高校野球２０１５年（平成２７年）夏の予選

大分県大会の決勝を観戦してきました。九州ＮＯ．１右腕、最速148キロの森下暢仁投手の大分商と、
第１シードで優勝候補にもあがっていた明豊の対決です。試合は３回、明豊が７番・前田選手がセンター
前ヒットでノーアウトの出塁、、バント失敗、死球、三振のあと、２番の辻選手がスライダーをセンター前に運び
明豊が１点を先取。その後は両投手の好投、大分商のセンター・衛藤選手が大飛球をダイビングキャッチ
するなど両チームの再三の好守備で０行進が続きます。９回裏、大分商は２アウトから５番・雨川選手
と６番・宮本選手の連続ヒットで１、２塁と粘りますが、最後は明豊の左腕・前田剛投手が後続を
三振で絶ち、明豊が４年ぶり５回目の夏の甲子園出場を決めました。１点差の緊迫した投手戦で両チームノーエラーの
ナイスゲームでした。森下投手はドラフト上位指名が予想される投手ということで144キロを記録した力のあるストレート
とスライダーのキレが抜群の素晴らしい投手でした。また、バント処理もうまく二塁封殺の好フィールディング
を見せるなど、総合力の高さを感じさせる選手でした。スライダーを投げる時に腕が少し下がって
出てくるな、と思ったのが何回かありました。
一方の明豊の前田投手は序盤は外中心のストレート、チェンジアップ系の沈む球で攻め、中盤以降は右打者
に食い込んでいくスライダーも有効に使って大分商打線を８安打で完封しました。
そのほかこの試合で印象に残ったのは大分商のショート・川瀬選手の守備のうまさ、森下投手の144キロのストレート
を右中間に打ち返すなど３安打の明豊の４番・山中選手の力強い打撃、明豊の捕手・麻生選手の２盗を刺した強肩など。
明豊高校の甲子園での活躍に期待です！

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高校野球 ２０１５年（平成２７年）第97回全国高等学校野球選手権大会 大分県大会決勝

高校野球２０１５年（平成２７年）第97回全国高等学校野球選手権大会大分県大会決勝