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▲東海大四━━━┓5 ┣━┓ 芦別━┓9│0┃ ┣━┘ ┃ 夕張工─┘3 ┃5 ┣━┐ 芽室─┐0 │4│ ┣━┓ │ │ 岩内━┛1┃4│ │ ┣━┘ │ 旭川南─┐1│1 │ ┣━┘ │ 札幌光星━┛8 │2 ┣━ 北見北斗───┐1(8) ┃7 ┣━┐ ┃ 函館中部─┐2┃8│ ┃ ┣━┛ │ ┃ 釧路江南━┛7 │5┃ ┣━┛ ★北海道日大━┓3 ┃6 ┣━┓ ┃ 士別─┘2┃7┃ ┣━┛ 北海───┘2 |
北海道・東北に割り当てられた出場枠は前年−1の3校。一地区に出場校が偏らない ように、まずは両地区から1校ずつ選ぶことになった。北海道・・北海道大会で優勝 した北海道日大がすんなり当選した。秋季大会に続き神宮大会でも健闘しており、戦力 は全国的な水準と認められた。続いて準優勝の東海大四が北海道日大に次ぐ戦力として 候補に残った。東北・・投手力の優れた接戦が多かった東北大会で優勝、有望投手の 佐々木を擁する東北が文句なしの当選。2番手には酒田東、能代、福島商、盛岡工、 弘前実など候補にあがり、準優勝の酒田東が最終選考に残った。最後の枠をかけて東北 ・酒田東と北海道・東海大四で争う。打力なら東海大四、投手力では酒田東。結果、 失点の少なさと勝率の高さで上回った酒田東が3校目におさまった。酒田東は大火に 遭った酒田市でひたむきな努力を重ねたこと、県立進学校という校風もあわせて評価 された。補欠校は北海道が東海大四、東北が盛岡工。 |
★東北(宮1)━┓2 ┣━┓ 能代(秋1)─┘1┃3 ┣━┓ ▲盛岡工(岩1)━┓13│0┃ ┣━┘ ┃ 学法石川(福1)─┘2 ┃1 ┣━ 弘前実(青1)━┓3 │0 ┣━┐ │ 会津(福2)─┘1│2│ ┣━┘ ★酒田東(山1)━┓1┃4 ┣━┛ 福島商(福3)─┘0 |
前橋(群1)─┐1 ┣━┐ ▲東海大相模(神1)━┛6│7 ┣━┐ 吉田(山2)─┐3┃8│ ┣━┛ │ ★銚子商(千1)━┛9 │5 ┣━ 春日部工(埼1)─┐0 ┃6 ┣━┐ ┃ ★土浦日大(茨1)━┛4│2┃ ┣━┛ 日川(山1)─┐1┃3 ┣━┛ ★作新学院(栃1)━┛4 |
関東・東京の出場枠は5校。関東から3校、東京から2校という割り振りになった。 「投手王国」関東では例年と比べて傑出した投手はいないが、レベル自体は相変わらず 高いという評価。特に関東大会ベスト4の4校はいずれもキャリア豊富で打線はA級 クラス。その大会を制した作新学院が攻守のまとまり、試合運びの巧さを評価されて 当選した。続いてベスト4の土浦日大が当選。打率、勝率の高さに加え主戦投手・入江 の安定した投球も買われた。3校目は準優勝の銚子商とベスト4の東海大相模の間で 比較検討することになった。その結果、直接対決で勝っている銚子商が投手力でも わずかに上、ということで最後の枠に滑り込んだ。惜しくも選から漏れた東海大相模 は補欠校へ。 |
城西─┐2 ┣━┓ 関東一━┛3┃7 ┣━┐ 堀越━┓16│4│ ┣━┘ │ 東大和─┘12 │1 ┣━┓ 日体荏原─┐1 ┃4┃ ┣━┐ ┃ ┃ 法政一━┛3│3┃ ┃ ┣━┛ ┃ ★早稲田実━┓7┃11(8) ┃ ┣━┛ ┃ 国士舘─┘0(7) ┃3 ┣━ 早稲田━┓7(7) │1 ┣━┐ │ 東京実─┘0│0 │ ┣━┐ │ 佼成学園─┐1┃1│ │ ┣━┛ │ │ ▲明治━┛7 │2│ ┣━┘ 豊南─┐0(7) ┃3(11) ┣━┐ ┃ 日大三━┛7│5┃ ┣━┛ ★桜美林━┓18┃6 ┣━┛ 四商─┘0(4) |
東京大会優勝、さらに神宮大会でも優勝、隙のない洗練された野球で名門の貫禄を 見せた早稲田実が順当に当選した。また早稲田実が神宮大会を制したことにより東京 地区のレベルの高さをアピールすることに成功。出場枠は前年比+1の2校になった。 2校目の候補には準優勝の桜美林とベスト4の明治があがった。昨夏優勝メンバーが 4人残ってチームの骨格がしっかりしている桜美林が、気合の入った試合運びも同時 に評価されて当選した。補欠校は明治。 |
★丸子実(長1)━━━┓9(7) ┣━┓ 金沢(石2)━┓6│2┃ ┣━┘ ┃ 氷見(富2)─┘0 ┃4 ┣━┐ 福井(福2)━┓7 │1│ ┣━┓ │ │ 岡谷南(長3)─┘0┃4│ │ ┣━┘ │ 長岡商(新1)───┘2 │0 ┣━ ★星稜(石1)━━━┓18(7) ┃2 ┣━┓ ┃ 信州工(長3)─┐2│0┃ ┃ ┣━┘ ┃ ┃ 長岡(新2)━┛4 ┃5┃ ┣━┛ 富山第一(富1)─┐1 │4(10) ┣━┐ │ 松代(長2)━┛2│1│ ┣━┘ ▲美方(福1)━━━┛4 |
中部・北信越の出場枠は5校。北信越は近年力をつけてきており、中部との地域差を 縮めたということで、前年に続き2校の枠を確保した。真っ先に異論なしで当選したの が北信越大会を制した星稜。剛球投手・小松を擁し、また昨夏甲子園4強メンバー5人 を残すチーム力は全国でも上位と認められた。石川からの選抜は実に11年ぶりとなる。 2校目の候補にあがったのは準優勝の丸子実、ベスト4の美方、福井の計3校。準優勝 の実績と強肩強打の桃井を始め打力に優れる丸子実が推されて2番目に当選した。 補欠校は美方。 |
海星(三1)─┐5 ┣━┐ ▲岐阜西工(岐2)━┛6│9(10) ┣━┐ ★清水東(静1)━┓10┃10│ ┣━┛ │ 東邦(愛2)─┘7 │6 ┣━ ★県岐阜商(岐1)━┓5 ┃9 ┣━┐ ┃ 修善寺工(静2)─┘0│1┃ ┣━┛ ★名古屋電気(愛1)━┓7┃2 ┣━┛ 三重(三2)─┘3 |
中部の出場枠3のうち、まず最初に当選したのが中部大会で優勝した名古屋電気。 大型チームで特に打線の強さが際立つ。また秋21戦全勝の勝負強さも光る。2 番手を清水東と県岐阜商で比較することになった。主戦投手・宮本がヒジの故障 に悩まされながらも準優勝の成績をおさめた清水東が2番手で選ばれ、東海随一の 安定した投手力と評価された下手投げ・関谷がいる県岐阜商が3番手で選ばれた。 補欠校は岐阜西工。 |
▲東山(京1)───┐6 ┣━┐ ★伊香(滋2)─┐2┃7│ ┣━┛ │ ★箕島(和1)━┛3(10)│0 ┣━┓ ★天理(奈2)━┓7(7) ┃4┃ ┣━┓ ┃ ┃ 浪商(大2)─┘0┃4┃ ┃ ┣━┛ ┃ ★育英(兵1)───┘2 ┃3 ┣━ ★智弁学園(奈1)━━━┓6 │1 ┣━┐ │ 比叡山(滋1)─┐0│0│ │ ┣━┘ │ │ ▲県和歌山商(和2)━┛9(7) │2│ ┣━┘ ★滝川(兵2)━┓4 ┃4 ┣━┓ ┃ 宇治(京2)─┘2┃6┃ ┣━┛ ★大鉄(大1)───┘3 |
近畿の出場枠は基本数6+1の7校になった。近畿大会優勝の天理が安定した実績と 強力な打線、さらに福家と山村の投手力が評価されて1番手で当選した。準優勝の滝川 も投打に充実しており異議なく当選。続いてベスト4に選考を広げる。まずは本格派 右腕の山口を擁する智弁学園が当選し、続いて投手力に多少難ありとされるも総合力 の高い箕島が当選した。4校まではすんなり決定したが、ここからはさらに細かい部分 まで踏み込んだ厳しい選考になった。5校目に浮上したのは打力の良さと成長性を 買われた激戦区・大阪の大鉄。残り2つの枠を巡って伊香、東山、育英、県和歌山商 の対決となった。1試合平均奪三振10を超える速球派右腕の藤高がいる伊香が6校目 で当選(北近畿勢というのも考慮されたようだ)。藤高は速球主体で箕島を2安打に 封じるなど選抜でも期待が集まる。最後の7校目には優勝校の天理に善戦した育英が 選ばれた。補欠校は1位が県和歌山商、2位が東山になった。 |
▲出雲(島2)───┐2(13) ┣━┓ 八頭(鳥2)─┐0┃3┃ ┣━┛ ┃6 ★岡山南(岡1)━┛1 ┣━┓ │3┃ ▲広島商(広1)━━━┓3│ ┃ ┣━┘ ┃ 宇部工(山2)───┘0 ┃4 ┣━ 浜田(島1)───┐2 │2 ┣━┓ │ ★瀬戸内(広2)━━━┛5┃ │ ┃2│ ★米子東(鳥1)━┓2(13)┣━┘ ┣━┓ │0 下関商(山1)─┘1┃1│ ┣━┘ 水島工(岡2)───┘0再 再 1試合目は日没引き分け(詳細不明) |
中国は前年と比べ上位の顔ぶれが一新。崇徳のような群を抜く大型チームが不在という こともあり出場枠は前年−1の3校となった。3校の出場枠を山陽2・山陰1に配分し、 まずは山陰から選考スタート。高い奪三振率を誇る左腕・野口の米子東が同じく候補に あがった出雲に大差をつけ、まずは当選1番乗りを果たした。山陽からは中国大会優勝の 岡山南がまず浮上。安定した打力、投手力で満場一致の当選だ。2校目の候補にあがった のは瀬戸内に広島商、さらに未勝利の下関商、水島工を加えた4校。その結果、きびきび した試合運びで準優勝の成績をおさめた瀬戸内が当選した。戦力では中国一ともいわれた 広島商は惜しくも補欠校へ。一方の山陰からは出雲が補欠校になった。 |
★中村(高1)━┓1 ┣━┓ 高松工芸(香2)─┘0┃3 ┣━┐ ★新居浜商(愛1)━┓5│2│ ┣━┘ │ 小松島(徳2)─┘2 │3 ┣━ 鳴門(徳1)─┐5 ┃5 ┣━┐ ┃ 安芸(高2)━┛6│0┃ ┣━┛ ★丸亀商(香1)━┓4┃11 ┣━┛ ▲今治西(愛2)─┘2 |
四国も中国と同じような状況で、前年比戦力スケールダウンの評価から出場枠は前年 −1の3校になった。まずは四国大会の決勝を争った丸亀商と中村があっさりと選考 を突破した。丸亀商は投打に安定、戦力的に文句なしの高評価を得た。中村は190センチ の大型右腕・山沖を擁し、また部員12人で池田「さわやか旋風」の再来の期待も かかる。3校目には攻撃力の新居浜商と投手力の今治西の愛媛勢が争った。細かい分析 の結果、実績で上回った新居浜商が最後のイスにおさまった。補欠校は今治西。 |
★海星(長1)━━━┓3 ┣━┓ 宮古(沖3)━┓4│1┃ ┣━┘ ┃ 佐伯鶴城(大1)─┘0 ┃8 ┣━┐ 佐賀商(佐1)─┐1 │2│ ┣━┐ │ │ ▲普天間(沖1)━┛3│3│ │ ┣━┘ │ ★戸畑(北福1)━━━┛6 │3 ┣━ ★豊見城(沖2)━━━┓7 ┃4 ┣━┐ ┃ 鹿児島商(鹿1)━┓3│2│ ┃(10) ┣━┘ │4┃ 都城商(宮1)─┘1 ┣━┛ ┃5 ▲柳川商(南福1)───┐1┃ ┣━┛ ★熊本工(熊1)━━━┛2 |
九州は昨夏甲子園チームが顔を揃えた地区大会での内容の良さから前年比+1の4校 の出場枠を獲得した。近年沖縄勢の活躍が目覚しく県別の実力差がなくなったことで、 選考作業が難航するようになった。まずは候補を九州大会での成績から熊本工、海星、 豊見城、戸畑、柳川商、普天間の6校に絞った。そこから優勝の熊本工と準優勝の海星 が難なく当選。熊本工は経験豊富な左腕・林田を筆頭に戦力充実で全国Aランクの評価。 海星は前年エースの酒井のワンマンチームから脱却し、攻撃型チームへ変貌を遂げた。 3校目には九州一といわれる打力を持つ豊見城が当選。最後の枠をかけて残る3校のうち まず普天間が圏外へ。戸畑と柳川商の比較となり、ベスト4の実績を残した戸畑が当選 した。柳川商は練習試合含めて3度熊本工に敗れたのが響いた。補欠校は1位が普天間、 2位が柳川商。 |