇和島東(愛3)━┛3  ┣━┐
                ┃7│
    小松(愛1)───┐0┃ │
              ┣━┛ │
     寒川(香2)─┐2┃6  │
            ┣━┛   │
    高知(高3)━┛8    │4
                  ┣━ 
   高松商(香1)━━━┓1  ┃5
              ┣━┐ ┃
    高知商(高2)─┐2│0│ ┃
            ┣━┘ │1┃
    鳴門工(徳3)━┛3(10)┣━┛
                ┃7
    鳴門(徳1)━━━┓16┃
              ┣━┛
    今治西(愛2)━┓6│2(5) 
            ┣━┘
  観音寺中央(香3)─┘1

九州


  九州学院(熊1)━━━┓9
              ┣━┓
     藤蔭(大3)━┓6│4┃
            ┣━┘ ┃2
  鹿児島城西(鹿2)─┘5  ┣━┓
                │0┃
   自由ケ丘(福1)───┐4│ ┃
              ┣━┘ ┃
   宮崎西(宮2)━━━┛5(11)┃9(7) 
                  ┣━┐
   情報科学(大1)━━━┓7(7) │0│
              ┣━┐ │ │
     知念(沖2)───┘0│0│ │
                ┣━┘ │
   創成館(長1)━━━┓2┃2  │
              ┣━┛   │
     龍谷(佐2)───┘1(15)  │1
                    ┣━ 
  神村学園(鹿1)━━━┓5    ┃8
              ┣━┓   ┃
   長崎日大(長2)━┓7│2┃   ┃
            ┣━┘ ┃7  ┃
    大牟田(福3)─┘2再 ┣━┓ ┃
                │6┃ ┃
    大分(大2)━━━┓6│ ┃ ┃
              ┣━┘ ┃ ┃
     鳥栖(佐1)───┘3  ┃6┃
                  ┣━┛
     糸満(沖1)───┐1  │2
              ┣━┐ │
 福岡工大城東(福2)━━━┛2│ │
                │2│
  別府青山(大3)━┓4  ┣━┘
            ┣━┓ ┃3
 ルーテル学院(熊2)─┘1┃11┃
              ┣━┛
    都城商(宮1)───┘6

再 1試合目は15回2−2引き分け
九州の候補は17、出場枠は4。九州大会決勝に進出した神村学園と九州学院の2校
総合力で高く評価されてまず当選した。優勝の神村学園は共に完投能力を持つ左右2枚
の投手がいるのが武器。準優勝の九州学院は2年前の夏に1年生で4番を張った萩原を
はじめ甲子園経験者が残り安定感がある。3校目にはベスト4の別府青山が当選した。
データ分析に力を入れており、継投策、つなぐ打線の全員野球で勝ち上がる。最後の4校
目はベスト8で惜敗した宮崎西とベスト4の創成館の比較になった。結果、福岡1位の
自由ケ丘を倒したこと、敗れた試合でも健闘したことが評価されて宮崎西が最後のイス
におさまった。創成館は4強入りしながらもコールド負けがマイナスとなり補欠校(1位)
へ回った。補欠校2位は大分。

21世紀枠
北海道 女満別
東北 石巻工 (宮城)
関東・東京 高崎 (群馬)
北信越   金沢西 (石川)
東海   大垣西 (岐阜)
近畿 洲本 (兵庫)
中国 広島観音 (広島)
四国 小松 (愛媛)
九州 宮崎西 (宮崎)

21世紀枠は例年どおり東日本1校、西日本1校、地区を問わず1校の手順で選ぶ。東日本
からは石巻工が当選した。「出ることでどれほどの人に元気を与えられるかを考えれば、
選ばれて当然だ」と選考委員の佐山和夫氏。復興の願いを託された石巻工が被災地へ勇気
を届ける。西日本からは強豪の多い兵庫で健闘している洲本が選ばれた。島の復興とともに
育った選手たちが東日本大震災の被災地へのメッセージになるという意見も出た。地区を
問わない3校目には女満別が選ばれた。オホーツクにある小さな町の小さな学校。冬は寒い
ときには氷点下20度以下にもなるという厳しい環境の中がんばって好成績をあげた。右腕の
二階堂は145キロの速球を持ち実力も侮れない。