高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2006年(平18年)第88回大会



大会前〜評価

駒大苫小牧 横浜 八重山商工 智弁和歌山

大阪桐蔭 早稲田実 清峰 関西 青森山田 仙台育英 帝京
天理 常総学院 浦和学院 三重 東洋大姫路 今治西 千葉経大付

愛工大名電 甲府工 県岐阜商 金沢 如水館 高知商 日本文理
延岡学園 桐生第一 文星芸大付 熊本工 徳島商 福知山成美 日大山形

静岡商 専大北上 開星 鶴崎工 福井商 八幡商 福岡工大城東
香川西 本荘 倉吉北

松代 白樺学園 鹿児島工 福岡 光南 佐賀商 南陽工

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] 有力4校
追う強豪
上位狙う
好チーム
旋風期待
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
「駒苫 三連覇なるか」昨夏甲子園優勝後の暴力事件騒動、さらには神宮大会優勝で当確だった選抜も不祥事により
辞退、苦しみを乗り越えた駒大苫小牧が夏の甲子園に乗り込んできた。あらゆる不可抗力ももはや彼らの前には
存在しない。戦後初となる夏三連覇へ向けいよいよ機は熟した。 エース・田中は最速150キロの速球になんといっても
消える魔球・130キロ台の高速スライダーが威力バツグンの難攻不落の投手。マシンでは速球対策はできるが、この
スライダーはどんな練習をしても攻略は困難。相手打者は真っ直ぐ狙いするしかないというのだ。
その田中の変化球は極力捨て、直球に照準を合わせるのが、2度目の春夏連覇を狙う横浜だ。投打のレベルの高さ
はもちろん、予選で26盗塁した機動力。また選球眼も非常に良く、ボールになる変化球をなかなか振らない。6月の
駒大苫小牧との練習試合では3−2と勝利しさらに自信をつけた。駒大苫小牧は田中頼みの部分もあるが、横浜は
投手層では格段上。横浜の方が分があるとの声も多い。
横浜は駒大苫小牧よりも、選抜で苦戦したのもあるのだろうがむしろ八重山商工を警戒している。エース・大嶺は
好不調の波があるのが気がかりだが、田中に負けず劣らずの素質。彼もまた豪速球と高速スライダーを武器とする。
しかも打線は集中打を得意とし、勢いに乗ったら恐ろしい未知の力を秘めるチームだ。
智弁和歌山も負けてはいない。現3年は1年時から主力を張ってきた選手ばかり。その選手達の集大成がこの大会だ。
中でも広井、橋本ら中軸を中心とした例年以上の強力打線は他校にとって脅威になるのは間違いない。
その他では選抜準優勝の清峰、2年生中心で若いパワーを発揮する大阪桐蔭。関西、早稲田実なども注目。
◆結果・・
「甲子園は斎藤のためにあるのか!」早稲田実の斎藤の力投により同校に初の夏の甲子園優勝の栄光をもたらした。
まさに「鬼神の如く」。140キロ後半の直球にスピードの違う変化球を投げわけ、大会では強力打線を次々と封じた。
とりわけ大阪桐蔭・中田というスラッガー相手にも臆することなく内角攻めするなど度胸も満点。彼を空振り三振に斬って
取った場面にはしびれた。夏の大会で69イニングに登板、948球の投球数はいずれも一大会史上1位。連投に次ぐ
連投は投手生命を脅かす危険もあり、決して手放しで推奨されるものではないが、決勝の2試合にわたる両投手の
投げあいを見ればそんなレベルは超越していたと思う。「明日なき戦い」。これこそが高校野球の究極の精神なのだ。
夏三連覇へあと1勝に迫った駒大苫小牧が驚いたことに引き分け再試合では完璧なアウェー状態。それだけ彼の
投球が素晴らしかったということ。
夏三連覇に惜しくも届かなかった駒大苫小牧の夏の甲子園3年連続ファイナリストはすごい記録だ。決勝で早実・斎藤と
投げ合った田中の力投が光った。調子を落としていたとはいえ準決勝の智弁和歌山戦、強力打線を高速スライダー連投
で牛耳った投球は見事。また青森山田戦での逆転サヨナラ勝ちなど、チームも窮地に追い込まれてから驚異的な
粘りを発揮した。惜しむらくは過去2年と比較して失策が目立ったことか。
初日での大阪桐蔭VS横浜というカードも印象的。この試合、横浜は攻守にちぐはぐだった。後半の大阪桐蔭の波状攻撃
を食らい完敗した。大阪桐蔭は2年生主体で若く物怖じしないチームだった。そんなチームだったからこそ横浜という牙城
を崩せたのだろう。智弁和歌山VS帝京の世紀の打撃戦は専門家の評価は低いが、これぞ打撃戦の醍醐味だった。

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