出場校予想 | 甲子園出場校 | 出場校戦力分析 | 組み合わせ |
各ブロック の展望 |
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第1期改修工事を終えた新甲子園で行われる第80回の選抜。 今大会は昨年の中田翔(大阪桐蔭)や佐藤由規(仙台育英)のような超高校級選手は見当たらず、 更にはずば抜けて強いチームもなく実力伯仲。まさに群雄割拠の戦国大会といえよう。 そんな中で優勝候補に挙げられるのは史上3校目の選抜2連覇を狙う常葉菊川、明治神宮大会 準優勝で左打者をずらりと並べた横浜、投打の大黒柱・佐藤翔太のいる近畿王者・東洋大姫路、 プロ注目左腕・萩野裕輔を擁する東北、豊富な投手陣の沖縄尚学、強力打線の智弁和歌山などが 高い評価だ。 大雑把に言えば常葉菊川、横浜の2強を近畿の実力校が僅差で追うといったところ。 その2強である常葉菊川、横浜は順当に勝ち上がれば準々決勝で対戦することになる。それだけでは なくこの2校のあるBブロックは明豊、東北、長野日大という昨秋の各地区優勝校がひしめいていて、 最激戦区だ。違うブロックのチームからしてみれば、有力校がつぶしあいをしてくれるためラッキーと もいえる。特に近畿勢は参加校6校すべてが実力校とされ評価が高いが、Bブロックに入った 北大津を除いた残りの5校はすべて組み合わせに恵まれた感がある。 組み合わせを見る限りでは大会は近畿勢の有力校に追い風が吹いているのではないか。 |
A |
下関商 ────┐ ├─┐ 履正社 ────┘ │ ├─┐ 小松島 ────┐ │ │ ├─┘ │ 聖望学園 ────┘ │ ├─ 鹿児島工 ────┐ │ ├─┐ │ 水戸商 ────┘ │ │ ├─┘ 平安 ────┐ │ ├─┘ 駒大岩見沢 ──┐ │ ├─┘ 成章 ──┘ |
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甲子園初勝利を狙う履正社は初戦で中国地区優勝校の下関商と対戦。投手を中心とした守備が きっちりした古豪と大阪1位の強豪との対決。小松島VS聖望学園は対照的なチームカラー。 打線に切れ目がなくどこからでも点が取れる小松島、対する聖望学園は今大会でも注目の 右腕・大塚という好投手がいて、守りに自信を持つ。鹿児島工と水戸商の試合はロースコアの 接戦が予想される。「ヒグマ打線」の強力打線をもつ駒大岩見沢に対するのは21世紀枠の 成章。勝者が古豪・平安と対決。近畿の強豪2校が中心になると予想。 履正社が初戦を突破し勢いに乗って一気に勝ち 上がると予想。 |
B |
常葉菊川 ────┐ ├─┐ 明豊 ────┘ │ ├─┐ 千葉経大付 ────┐ │ │ ├─┘ │ 興譲館 ────┘ │ ├─ 長野日大 ────┐ │ ├─┐ │ 今治西 ────┘ │ │ ├─┘ 横浜 ────┐ │ ├─┘ 東北 ──┐ │ ├─┘ 北大津 ──┘ |
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常葉菊川と明豊の対決は初戦屈指の好カード。常葉菊川は昨年同様バントなしの超攻撃野球。 更には暴走と紙一重ともいえる積極的な走塁も相手にとっては厄介だ。一方の明豊も 打ち合いなら負けないという攻撃に自身を持つチーム。両チームの投手の出来が鍵を握る。 総合力なら他の優勝候補にも引けを取らない千葉経大付は手堅い野球が身上の興譲館と。 北信越優勝の長野日大はダークホースとして不気味な今治西と対決。東北と北大津は2004年 夏の対決以来の対決。前回はダルビッシュ有の好投もあり東北が圧勝。北大津のリベンジなるか。 勝者は強豪の横浜に挑む。常葉菊川が勝ち上がると予想。 |
C |
東洋大姫路 ────┐ ├─┐ 一関学院 ────┘ │ ├─┐ 八頭 ────┐ │ │ ├─┘ │ 宇都宮南 ────┘ │ ├─ 丸子修学館 ────┐ │ ├─┐ │ 智弁和歌山 ────┘ │ │ ├─┘ 宇治山田商 ────┐ │ ├─┘ 安房 ──┐ │ ├─┘ 城北 ──┘ |
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近畿勢の東洋大姫路と智弁和歌山が頭一つ抜けている。一関学院は希望枠から出場という ことで堅守で盛り立てたい。八頭VS宇都宮南は地味なカードだが、初戦突破から勢いに 乗り活躍するのを期待したい。強打の智弁和歌山は今大会でも屈指の攻撃力。ソツのない 攻撃と機動力に自信を持つ丸子修学館との対決は点の取り合いになりそうだ。 21世紀枠から出場とはいえ安房は激戦区・千葉で鍛えられたチームであり侮れない。 城北は村方、宇治山田商は平生と共に好投手を擁する。投手の出来次第では旋風も考えられる。 近畿王者の東洋大姫路が勝ち上がると予想。 |
D |
敦賀気比 ────┐ ├─┐ 天理 ────┘ │ ├─┐ 慶応 ────┐ │ │ ├─┘ │ 華陵 ────┘ │ ├─ 聖光学院 ────┐ │ ├─┐ │ 沖縄尚学 ────┘ │ │ ├─┘ 中京大中京 ────┐ │ ├─┘ 明徳義塾 ──┐ │ ├─┘ 関東一 ──┘ |
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ここも好カードが目白押しだ。手堅い野球の敦賀気比と対決するのは前評判以上の力を秘める天理。 大技・小技ありのレベルの高い試合が見られそうだ。攻守のバランスの良い慶応は21世紀枠ながら 実力もなかなかの華陵と。攻撃に力を入れてきた聖光学院は好投手・東浜を擁する沖縄尚学と。 沖縄尚学は選手としての甲子園優勝経験がある比嘉監督の采配も見ものだ。守りの明徳義塾VS打の 関東一という対照的なチームカラー同士の対決はどういう展開になるか。勝者は投打によくまとまった 中京大中京と対決。このカードも非常に面白そうだ。Bブロックにも決して引けを取らないほど 好チームが揃っている。沖縄尚学が手堅く勝ち上がると予想。 |