高校野球 年度別 選抜選考経過 2008年(平20年)第80回大会

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各地区 前年2007年(平19年)秋季大会の結果と選抜選考経過

(甲子園出場校一般枠_・・、一般枠補欠校_・・、繰上げ甲子園出場の補欠校・・、不・・不戦勝・不戦敗、備考・・
(甲子園出場校21世紀枠・・、21世紀枠補欠校・・
(甲子園出場校希望枠_・・、希望枠補欠校_・・
北海道


       白樺学園───┐2
              ┣━┓
        旭川工─┐0┃7┃
            ┣━┛ ┃3
       東海大四━┛3  ┣━┐
                │0│
      網走南ヶ丘───┐0│ │
              ┣━┘ │
        函館工━━━┛2  │5
                  ┣━┐
       苫小牧工───┐0(10)┃8│
              ┣━┐ ┃ │
       岩見沢農━━━┛1│ ┃ │
                │1┃ │
        北照━┓22(5) ┣━┛ │
            ┣━┓ ┃8(8) │
       釧路湖陵─┘0┃4┃   │
              ┣━┛    │
       札幌第一───┘3     │5
                    ┣━ 
       稚内大谷───┐1    ┃7
              ┣━┓   ┃
       武修館━┓4┃6┃   ┃(10)
            ┣━┛ ┃2  ┃
         遠軽─┘1  ┣━┐ ┃
                │1│ ┃
       旭川大高━━━┓1│ │ ┃
              ┣━┘ │ ┃
         北海───┘0  │0┃
                  ┣━┛
       札幌丘珠───┐1   ┃5
              ┣━┐ ┃
      駒大苫小牧━━━┛4│ ┃
                │0┃
     駒大岩見沢━┓8(7) ┣━┛
            ┣━┓ ┃1
        帯広北─┘0┃10┃
              ┣━┛
          森───┘0(5) 
記念大会ながらなぜか北海道の出場枠は1校のまま。北海道大会優勝の駒大岩見沢
はエースの板木が強豪の駒大苫小牧を完封するなど高い投手力を発揮。実績、実力
で他校を上回るとされ順当に当選した。決勝で惜しくも敗れた北照が補欠1位、補欠
2位は攻守のバランスの良さで武修館となった。

     

東北


   山形中央(山2)───┐0
              ┣━┓
   帝京安積(福3)─┐3┃6┃
            ┣━┛ ┃6
  盛岡大付(岩3)━┛10(7) ┣━┐
                │1│
     磐城(福2)───┐0│ │
              ┣━┘ │
   青森山田(青1)━━━┛8(7) │1
                  ┣━┓
    東北(宮1)━━━┓3(14)┃4┃
              ┣━┓ ┃ ┃
     明桜(秋2)───┘2┃7┃ ┃
                ┣━┛ ┃
   聖和学園(宮3)───┐4│0(7) ┃
              ┣━┘   ┃
    盛岡四(岩1)━━━┛5    ┃11
                    ┣━ 
   大崎中央(宮2)───┐0    │3
              ┣━┓   │
  一関学院(岩2)━━━┛1┃4  │
                ┣━┐ │
  八戸工大一(青2)───┐0│2│ │
              ┣━┘ │ │
    大曲工(秋1)━━━┛2  │0│
                  ┣━┘
   日大山形(山1)━━━┓11(8) ┃1
              ┣━┐ ┃
     能代(秋3)───┘4│ ┃
                │0┃
五所川原農林(青3)─┐2(10)┣━┛
            ┣━┐ ┃12(5) 
    酒田南(山3)━┛3│2┃
              ┣━┛
  聖光学院(福1)━━━┛3
出場枠は2校。まずは東北大会で安定した力を発揮して優勝した東北は文句なく
当選。プロ注目の左腕エースの萩野を擁し、さらには切れ目のない打線を持つ。
全国有数の総合力といえそうだ。2校目の候補に挙がったのは準優勝の聖光学院
とベスト4で敗れた一関学院、盛岡大付の計3校。決勝で大敗したのがマイナス
ながらも潜在能力なら3校の中で1番上と判断された聖光学院が2校目で当選した。
補欠1位は一関学院、補欠2位は盛岡大付となった。

関東・東京
関東


    横浜(神1)━┓8(7) 
            ┣━┓
   日本航空(山2)─┘0┃5
              ┣━┓
 千葉経大付(千1)━┓11│3┃
            ┣━┘ ┃
   矢板中央(栃2)─┘3  ┃11
                ┣━┓
   桐生市商(群1)─┐1  │2┃
            ┣━┓ │ ┃
   水戸商(茨2)━┛5┃4│ ┃
              ┣━┘ ┃
  花咲徳栄(埼1)━┓4│3(10)┃
            ┣━┘   ┃
   佐野日大(栃3)─┘2    ┃3
                  ┣━ 
   霞ヶ浦(茨1)━┓1    │2
            ┣━┐   │
    安房(千2)─┘0│0  │
              ┣━┐ │
 山梨学院大付(山1)─┐2┃4│ │
            ┣━┛ │ │
  聖望学園(埼2)━┛3  │1│
                ┣━┘
     常磐(群2)─┐1  ┃3
            ┣━┓ ┃
    慶応(神2)━┛6┃4┃
              ┣━┛
  宇都宮南(栃1)───┘2
関東代表の横浜が明治神宮大会で準優勝(記念大会ということで神宮枠は通常の1校
から2校へ)、神宮枠を獲得したことにより関東の出場枠は1校増となった。これで
関東・東京の出場枠は7校、基本数が関東5、東京1となった。関東・・関東大会で優勝
した横浜が真っ先に当選した。完成度がかなり高いチームで投攻守いずれも抜きん出て
いる。「全国制覇を狙う」と公言してはばからない強気な姿勢も良い。準優勝の慶応も
文句なしで当選。左腕・田村、右腕・只野の左右のエースがいるのが強み。続いてベスト4
の2校も実力的に申し分なしとされ当選した。聖望学園は守備力の高さ、水戸商は下位
まで力のある打線がそれぞれ評価された。5校目に浮上したのはベスト8で横浜と接戦
を繰り広げた千葉経大付。個々の能力なら4強に引けを取らない。次点は初戦敗退
ながら守備の良い宇都宮南が選ばれた。東京・・東京大会を制した関東一が高い攻撃力
を買われ異論の声もなくあっさり当選した。2位は準優勝の国士舘。これで関東の
宇都宮南と東京の国士舘の間で最後の7校目のイスが争われることになった。
結果、地力で勝るとされた宇都宮南の当選となった。関東・東京の配分は6:1。
「秋の地区大会は選抜の予選ではない」といわれるが、地区大会未勝利の学校が
4勝した学校を抑えて当選したというのは、隣接地区とのグレーゾーン選考だと考慮しても
かなり異例だったと思える。補欠校は関東1位が花咲徳栄、2位が霞ヶ浦。
東京1位が国士舘、2位が東亜学園。

東京


       関東一━━━┓11(8) 
              ┣━┓
         文京─┐5│4┃
            ┣━┘ ┃
         創価━┛8  ┃15(6) 
                ┣━┓
        専大付─┐6  │4┃
            ┣━┐ │ ┃
       青山学院━┛7│3│ ┃
              ┣━┘ ┃
        東京実━━━┛5  ┃14(5) 
                  ┣━┓
        桜美林───┐2  │4┃
              ┣━┐ │ ┃
         帝京━┓8┃8│ │ ┃
            ┣━┛ │ │ ┃
       明大中野─┘0(7) │4│ ┃
                ┣━┘ ┃
      世田谷学園─┐6  ┃7  ┃
            ┣━┓ ┃   ┃
       早稲田実━┛7┃11┃   ┃
              ┣━┛   ┃
        日大一───┘6    ┃9
                    ┣━ 
      東亜学園━━━┓2      │5
              ┣━┓   │
         錦城─┐1│1┃      │
            ┣━┘ ┃   │
        日大三━┛4  ┃4  │
                ┣━┐  │
      日大鶴ヶ丘─┐3  │0│ │
            ┣━┓ │ │ │
         堀越━┛9┃7│ │  │
              ┣━┘ │  │
         明星───┘1  │6│
                  ┣━┘
       成立学園───┐2  ┃9
              ┣━┓ ┃
     二松学舎大付─┐0┃9┃ ┃
            ┣━┛ ┃ ┃
       国士舘━┛8(8) ┃11┃
                ┣━┛
      東海大菅生─┐8  │3(8) 
            ┣━┐ │
       実践学園━┛11│0│
              ┣━┘
        日大二━━━┛1
 

北信越・東海
北信越


    大聖寺(石3)─┐0(5) 
            ┣━┐
   福井商(福1)━┛10│0
              ┣━┓
     福岡(富2)─┐0┃1┃
            ┣━┛ ┃
  長野日大(長2)━┛8(7) ┃3
                ┣━┓
   日本文理(新1)─┐2  │2┃
            ┣━┓ │ ┃
  敦賀気比(福3)━┛5┃4│ ┃
              ┣━┘ ┃
    小松工(石2)━┓2│3  ┃
            ┣━┘   ┃
 飯山南・飯山(長3)─┘1    ┃4
                  ┣━ 
  高岡第一(富3)━┓1    │2
            ┣━┓   │
   金沢市工(石1)─┘0┃6  │
              ┣━┐ │
     鯖江(福2)━┓5│2│ │
            ┣━┘ │ │
   新潟明訓(新2)─┘1  │4│
                ┣━┘
   福井農林(福4)─┐4  ┃5
            ┣━┓ ┃
 丸子修学館(長1)━┛8┃7┃
              ┣━┛
    阿賀野(新3)─┐1│6(10)
            ┣━┘
    富山商(富1)━┛10(7) 
今大会は北信越・東海を1くくりとして出場枠を設定。本来の出場枠は北信越・東海で2校
ずつの計4校だが、東海代表の常葉菊川が明治神宮大会で優勝したため1校増、さらには
記念大会に伴い1校増となって出場枠は6校となった。基本数は神宮枠が東海に割り当て
られることもあり北信越2、東海3。最後の6校目は両地区の次点の学校から選ぶ。
東海・・東海大会で優勝した常葉菊川がまず当選。投打において他校を圧倒、とりわけ
フルスイングが持ち味の打線がチームの最大の特徴だ。準優勝の中京大中京も高い総合力
を誇るとして当選。3校目はベスト8でこの2校に惜敗した宇治山田商、市岐阜商、ベスト4
ながらコールド負けを喫した常葉橘、三重を加えた計4校の中から比較検討する。
実力優先での選考になったところ、豪速球右腕の平生を擁する宇治山田商が投手力で
抜け出し当選した。守備の良さで次点に選ばれた市岐阜商は北信越の3位校と最後の枠
を争う。北信越・・守り勝つ野球で北信越大会を制した長野日大と、準優勝した丸子修学館
の長野勢2校が文句なしで当選した。3位は敦賀気比、高岡第一、福井商の比較。粘り強さ
を買われた敦賀気比が残り、東海4位の市岐阜商と比較。その結果、わずかながら総合力
で上回るとされた敦賀気比が6校目で当選した。配分は北信越3、東海3で落ち着いた。
補欠校は北信越1位が高岡第一、2位が福井商。東海は1位が市岐阜商、2位が常葉橘。
東海


     中京(岐1)───┐1
              ┣━┐
   日生第二(三2)─┐1┃2│
            ┣━┛ │
   常葉橘(静3)━┛8(8) │3(7) 
                ┣━┓
  常葉菊川(静1)━━━┓5┃10┃
              ┣━┛ ┃
  愛工大名電(愛2)─┐5│2  ┃
            ┣━┘   ┃
  市岐阜商(岐3)━┛6(14)  ┃5
                  ┣━ 
 宇治山田商(三1)───┐2  │3
              ┣━┓ │
  東海大翔洋(静2)─┐2┃3┃ │
            ┣━┛ ┃ │
 中京大中京(愛3)━┛3  ┃8│
                ┣━┘
   豊田大谷(愛1)───┐3│0(7) 
              ┣━┘
    土岐商(岐2)─┐7┃4
            ┣━┛
     三重(三3)━┛8(12)

成章(地区大会不出場)
 

近畿


 東洋大姫路(兵1)━┓2
            ┣━┓
   八日市南(滋3)─┘0┃6
              ┣━┓
   神戸弘陵(兵3)─┐3│4┃
            ┣━┘ ┃
  奈良大付(奈2)━┛6  ┃2
                ┣━┓
   北大津(滋1)━┓6  │0┃
            ┣━┐ │ ┃
    西城陽(京2)─┘5│8│ ┃
              ┣━┘ ┃
   履正社(大1)━┓3┃10(12)┃
            ┣━┛   ┃
  県和歌山商(和2)─┘1    ┃6
                  ┣━ 
    平安(京1)━┓5    │2
            ┣━┓   │
   報徳学園(兵2)─┘4┃9  │
              ┣━┓ │
     綾羽(滋2)─┐2│4┃ │
            ┣━┘ ┃ │
    郡山(奈3)━┛4  ┃7│
                ┣━┘
 智弁和歌山(和1)━┓6  │6
            ┣━┓ │
  東海大仰星(大3)─┘2┃6│
              ┣━┘
    天理(奈1)━┓6│5
            ┣━┘
   PL学園(大2)─┘3
近畿の出場枠は6校。まず近畿大会で優勝した東洋大姫路が当選。投打の大黒柱・佐藤
を中心に守り勝つ野球が身上。続いてベスト4の履正社が高い総合力と実績を評価されて
2校目で当選。3校目に甘んじたものの、準優勝の平安も当選。全国屈指の名門は今大会
を最後に龍谷大平安へと校名を変更する。続いてベスト4で今年も強打の智弁和歌山が
当選。残る2校の枠をベスト8で敗れた4校の中から選ぶ。4校中奈良勢が3校を占め、
地域性も重要なポイントとなる。まず名前が挙がったのが、奈良1位で頼れる投手を複数
擁する天理。最後の6校目は北大津が滋賀1位と強力打線を同時に評価されて選出
された。補欠校は1位が優勝した東洋大姫路を最も苦しめた奈良大付、2位が郡山。

中国


   鳥取西(鳥2)━┓5
            ┣━┐
    高陽東(広4)─┘0│1
              ┣━┓
   総合技術(広1)─┐6┃3┃
            ┣━┛ ┃
   下関商(山2)━┛7  ┃3(12)
                ┣━┓
    開星(島1)━┓13  │2┃
            ┣━┐ │ ┃
  岡山理大付(岡3)─┘6│2│ ┃
              ┣━┘ ┃
    松江東(島3)─┐8┃7  ┃
            ┣━┛   ┃
   興譲館(岡1)━┛9    ┃4
                  ┣━ 
    華陵(山1)━┓1    │3
            ┣━┓   │
    松江南(島2)─┘0┃7  │(10)
              ┣━┐ │
   岡山共生(岡2)━┓1│5│ │
            ┣━┘ │ │
    宇部商(山3)─┘0  │2│
                ┣━┘
    八頭(鳥3)━┓4  ┃4(10)
            ┣━┓ ┃
    如水館(広2)─┘3┃7┃
              ┣━┛
   広島新庄(広3)─┐3│0(8) 
            ┣━┘
   米子松蔭(鳥1)━┛4
今回は記念大会ということもあり、中国・四国で計5校だった出場枠が中国、四国と単独
で割り振られることになり、それぞれ出場枠3校ずつになった。中国大会で優勝した
下関商は3試合でサヨナラ勝ちをおさめるなど驚異的な粘り強さを買われ当選。続く準優勝
の八頭も中国大会を一人で投げぬいた平木の力投を評価されて当選した。最後の3校目
の候補として、まずベスト4の華陵は既に21世紀枠での当選が決まっているため除外。
ベスト4の興譲館とベスト8で敗れたものの投手力の優れた鳥取西との比較になった。
その結果、機動力野球を持ち味とする興譲館が地域性も追い風となり当選した。
補欠1位校は鳥取西。2位校は開星。

四国


  明徳義塾(高1)━━━┓5
              ┣━┓
    富岡西(徳2)━┓11│1┃
            ┣━┘ ┃
    香川西(香3)─┘10(14)┃8(7)
                ┣━┓
    寒川(香1)━━━┓9│1┃
              ┣━┘ ┃
   宇和島東(愛2)─┐2│5  ┃
            ┣━┘   ┃
    高知商(高3)━┛12(7)   ┃6
                  ┣━ 
   今治西(愛1)━━━┓5  │5
              ┣━┐ │
     高知(高2)━┓9│2│ │
            ┣━┘ │ │
     阿波(徳3)─┘2(7) │1│
                ┣━┘
   小松島(徳1)━━━┓7┃2
              ┣━┛
     高松(香2)─┐2│6
            ┣━┘
    済美(愛3)━┛9(7) 
四国の出場枠3校をめぐり最初に当選したのが四国大会優勝の明徳義塾。パワフルな
打撃は以前と比べ鳴りを潜めたものの、守備力には絶対の自信を持つ。準優勝の小松島
も当選。集中打を得意とする打撃、投手継投で勝ちあがってきた。3校目は甲子園常連で
安定した戦いぶりが期待できるということで、意見が割れることもなくあっさりと今治西の
当選で選考は終了。総合力評価で済美が補欠1位。補欠2位はベスト4の寒川。

九州


  沖縄尚学(沖1)━━━┓7(7) 
              ┣━┓
    鹿屋工(鹿4)─┐2│0┃
            ┣━┘ ┃12
    大分商(大2)━┛14(7) ┣━┓
                │8┃
   延岡学園(宮1)───┐2│ ┃
              ┣━┘ ┃
  佐賀学園(佐2)━━━┛6  ┃3
                  ┣━┐
  鹿児島工(鹿1)━━━┓12(11)│1│
              ┣━┓ │ │
     文徳(熊2)───┘10┃2│ │
                ┣━┘ │
   沖学園(福1)━━━┓11│1  │
              ┣━┘   │
   佐世保実(長2)───┘1(7)   │1
                    ┣━ 
    城北(熊1)━━━┓3    ┃2
              ┣━┓   ┃
    中部商(沖2)━┓6│2┃   ┃
            ┣━┘ ┃2(12)┃
     飯塚(福3)─┘2  ┣━┐ ┃
                │1│ ┃
     樟南(鹿2)━━━┓3│ │ ┃
              ┣━┘ │ ┃
    長崎商(長1)───┘2  │4┃
                  ┣━┛
    明豊(大1)━━━┓13(6) ┃8
              ┣━┓ ┃
   自由ケ丘(福2)───┘3┃ ┃
                ┃10┃
   神村学園(鹿3)━┓7(8) ┣━┛
            ┣━┓ │6
   日向学院(宮2)─┘0┃3│
              ┣━┘
    佐賀商(佐1)───┘2
九州の出場枠は4校。まず九州大会を制した明豊が当選。今宮、野口の投手二本柱
は安定感があり、しかも打撃も打ち出したらとまらない爆発力を秘める。全国でも上位
候補だろう。準優勝の沖縄尚学ももちろん当選。機動力があり上位下位どこからでも
点が取れる。また主戦の東浜は注目の投手だ。ベスト4進出の2校も実力的に問題
なしとされて順当に当選した。鹿児島工は選手の個々の能力が高く、堅実な野球を
基本とする。城北は注目投手の村方をはじめ、守りがよく鍛えられている。
こうして見ると九州からの当選校は投手陣の充実ぶりが目立つ。
補欠校は1位が沖学園、2位が佐賀学園。

21世紀枠
北海道   武修館
東北 ◆※ 五所川原農林 (青森)
関東・東京 安房 (千葉)
北信越   富山中部 (富山)
東海 成章 (愛知)
近畿 畝傍 (奈良)
中国 華陵 (山口)
四国   富岡西 (徳島)
九州   長崎商 (長崎)
※ 大曲工(秋田)の不祥事推薦辞退による
代替推薦校

21世紀枠は出場枠3校となり、3ブロック分轄でそれぞれ1校ずつが選出される。
「北海道、東北、関東・東京」からは安房、「北信越、東海、近畿」からは成章、
「中国、四国、九州」からは華陵がそれぞれ選ばれた。
まず候補校の中で最も多くの票を集めた成章は過疎地の公立校ながら、
継続して好成績をおさめていることを評価され当選。
次に安房は野球以前に人間教育を重視する指導方針。あいさつがきっちり
できることを評価されて当選。
最後に華陵。歴史は浅い学校だが、男子生徒の約半数が野球部員と学校の
活性化の中核を担っていること、また近年あと一歩のところで甲子園出場を
逃している実力も評価されて当選の運びとなった。




希望枠
◇データ比較◇ 被塁打
四死球
失点 失策 合計
東北 一関学院 6.94 (8) 2.06 (7) 1.80 (8) 1.29 (4)  27
北信越 高岡第一 9.77 (6) 3.09 (6) 2.06 (7) 0.77 (5)  24
九州   沖学園 8.00 (7) 4.75 (2) 2.25 (6) 0.50 (8)  23
北海道   北照 13.37(3) 1.26 (8) 4.04 (4) 1.51 (2)  17
中国   鳥取西 10.85(5) 3.18 (5) 2.65 (5) 1.85 (1)  16
四国   済美 13.07(4) 3.41 (4) 5.40 (1) 0.57 (6)  15
近畿   奈良大付 14.03(1) 3.97 (3) 5.29 (3) 0.53 (7)  14
東京   国士舘 13.50(2) 5.03 (1) 5.29 (3) 1.32 (3)  9

神宮枠を得た東海と関東を除く補欠1位校の中
から守備データを比較。その結果、一関学院が
失策部門以外で高得点をマークし、当選した。
一関学院はなんと希望枠で2度目の選抜出場
を勝ち取った。
なお希望枠は今大会をもって終了。