高校野球 年度別 選抜選考経過 1982年(昭57年)第54回大会

ページのトップへ トップへ 春選抜大会第54回へ 前年秋各地の予選へ 前年神宮大会へ


各地区 前年1981年(昭56年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校・・、補欠校・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
北海道


        北海━━━┓6(10)
              ┣━┓
       釧路江南─┐2│5┃
            ┣━┘ ┃
      駒大岩見沢━┛3  ┃4
                ┣━┓
      網走南ヶ丘─┐1(7) │3┃
            ┣━┐ │ ┃
         岩内━┛8│1│ ┃
              ┣━┘ ┃
        旭川実─┐0┃4  ┃
            ┣━┛   ┃
       北海道工━┛4    ┃5
                  ┣━ 
       帯広三条━━━┓2  │4
              ┣━┐ │
        砂川北─┐1│1│ │
            ┣━┘ │ │
       室蘭大谷━┛14(7) │4│
                ┣━┘
         士別─┐3(7) ┃5
            ┣━┓ ┃
      函館有斗━┛10┃7┃
              ┣━┛ 
       札幌清田───┘0(7) 
北海道・東北に割り当てられた出場枠3のうち、北海道の出場枠は1になった。北海道
大会4強の北海、函館有斗、北海道工、帯広三条が候補として残り、そこから準決勝で
敗れた2校が脱落し、北海と函館有斗の比較になった。好投手の安田を中心に大会3試合
すべてを1点差で勝ち抜き優勝した北海が函館有斗を抑えて当選した。補欠校は函館有斗。

東北


  学法石川(福1)━━━┓11(7) 
              ┣━┐
    宮古商(岩2)─┐4│0│
            ┣━┘ │
 五所川原農林(青2)━┛5  │3 
                ┣━┓
     秋田(秋2)─┐1(7) ┃4┃
            ┣━┓ ┃ ┃
    東北(宮1)━┛24┃11┃ ┃
              ┣━┛ ┃
   東海山形(山1)───┘3(7) ┃9
                  ┣━ 
    秋田南(秋1)━━━┓5  │7
              ┣━┐ │
   仙台育英(宮2)━┓2│1│ │
            ┣━┘ │ │
   大船渡工(岩1)─┘1(16)│4│
                ┣━┘
    勿来工(福2)─┐0  ┃10
            ┣━┓ ┃
  日大山形(山2)━┛4┃9┃
              ┣━┛
     木造(青1)───┘2(7) 
東北は出場枠2校。好投手が活躍した前年と比較して今度は打撃に自信を持つチーム
が多く、東北大会は乱戦模様となった。そんな中、攻守にまとまりがある東北、日大
山形、学法石川、秋田南の東北大会準決勝進出の4校が候補に残った。まず投打にずば
抜けた力を持つとして東北大会優勝の東北が当選した。投打の柱・金子は将来性十分。
次に秋田南が東北NO.1投手・小林を擁するも、試合運びに難ありとして除外され、
2校目は打力の日大山形か投手力の学法石川かとなった。その結果、準優勝の実績を
おさめた日大山形が2校目の枠を勝ち取った。学法石川は補欠校へ回った。

関東


    高崎商(群2)─┐0
            ┣━┐
    鉾田一(茨1)━┛6│0
              ┣━┓
    大宮工(埼3)─┐1┃1┃
            ┣━┛ ┃
   横浜商(神1)━┛2  ┃4
                ┣━┐
     黒磯(栃2)─┐4  │3│
            ┣━┐ │ │
     吉田(山1)━┛5│3│ │
              ┣━┘ │
   春日部工(埼2)─┐2┃7  │
            ┣━┛   │
 東海大浦安(千1)━┛5    │0
                  ┣━ 
 千葉商大付(千2)━┓4    ┃1
            ┣━┓   ┃
    栃木商(栃1)─┘0┃2  ┃(12)
              ┣━┐ ┃
    日立一(茨2)━┓5│1│ ┃
            ┣━┘ │ ┃
     前橋(群1)─┘2  │0┃
                ┣━┛
  東海大甲府(山2)━┓3  ┃1(11)
            ┣━┐ ┃
    日大高(神2)─┘2│0┃
              ┣━┛
    上尾(埼1)━━━┛7
関東の出場枠は3校。全国有数の強豪が揃う同地区だけに上位校は皆ハイレベルと高い
評価を得た。候補を関東大会4強の4校に絞ったあと、関東大会優勝の上尾が一番乗り
で当選した。左腕・日野は公式戦70回無失点の記録を残すなど全国屈指の好投手で、
攻撃陣もパワフル。投攻守に完成度が高く大会でも優勝候補にあげられる。続いて当選
したのは準優勝の横浜商。強力な打撃に加え、右の本格派・三浦は投球の幅が広がり安定
感が増した。最後の3校目、東海大浦安の千葉商大付の千葉勢どちらにするかで難航
した。東海大浦安は県1位で打率・勝率ともに上回る。一方、千葉商大付には新チーム203
イニングで222の三振を奪った関東NO.1投手・平沼がいる。ここで関東大会の比較
に入り、試合内容で評価が上回った千葉商大付が、投打の大黒柱・平沼以外の選手が今
ひとつという指摘を退け、3校目の出場権を手にした。東海大浦安は補欠校へ。

東京


         帝京─┐6
            ┣━┐
        関東一━┛7│0
              ┣━┓
    二松学舎大付━┓9┃1┃
            ┣━┛ ┃
         堀越─┘1(7) ┃3
                ┣━┐
       日体荏原━┓4  │1│
            ┣━┓ │ │
        中大付─┘1┃3│ │
              ┣━┘ │
        日大三━┓4│2  │
            ┣━┘   │
        桜美林─┘1    │4
                  ┣━ 
         桐朋─┐0(7)     ┃8
            ┣━┓   ┃
      早稲田実━┛11┃2  ┃
              ┣━┓ ┃
       日大桜丘─┐0│0┃ ┃
            ┣━┘ ┃ ┃
         修徳━┛7(7) ┃8┃
                ┣━┛
       帝京大高━┓6  │1再
            ┣━┐ │
         岩倉─┘1│0│
              ┣━┘
         城西─┐2┃8(7) 
            ┣━┛
       日大二━┛9(7) 

再 1試合目は11回7−7日没引き分け
東京の出場枠は2校。東京大会準決勝進出の早稲田実、二松学舎大付、日大二、日体
荏原の4校が推薦され、ここからまず日体荏原が総合力で他の3校より劣るとして
脱落した。最初に当選したのが東京大会優勝の早稲田実。エース・荒木はマウンド経験
豊富で、リードオフマンの小沢や4番に座る板倉を中心とする打撃力にも威力がある。
投打の軸・市原を中心に機動力野球で準優勝の実績を残した二松学舎大付が2番手で
当選した。主軸が強力と評価された日大二は惜しくも当選ならず補欠校へ。

北信越


    星稜(石1)━━━┓7(7) 
              ┣━┓
    糸魚川(新2)━┓6│0┃
            ┣━┘ ┃
     上田(長2)─┘0  ┃5
                ┣━┓
    松本工(長3)─┐3  │3┃
            ┣━┓ │ ┃
  高岡第一(富1)━┛4┃4│ ┃
              ┣━┘ ┃
     足羽(福1)───┘2  ┃5
                  ┣━ 
     新潟(新1)───┐5  │4
              ┣━┐ │
     敦賀(福2)─┐2┃7│ │(13)
            ┣━┛ │ │
    伊那北(長3)━┛3(10)│2│
                ┣━┘
     魚津(富2)─┐1  ┃9(7) 
            ┣━┐ ┃
     金沢(石2)━┛3│6┃
              ┣━┛
    長野(長1)━━━┛7
北信越・東海の出場枠は過去2年計4校におさえられていたが、今回は5校の出場枠
を取り戻すことに成功。そのうち北信越の出場枠は2校。まずは北信越大会を機動力
野球で制した星稜が文句なしで当選した。2校目の候補に浮かび上がったのが、準優勝
の長野と準決勝で敗れた高岡第一。硬球を握ったのが高校に入ってからの選手が大半を
占めるなどチームカラーで好印象を与えた長野が準優勝の実績も加味されて2校目で
当選した。高岡第一は補欠校へ回った。

中部


    海星(三1)───┐1
              ┣━┓
    中京(愛2)━┓8┃2┃
            ┣━┛ ┃3
   静岡学園(静3)─┘5  ┣━┓
                │0┃
  静岡市立(静1)━━━┓7│ ┃
              ┣━┘ ┃
    中京商(岐2)━┓2│0(8) ┃
            ┣━┘   ┃
  名張桔梗丘(三3)─┘0    ┃8
                  ┣━ 
   美濃加茂(岐1)───┐9  │2
              ┣━┐ │
  宇治山田商(三2)─┐0┃10│ │
            ┣━┛ │2│
     東邦(愛3)━┛1  ┣━┘
                ┃6
    愛知(愛1)━━━┓9┃
              ┣━┛
    静清工(静2)━┓11│1(7) 
            ┣━┘
   岐阜第一(岐3)─┘1(6)
中部の出場枠は3校。中部大会の決勝を争った中京、愛知の愛知勢2校が他校を大きく
引き離しているとして両校すんなりと当選した。優勝の中京は野中、紀藤、森という
1年生右腕トリオを擁し、伝統の粘り強い野球も健在。あと2勝で甲子園通算100勝
まで届く(春43勝、夏55勝)。準優勝の愛知は主戦投手の彦野が安定している。3校
目の候補にあがったのはベスト4進出の東邦、静岡市立と前年夏甲子園経験者を主力
に残す海星の3校。東邦が投手力と地域性で外され、2校の比較になり、その結果、
静岡市立が最後の枠におさまった。打率・勝率の比較で上回ったものの地区大会未
勝利が響いた海星は補欠校へ。

近畿


    桜宮(大1)━━━┓5
              ┣━┓
    郡山(奈2)━┓6│0┃
            ┣━┘ ┃7
    村野工(兵2)─┘4  ┣━┓
                │1┃
     近江(滋1)───┐2│ ┃
              ┣━┘ ┃
    大成(和2)━━━┛3  ┃6
                  ┣━┐
    奈良工(奈3)───┐0  │3│
              ┣━┓ │ │
   西京商(京2)━━━┛2┃4│ │
                ┣━┘ │
     耐久(和3)━━━┓3│1  │
              ┣━┘   │
    洲本(兵1)───┘1    │5
                    ┣━ 
     洛星(京3)───┐2    ┃7
              ┣━┓   ┃
    箕島(和1)━━━┛7┃7  ┃
                ┣━┓ ┃
     宇治(京1)───┐0│2┃ ┃
              ┣━┘ ┃ ┃
   瀬田工(滋3)━━━┛5  ┃3┃
                  ┣━┛
   三田学園(兵2)───┐0再 │2
              ┣━┐ │
   比叡山(滋2)━━━┛5│ │
                │0│
   智弁学園(奈1)─┐1  ┣━┘
            ┣━┓ ┃3
  PL学園(大2)━┛5┃8┃
              ┣━┛
    春日丘(大3)───┘0(7) 

再 1試合目は18回0−0引き分け
前年は1校出場枠減に甘んじた近畿だが、春夏甲子園で共に優勝校を出したことで再び
出場枠は7校に戻った。まずは近畿大会優勝の箕島が当選。上野山と吉井の強力な投手
陣に加え、だれが主軸を打ってもさほど変わらない隙のない打線で早速優勝候補に躍り
出た。次に豊富な練習量と攻守のバランスで私学の壁を崩した準優勝の桜宮が当選。続
いて3校目にはPL学園が決勝進出2校と実力的には引けを取らないとして当選した。4
校目は速球投手・松岡を中心に4強進出を果たした西京商が当選。ここまでは順当、残り
3校を選ぶのに難航した。まずは共に1勝ずつの瀬田工と比叡山の滋賀勢の内、片方を
選ぶことになり、直接対決で勝ち越している瀬田工が当選した。6校目は1勝の郡山が
当選。過去2年奈良から選抜出場がないことも追い風となった。最後の7校目の候補に
は大成、耐久の和歌山勢と、まだ当選のない兵庫から甲子園で実績のある洲本、三田
学園があがった。大成、洲本の2校が残り、その結果、地区大会1勝をあげた大成が
当選した。兵庫勢は地区大会出場3校すべてが初戦で姿を消し、甲子園開催以降、春夏
通じて初の出場なしになった。補欠校は1位が洲本、2位が比叡山。

中国


  鳥取城北(鳥2)━━━┓3
              ┣━┐
     大社(島2)━┓9│0│
            ┣━┘ │3
     津山(岡2)─┘3  ┣━┐
                ┃5│
   尾道商(広1)━━━┓1┃ │
              ┣━┛ │
   宇部商(山2)───┘0  │1
                  ┣━ 
    浜田(島1)━━━┓2  ┃4
              ┣━┐ ┃
     岩国(山1)───┘1│2┃
                ┣━┛
     広陵(広2)───┐1┃3(10)
              ┣━┛
   岡山南(岡1)━━━┛4
今回の中国の野球水準は全国的に見て高いと判断されなかった。そのため出場枠増とは
いかず枠は3校。まず最初に当選したのが中国大会を制した岡山南。守備が堅くエース
・川相は夏よりも安定感が増した。次に準決勝で岡山南に惜敗した浜田が当選した。
スター選手不在ながらきびきびした好チームと評価された。最後の枠を準優勝の尾道商、
右本格派の秋村がいる宇部商、長距離打者・西川がいる鳥取城北の3校で争う。鳥取
城北はチーム打率は2校を凌ぐが粗削りだと指摘され脱落。2校の比較になり、その
結果、地区大会の直接対決で勝っていることや総合力評価で尾道商が当選した。補欠校
は1位が鳥取城北、2位が宇部商。

四国


   高知商(高2)━┓9
            ┣━┓
   尽誠学園(香1)─┘5┃2(10)
              ┣━┐
   帝京第五(愛2)─┐0│0│
            ┣━┘ │
   鳴門商(徳1)━┛3  │3
                ┣━ 
    池田(徳2)─┐0  ┃6
            ┣━┐ ┃
    明徳(高1)━┛1│1┃
              ┣━┛
   丸亀商(香2)━┓7┃4
            ┣━┛
   松山商(愛1)─┘6
四国は従来どおり高いレベルを誇るとして2年連続で4校の出場枠を獲得した。選考の
対象になったのは四国大会出場の8校+国体優勝の今治西、徳島3位の徳島商を加えた
計10校。四国大会優勝の丸亀商は31勝14敗という新チームの勝率は物足りないものの、
投打のバランスの良さと強力打線を買われて最初に当選した。同じく打線が強い高知商
が準優勝の実績で当選。3校目には地味ながら伝統の機動力野球を持ち味とする鳴門商
が当選した。4校目には池田、明徳、松山商の3校が候補にあがり、40勝2敗という
抜群の成績を残した明徳が最後の枠に収まった。補欠校は1位が池田、2位が松山商。

九州


 鹿児島商工(鹿1)━━━┓4(12) 
              ┣━┓
    長崎工(長1)─┐1│1┃
            ┣━┘ ┃
   久留米商(福南1)━┛3  ┃7
                ┣━┓
   延岡商(宮1)━┓5(10)│2┃
            ┣━┓ │ ┃
   鹿児島城西(鹿3)─┘2┃4│ ┃
              ┣━┘ ┃
   沖縄水産(沖1)───┘1  ┃7
                  ┣━ 
    佐賀北(佐1)───┐1  │4
              ┣━┐ │
    大分商(大1)─┐4┃7│ │
            ┣━┛ │4│
  鹿児島実(鹿2)━┛9  ┣━┘
                ┃7
  八幡大付(福北1)━━━┓5┃
              ┣━┛
   東海大二(熊1)───┘4

嘉穂(地区大会不出場)
九州は地区大会での完封試合0など前年比較でレベルが下がったとの声が多く、出場枠
は1校減の3校になった。まず最初に九州大会優勝の鹿児島商工が当選した。左右4人
の投手継投と絶対的エース不在だが、高い総合力で勝ちあがった。次に準優勝の八幡大
付が攻撃力を評価され当選した。最後の3校目の枠を巡ってベスト4進出の鹿児島実、
延岡商と1勝の久留米商、更に神宮大会で活躍した嘉穂を加えた4校で比較検討。最初
に久留米商が脱落し、九州大会不出場の嘉穂も落とされた。候補は2校に絞られ、最後
は地域性が決め手になり延岡商が当選した。補欠校は鹿児島実。



ページの先頭へ