高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2007年(平19年)第89回大会



大会前〜評価

駒大苫小牧 常葉菊川 帝京 報徳学園

大垣日大 仙台育英 金光大阪 浦和学院 市船橋 桐光学園 広陵
高知 日南学園

智弁和歌山 日大山形 今治西 愛工大名電 常総学院 宇治山田商 前橋商
岡山理大付 近江 智弁学園 興南 神村学園

青森山田 福井商 徳島商 京都外大西 文星芸大付 新潟明訓 尽誠学園
長崎日大 佐賀北 東福岡 甲府商 創価 星稜

駒大岩見沢 花巻東 金足農 聖光学院 松商学園 開星 楊志館
岩国 八代東 桜井

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] 頂点へ有力
4強に迫る
上位狙う
好チーム
旋風に期待
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
大会前から注目されていたスラッガー・中田率いる大阪桐蔭が敗れたとあって、出場校の中にはずば抜けたチームが
見つからない。ここ数年は1〜2校が突出していて、その他大勢の有力校が追うという展開だったが、今大会は予想困難
な混戦模様だ。そんななか4強としてピックアップされたのが史上初の4年連続夏の甲子園決勝進出に挑む駒大苫小牧、
春夏連覇なるか常葉菊川、投手層が厚く昨年からの経験も豊富な帝京。選抜でも優勝候補に挙げられながら初戦敗退
でリベンジを狙う報徳学園だ。僅差ながらこの4校がリードしている。
駒大苫小牧は昨年の田中のような核となる選手は不在。だが機動力をはじめ総合的に見ればむしろ昨年よりもバランス
が取れている。何よりも夏の甲子園で負けるというイメージが沸かないチームだ。
常葉菊川は田中、戸狩という左腕二枚看板が非常に安定している。小技にはあまり頼らずがんがん強振して、集中打
には定評がある。さらには機動力もなかなかだ。
帝京は選抜で20奪三振をマークした豪速球右腕・大田に左腕の垣ヶ原、2年生の右腕・高島も速球派で頼もしい。
他校もうらやむ豪華投手陣に加え、中軸の破壊力も中村をはじめバツグン。優勝に一番近いのはこのチームではないか。
報徳学園は出塁率の高い1、2番を中軸でしっかり返すオーソドックスな攻撃パターン。また控え部員が相手投手の
配球解析を行うなど、チームワークにも優れ、さらには野球を知り尽くした戦術も見もの。左腕・近田の出来も重要だ。
金光大阪には予選で中田を完璧に封じた植松がいる。制球に難ありだが、強い相手にほど実力を発揮する投手だ。
続くのが速球に磨きをかけた森田がいる大垣日大、155キロ右腕・佐藤由の仙台育英。広陵、日南学園なども注目。

◆結果・・
佐賀北が2回戦の延長再試合を乗り越え、そして決勝では劇的な逆転満塁打で勝利。公立校11年ぶりの優勝を決めた。
「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ。」 野球という番狂わせの多いスポーツにおいて、今大会ほどこの
言葉を痛感したことはない。特待生問題で揺れたのがこの春。夏の甲子園でもその余韻を引きずり、試合では私学勢の
強豪に対して厳しい判定がいくつかあり、どうもすっきりしない後味の悪さが残ったのは確かだ。だが、それを差し引いて
も、今大会の”普通の公立校”佐賀北の優勝は、全国の公立校の選手に勇気を与えたというのは間違いなく、快挙として
評価されるべきだろう。また決勝での満塁本塁打による勝利は13年前、佐賀商以来だ。またしても佐賀勢による
満塁本塁打で決勝を制したのである。
広陵は優勝まであと一歩だった。だが投攻守すべてにおいてハイレベル、とくに主戦・野村のスライダーはバツグンの
コントロールだった。ストライクゾーンの四隅にきっちりと変化球を決めればわかっていてもそうは打たれないという
のを証明した。140キロ前後の速い直球ももちろんきっちり制球され、また時折スローボールを投げるなどピンチでも
冷静だった。決勝では球場全体を敵にまわすことは予測できたはずだから、序盤に大量リードを奪っておきたかった。
春夏連覇を狙った常葉菊川も印象に残った。3回戦での同点スリーランによる勝利は劇的だった。準決勝で広陵に
負けた試合では強攻策一辺倒が裏目に出た。とはいえこれが彼らの持ち味だから悔いはないはず。
北の怪物、仙台育英の右腕・佐藤由も甲子園に強烈な記録、記憶を残した。なんと甲子園最速155キロをマーク。
たった1イニングの自滅により甲子園を去ったが、智弁和歌山の4番・坂口との豪腕VS豪打勝負は迫力満点だった。

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