高校野球 年度別 選抜選考経過 1981年(昭56年)第53回大会

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各地区 前年1980年(昭55年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校・・、補欠校・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
北海道


      東海大四━━━┓6
              ┣━┓
        夕張北─┐3│1┃
            ┣━┘ ┃
        名寄工━┛4  ┃5
                ┣━┐
        帯広農━┓6  │3│
            ┣━┐ │ │
      札幌琴似工─┘1│0│ │
              ┣━┘ │
       小樽潮陵─┐6┃3  │
            ┣━┛   │
       釧路江南━┛8    │4
                  ┣━ 
        砂川南───┐2(7) ┃5
              ┣━┐ ┃
      網走南ヶ丘─┐0┃9│ ┃
            ┣━┛ │ ┃
      函館有斗━┛4  │1┃
                ┣━┛
     北海道日大━┓4  ┃5
            ┣━┓ ┃
       旭川大高─┘1┃1┃
              ┣━┛
        札幌商───┘0
北海道勢は好チームが揃い全体的にレベルアップしたと認められたため、出場枠は
例年より1校増の2校になった。一番手で当選したのは強敵をなぎ倒して北海道大会
を制した北海道日大。大型本格派投手の石井は全国でもAランクの高評価を得た。2
校目には準優勝で攻守のバランスが良い東海第四が当選した。北海道日大・石井、
東海大四・高橋の両エースは打っても主軸のチームの大黒柱だ。補欠校は函館有斗。

東北


  山形電波工(山2)─┐1(7) 
            ┣━┐
  仙台育英(宮1)━┛12│2
              ┣━┐
   福島商(福1)━┓4┃7│
            ┣━┛ │
   広田水産(岩1)─┘0  │0
                ┣━ 
     三沢(青1)━┓8(7) ┃1
            ┣━┐ ┃
    山形商(山3)─┘0│2┃再
              ┣━┛
 秋田経大付(秋1)━┓7┃9(7) 
            ┣━┛
   鶴商学園(山1)─┘1

再 1試合目は15回1−1日没引き分け
東北の出場枠は2校。候補を東北大会4強の秋田経大付、福島商、三沢、仙台育英、
更に広田水産に地区大会不出場ながら県2位の成績をおさめた仙台商を加えた計6校
に絞った。ここから東北大会決勝進出の秋田経大付と福島商の2校が順当に当選した。
決勝で息詰まる投手戦を演じた秋田経大付の右腕・松本は東北NO.1快速球投手
で、福島商の左腕・古溝は抜群の制球力。両投手は全国でも上位レベルと評価された。
補欠校は新チーム24勝1敗の好成績をおさめた仙台育英。

関東


    習志野(千2)─┐0
            ┣━┐
  国学院栃木(栃1)━┛1│2
              ┣━┓
    水戸農(茨3)─┐0┃3┃
            ┣━┛ ┃
    高崎(群1)━┛8(8) ┃2
                ┣━┐
   日大藤沢(神2)━┓4  │0│
            ┣━┐ │ │
     吉田(山1)─┘2│1│ │
              ┣━┘ │
   日立工(茨2)━┓9┃2  │
            ┣━┛   │
    川越商(埼2)─┘5    │2
                  ┣━ 
     吉井(群2)─┐1    ┃5
            ┣━┐   ┃
  春日部工(埼1)━┛5│2  ┃
              ┣━┓ ┃
     巨摩(山2)─┐2┃4┃ ┃
            ┣━┛ ┃ ┃
    印旛(千1)━┛12(5) ┃8┃
                ┣━┛
    大田原(栃2)━┓2  │0(7) 
            ┣━┐ │
     横浜(神1)─┘0│0│
              ┣━┘
    取手二(茨1)━━━┛1(10) 
この数年、関東・東京では有力校の力が拮抗しており混戦模様。混戦は力の低下とも
取られ両地区での出場枠5が1校減り4になる可能性もあったが、最終的には現状維持
の5校で落ち着いた。関東の出場枠は3校。まずは関東大会で優勝した印旛が文句なし
で当選した。攻撃型のチームといわれるが、佐藤―月山のバッテリーを中心に守りもバラ
ンスが取れている。2校目以降の候補を関東大会出場チームに限定し、そこから浮上した
のが国学院栃木、高崎、日大藤沢、日立工、春日部工、取手二の6校。2番手で当選した
のは、新チーム以降の成績は余りよくないが準優勝の成績をおさめた技巧派の川端(スロ
ーカーブを、もう一球[表題作主人公])のいる高崎。最後の3校目の選考は難航した。力
は認められながらも試合運びに指摘が入り国学院栃木と日大藤沢の2校が脱落し、残った
3校の戦力比較になった。その結果、日立工が守りの良さと機動力を使った試合運びに
魅力があるとして3校目の枠にすべりこんだ。取手二は地区大会での大敗、春日部工は
守備面でイメージを落とした。補欠校は地域性も加味されて春日部工になった。

東京


         帝京─┐0
            ┣━┓
       日大二━┛4┃3
              ┣━┐
     二松学舎大付━┓4│1│
            ┣━┘ │
         修徳─┘1  │1
                ┣━┓
      早稲田実━┓6  ┃7┃
            ┣━┓ ┃ ┃
         忠生─┘0┃7┃ ┃
              ┣━┛ ┃
        日大三━┓6│0  ┃
            ┣━┘   ┃
       日体荏原─┘2    ┃3
                  ┣━ 
        中大付━┓8      │0
            ┣━┐   │
         国立─┘3│5  │
              ┣━┓ │
       桜美林━┓4┃8┃ │
            ┣━┛ ┃ │
       日大豊山─┘3  ┃5│
                ┣━┘
         明治─┐1  │1
            ┣━┓ │
     国学院久我山━┛11┃4│
              ┣━┘
         明星━┓4│1
            ┣━┘
        拓大一─┘2
東京の出場枠は2校。前年夏甲子園準優勝、秋の東京大会優勝、神宮大会準優勝と立て
続けに実績を残した早稲田実が早速1番手で当選した。前年夏の甲子園を沸かせた
右腕・荒木を筆頭に充実した戦力で「東の横綱」の称号を得た。後続のチームは実力
伯仲、2校目を選ぶにあたり候補にあがったのは準優勝の桜美林、4強の国学院久我山
、日大二、更に大会前評価が高かった日大三を含めた計4校。地区大会成績より日大三
と国学院久我山が外され、2校の比較となり、攻守のまとまりと決勝での試合内容の
良さで桜美林が当選した。日大二は補欠校へ回った。

北信越


   高岡第一(富1)───┐0
              ┣━┓
    長岡商(新2)─┐1┃2┃
            ┣━┛ ┃
    星稜(石2)━┛5  ┃1
                ┣━┓
    岡谷工(長2)─┐1  │0┃
            ┣━┓ │ ┃
   北越商(新3)━┛4┃2│ ┃
              ┣━┘ ┃
     敦賀(福1)───┘1(13)┃11
                  ┣━ 
     中越(新1)───┐0(7) │2
              ┣━┐ │
     寺井(石1)━┓18┃7│ │
            ┣━┛ │ │
    富山東(富3)─┘0(7) │4│
                ┣━┘
     若狭(福2)━┓8  ┃5
            ┣━┐ ┃
   富山第一(富2)─┘1│0┃
              ┣━┛
   松商学園(長1)━━━┛3
北信越は出場枠1校。北信越大会優勝、神宮大会も優勝した星稜は高い野球水準を示
したが、北信越全体のレベルアップとは認められず出場2校枠は得られなかった。選考
は星稜が独占の形で文句なしの当選を果たした。大型下手投げ投手・近江は頭脳的な
ピッチングで打者をおさえる。続いて評価されたのは県1位、打力では星稜を凌ぐと
された寺井と投手を中心とした守りに定評がある北越商。星稜に惜しくも敗れた北越
商が補欠校へまわった。

中部


  東海大工(静1)━┓1
            ┣━┓
    中京(愛2)─┘0┃9(7) 
              ┣━┐
     海星(三1)─┐2│2│
            ┣━┘ │
    岐阜南(岐2)━┛6  │0
                ┣━ 
    大府(愛1)━┓1  ┃2
            ┣━┓ ┃
     鈴鹿(三2)─┘0┃3┃
              ┣━┛
   中京商(岐1)━┓9│2
            ┣━┘
    静岡北(静2)─┘3
中部の出場枠は3校。投高打低の様相を呈した中部大会で優勝を飾った大府がまず当選。
新チーム以降18戦無敗を誇り、打線は少し弱いが、大会注目投手としてあげられる本格派
右腕の槙原が豪腕でねじ伏せる。続いて準優勝の東海大工もすんなりと当選した。エース
成田は肩痛になやまされながらも地区大会防御率0.41の驚異的な数字を残した。最後の3
校目には準決勝で大府の槙原を苦しめた中京商が実績と素質の良さを見込まれて当選
した。補欠校は中京。

近畿


  PL学園(大1)━━━┓5
              ┣━┓
      社(兵3)─┐0│0┃
            ┣━┘ ┃
  報徳学園(兵2)━┛10(5) ┃5
                ┣━┓
   和歌山工(和2)─┐1  │2┃
            ┣━┓ │ ┃
   比叡山(滋1)━┛6┃3│ ┃
              ┣━┘ ┃
    京都商(京2)━┓4│1  ┃
            ┣━┘   ┃
    二階堂(奈2)─┘3    ┃9
                  ┣━ 
    上宮(大2)━┓6    │5
            ┣━┐   │
     泉州(大3)─┘4│2  │(8)
              ┣━┓ │
   智弁学園(奈1)─┐2┃3┃ │
            ┣━┛ ┃ │
    東山(京1)━┛3  ┃6│
                ┣━┘
  御坊商工(和1)━┓6(11)│5
            ┣━┓ │
    栗東(滋2)─┘4┃7│
              ┣━┘
  東洋大姫路(兵1)───┘1
近畿は前年比較で各チームが一回り小粒になったと判断され、出場枠は1校減の6校に
なった。選考はまず上位校から当選させる形で行われた。近畿大会を制したPL学園が
まず当選。地区防御率0.81の左腕・西川と大会NO.1の呼び声高いスラッガー・田淵
を中心に高いチーム力で「西の横綱」といわれる。残る4強組の東山、比叡山、御坊商工
は戦力互角という声があがり、決勝進出の実績を持つ東山、三拍子揃った比叡山、攻撃
力のある御坊商工の順に当選していった。残る2校を選ぶのに議論が白熱した。5校目
で当選したのは府決勝でPLと互角に渡り合った上宮。残る1校は横一線。報徳学園、
東洋大姫路、京都商、栗東、智弁学園が線上に上がり、兵庫2校に候補は絞られた。
県順位、勝率で上回った東洋大姫路と地区大会で1勝している報徳学園の比較検討で、
最終的な実力を測る地区大会での試合内容で上回った報徳学園が最後の出場権を勝ち
取った。補欠校は栗東。

中国


     下関工(山2)───┐2
               ┣━┓
    広島工(広1)─┐3┃7┃
             ┣━┛ ┃6
  岡山理大付(岡1)━┛4  ┣━┐
                 │1│
    倉吉北(鳥1)━━━┓9│ │
               ┣━┘ │
     江津工(島1)───┘0(7) │1
                   ┣━ 
    松江農林(島2)───┐4  ┃2
               ┣━┓ ┃
    尾道商(広1)━━━┛12┃2┃
                 ┣━┛
     作陽(岡2)━━━┓3│1(11)
               ┣━┘
     宇部商(山1)─┐2│1
             ┣━┘
     倉吉東(鳥2)━┛3(10) 
中国は昨年比で戦力的に劣るということで、出場枠は前年から1校減の3校。推薦15
校を地区大会出場の10校、ここから更に6校へとふるいにかけていき、候補に残った
のは尾道商、岡山理大付、倉吉北、作陽、広島工、倉吉東。中国大会優勝の尾道商が
まず当選した。下手投げの前原、左腕の川上の投手陣に機動力をからめた打線で勝ち
上がった。2校目にはエース楢崎の好投が光った準優勝の岡山理大付が浮上。残った
4校で最後の枠を争う。まず倉吉東がチームカラーに好感を持たれながらも、県予選で
倉吉北に3連敗したのが痛手となって落選した。残った3校でますます議論が白熱。
最終的に山陰という地域性により倉吉北が最後の枠を射止めた。補欠校は1位が作陽
、2位が広島工。

四国


    今治西(愛1)─┐4
             ┣━┓
    丸亀商(香2)━┛8┃8
               ┣━┐
    鳴門商(徳1)━┓2│6│
             ┣━┘ │
     伊野商(高2)─┘1  │2
                 ┣━ 
    高松商(香1)━┓2  ┃4
             ┣━┓ ┃
    小松島西(徳2)─┘0┃5┃
               ┣━┛
    高知商(高1)━┓7│4
             ┣━┘
     松山商(愛2)─┘0
四国は実力校が揃っていると判断され、出場枠は前年比1校増の4校となった。推薦
された12校から、候補を高松商、丸亀商、高知商、鳴門商、今治西、伊野商の6校に
絞った。最初に四国大会優勝で攻守にバランスが取れている高松商が全国で見ても有力
校であると高い評価を受け当選した。続いて準優勝の丸亀商と4強の高知商が揃って
当選した。丸亀商は切れ目のない打線を持つ攻撃型のチーム。高知商は昨春選抜優勝
メンバーから攻守の中心、遊撃手・家竹を除いてメンバー一新ながらも底力がある。
最後のイスを巡って残った3校でしのぎを削る。結果、地区大会1勝と新チーム31勝
4敗2分の好成績が決め手となって鳴門商が当選した。神宮大会4強の今治西は地区未
勝利が響いて補欠校へ。

九州


    久留米商(福南1)───┐1
               ┣━┓
      嘉穂(福北B)─┐3┃4┃
             ┣━┛ ┃
     興南(沖1)━┛4  ┃1
                 ┣━┐
     佐賀北(佐1)─┐0  │0│
             ┣━┐ │ │
   日田林工(大1)━┛2│2│ │
               ┣━┘ │
   築上中部(福北C)━━━┛3  │2
                   ┣━ 
   佐世保工(長1)━━━┓4  ┃3
               ┣━┓ ┃
     戸畑工(福北A)━┓3│1┃ ┃
             ┣━┘ ┃3┃
   鹿児島商工(鹿1)─┘2(10)┣━┛
                 │2(15)
    延岡工(宮1)━━━┓1│
               ┣━┘
   九州学院(熊1)───┘0(11) 
九州は各チームの戦力が高いレベルで接近していると判断され、出場枠は前年と同じく
4校を確保。推薦25校から候補を佐世保工、延岡工、興南、築上中部のベスト4進出
校に九州学院、日田林工、嘉穂、久留米商を加えた計8校に絞って選考が進められた。
嘉穂、久留米商の2校が除外されたのちに上位校へ目を移す。九州大会優勝の佐世保
工が一番乗りで当選した。本格派投手・川尻と主砲の吉浦は全国でも注目される。続いて
準優勝の興南が当選。内野守備に不安を抱えるも主戦投手の竹下が成長、打線も破壊
力がある。3校目には準決勝で佐世保工と延長15回の死闘を演じた延岡工が当選した。
最後の枠を残った3校で比較検討する。慎重な話し合いの結果、4強の実績を残した
築上中部が当選した。補欠校は1位が九州学院、2位が日田林工となった。



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