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選抜出場校の選考が近づいてきたので、出場校の予想をしました。 予想と結果
80回大会は記念大会ということで 一般枠で2校増、神宮枠が1校増、21世紀枠が1校増で ↓ ・一般枠30校 ・神宮枠2校(関東、東海) ・21世紀枠が3校 ・希望枠が1校 となり、例年の32校よりも4校多い36校。 まず一般枠の2校プラスの地区は、中国・四国の5校→中国3校、四国3校で計6校。 東海・北信越が4校→5校となる。 21世紀枠では推薦された学校のうち3校が不祥事で推薦辞退。他の学校の見本になるということ で推薦された学校がこれではなんともしまらない話だ。いっそのこと21世紀枠はなくしてほしい とも思うが、一般選考だけになったとしても21世紀枠の推薦に該当するような学校が優遇される のはわかりきったことだから、21世紀枠は仕方ないとして、一般選考ではサプライズ選考なしの 実力重視で選んでもらいたいものだ。 |
北海道 1校 |
駒大岩見沢 北海道では近年圧倒的な強さを見せていた駒大苫小牧だが香田監督の辞任もあり、ずば抜けた学校 が不在になった(駒大苫小牧は今年の春、地元の有力中学生が多数入学し相当強くなるとのことだが)。 秋に北海道大会を制した駒大岩見沢もなかなかのチーム力で評価されている。88年、93年、98年の 記念大会では北海道から2校選出されたが、03年は1校(+希望枠1校)。今年の選抜でも一般枠は 1校。準優勝の北照は決勝で駒大岩見沢に惜しくもサヨナラ負けと善戦したが、他地区の一般枠1校 を奪ってでも北海道2校選出となる可能性はほとんどない。 北海道は駒大岩見沢の1校で決まり。 |
東北 2校 |
東北 聖光学院 決勝では大差がついたが、決勝進出の2校で問題なさそうだ。東北はプロ注目という左腕・萩野投手 に注目。聖光学院が旧チームが国体出場など難しい調整の中見事に準優勝。 東北は神宮大会でも横浜と好勝負を演じており、甲子園でも優勝候補に挙がるだろう。 |
関東 東京 7校(関東に神宮枠+1) |
関東 5校 |
横浜 慶応 聖望学園 千葉経大付 水戸商 横浜が明治神宮大会で準優勝したことで関東に神宮枠が割り振られ5校が当確。東京も1校選ばれる ので残りの1校を関東か東京かで争うことになる。準決勝進出の4校と優勝した横浜に善戦した 千葉1位の千葉経大付で5校はほぼ決まったと見て良い。水戸商は準決勝で横浜に大差で敗れて いるが、相手は全国でも評価の高い横浜であることからあまり影響はない。ただ、千葉経大付と 選考順位が入れ替わるかもしれない。関東6校の可能性も考えられるが、すでに神宮枠で例年より 1校多い出場枠が確保されているので、おそらく残り1校の枠は東京に回ることになりそうだ。 |
東京 2校 |
関東一 国士舘 打線が活発なのか、投手力に問題があるのか、東京大会では全体的に打ち合いの試合が多かった。 優勝した関東一は東京大会ではすさまじい打撃力を見せた。しかし神宮大会では横浜に大敗し、 選抜ではリベンジに燃える。 東京は2校と予想しているが、準決勝、決勝のスコアを見る限りでは実力も拮抗。選考で波乱が起こる ことは考えにくい。優勝の関東一、準優勝の国士舘が順当に選ばれることになるだろう。 |
北信越 東海 6校(東海に神宮枠+1) |
北信越 3校 |
長野日大 丸子修学館 敦賀気比 準決勝以降の3試合はすべて接戦。試合内容の評価も高く、東海は神宮枠で1校増になることも あり、北信越からは3校の選出になりそうだ。決勝進出の長野勢の2校は間違いなし。準決勝で 共に惜敗の敦賀気比、高岡第一で3校目を争うが、両校県大会では3位通過ということもあり 決定的な決め手に欠ける。優勝した長野日大に9回2死までリードしていたという敦賀気比が若干 有利に思えるが、福井県予選準決勝で福井商にコールド負けというのも気になる。 |
東海 3校 |
常葉菊川 中京大中京 常葉橘 ブンブン振り回す強力打線だけでなく、旧チームよりも小技が長けている印象もあり投手力も安定。 東海大会優勝、神宮大会優勝の常葉菊川は選抜でも優勝候補の筆頭になるだろう。 愛知3位ながら東海大会決勝まで勝ち上がった中京大中京も当確。3校目は通常準決勝敗退の 2校からとなるが、三重、常葉橘と両校コールド負けというのが痛い。準々決勝で常葉菊川に3点差 負けの市岐阜商、中京大中京に1点差負けの宇治山田商が浮上する可能性もある。 三重県から甲子園があるとすれば県大会3位の三重よりも1位の宇治山田商の方が有利。 常葉橘はまだ甲子園出場経験がないこともあり宇治山田商よりも若干有利と見る。静岡から兄弟校 2校の出場となりそうだ。 |
近畿 6校 |
東洋大姫路 平安 履正社 智弁和歌山 北大津 天理 準決勝以降で大差の試合がなかったので、まず準決勝進出の4校は当確。近畿は必ず公立校も 1校は選ぶ、という暗黙の了解があるようだが準々決勝で履正社に敗れた北大津は延長で惜敗、 ということでほぼ確定だ。毎年難しいのが最後の1校。残りの準々決勝敗退3校はすべて奈良勢。 初戦敗退した学校で特に印象に残る学校もなかったため6校目は奈良勢3校から選ばれるだろう。 そうなると奈良3位の郡山は準々決勝の負け方も僅差ではなかったため厳しい。2位の奈良大付は 優勝した東洋大姫路に4−6と善戦。だが奈良県大会では天理に大敗しているため、安定した 成績を残したという点では奈良1位の天理の方が上か。 |
中国 3校 |
下関商 八頭 興譲館 準決勝からの3試合はすべて延長の熱戦だった。決勝進出の2校は間違いなし。準決勝敗退の2校 も両方惜敗。華陵は地域性、また21世紀枠の候補であることから一般枠ではなく21世紀枠で選出 されると予想。興譲館が一般枠で選ばれれば熱戦を繰り広げた4校すべてが甲子園出場できること になり丸く収まるのでないか。 |
四国 3校 |
明徳義塾 小松島 今治西 久々に明徳義塾が復活。3校の選出で準決勝2試合では今治西は1点差負け、寒川はコールド負け という結果だったので選考はすんなりいくはず。決勝進出2校と今治西で全く問題なし。 |
九州 4校 |
明豊 沖縄尚学 鹿児島工 城北 九州大会優勝の明豊は喫煙が発覚したが選考に影響はない。困った話だが自己申告して改善する 意思があれば処分も最小限に食い止められるということ。とすれば今回も準決勝進出の4校で 簡単に決まりだろう。九州では”福岡枠”なるものが発動するときが稀にあるが、準々決勝で敗れた 沖学園が選出されるには少し説得力が足りない。だが沖学園は失点の少なさから希望枠の芽はある。 |
希望枠 1校 |
惜しくも選考からはずれて補欠校になると思われる学校の中から、最終試合からさかのぼって 4試合失点の少なさで考えてみる。高岡第一、沖学園あたりが候補になりそうだ。 |
21世紀枠 3校 |
近年の予選での活躍が目覚しいものの惜しいところで甲子園出場を逃し続けている華陵がまず 考えられる。今大会も中国大会優勝の下関商を山口県大会で降し1位。中国大会でも準決勝 で惜敗、と一般枠で選ばれてもおかしくない成績を残したのだから、ぜひ選んでほしい学校だ。 成章は21世紀枠候補の常連というイメージがついた。成績も愛知県大会準決勝で選抜当確の 中京大中京に2点差で敗退、ということで実力で見ても問題ないのではないか。 残りの学校はあまりこれ、といったものが見当たらないが、挙げるとすれば徳島2位、四国大会 準々決勝敗退で甲子園出場のない富岡西、屈指の進学校であり、高校野球ファンには ”幻の奈良県大会優勝”が印象深い畝傍もポイントが高い。 |
一般枠選考 予想と結果 | |
北海道 | 予想 → 駒大岩見沢 |
結果 → 駒大岩見沢 | |
東北 | 予想 → 東北 聖光学院 |
結果 → 東北 聖光学院 | |
関東 | 予想 → 横浜 慶応 聖望学園 千葉経大付 水戸商 |
結果 → 横浜 慶応 聖望学園 水戸商 千葉経大付 宇都宮南 | |
東京 | 予想 → 関東一 国士舘 |
結果 → 関東一 | |
北信越 | 予想 → 長野日大 丸子修学館 敦賀気比 |
結果 → 長野日大 丸子修学館 敦賀気比 | |
東海 | 予想 → 常葉菊川 中京大中京 常葉橘 |
結果 → 常葉菊川 中京大中京 宇治山田商 | |
近畿 | 予想 → 東洋大姫路 平安 履正社 智弁和歌山 北大津 天理 |
結果 → 東洋大姫路 平安 履正社 智弁和歌山 天理 北大津 | |
中国 | 予想 → 下関商 八頭 興譲館 |
結果 → 下関商 八頭 興譲館 | |
四国 | 予想 → 明徳義塾 小松島 今治西 |
結果 → 明徳義塾 小松島 今治西 | |
九州 | 予想 → 明豊 沖縄尚学 鹿児島工 城北 |
結果 → 明豊 沖縄尚学 城北 鹿児島工 |
関東・東京の割り振りでは関東5、東京2で間違いないと思っていたが、関東6、東京1と意外な 結果になった。浮上したのは宇都宮南。栃木県大会1位で関東大会では唯一準々決勝から登場。 1勝もしていない学校が関東の代表として選ばれるというのはかなり珍しい。 準優勝の慶応に善戦したこともあるが、同じく準々決勝敗退の選考候補である霞ヶ浦(茨城)、 花咲徳栄(埼玉)は同県の学校が甲子園出場を決めていることから、地域性が大きく影響したようだ。 北信越・東海は予想通り3校ずつ。3校目の選考が難航したと思われる東海からは宇治山田商が 選出された。東海大会では準々決勝敗退。同県の三重は準決勝まで進出したが、コールド 負けが大きく響いた一方で、宇治山田商は三重1位、準々決勝でも惜敗したことから浮上した。 常葉菊川と兄弟校揃っての選抜もあるかと思われた常葉橘は準決勝進出もコールド負けが痛かった。 2年前の夏の甲子園決勝を沸かせた北海道勢、東京勢は共に1校ずつとさびしい選考となった。 21世紀枠は割と順当な選考だったと思う。中国大会準決勝の華陵は文句なしの成績。 東海大会に出場していない成章だが東海大会2位の中京大中京に僅差で敗れ愛知4位。 一般枠で選考されなかった霞ヶ浦に関東大会で敗れた安房(千葉2位)は甲子園出場にふさわしい 成績だったと言うには少し物足りないところだが激戦区・千葉の2位ということで甲子園でもそこそこ 期待できそうだ。 希望枠は北信越の一般選考を見て高岡第一になると思ったが、2年前に選ばれたばかりの 一関学院がまたもや選ばれた。 |