高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2004年(平16年)第86回大会



大会前A〜E評価

東北 横浜 明徳義塾 PL学園 済美

中京大中京 日大三 秋田商 熊本工 広島商 鹿児島実 桐生第一
遊学館 千葉経大付 京都外大西

西日本短大付 岡山理大付 浦和学院 佐土原 駒大苫小牧 東海大甲府 天理
報徳学園 青森山田 修徳 中部商 市和歌山商 尽誠学園 塚原青雲

下妻二 明豊 東海大翔洋 県岐阜商 宇都宮南 酒田南 福井
北大津 浜田 佐世保実 盛岡大付 岩国

旭川北 佐賀学園 聖光学院 日本文理 富山商 鳥取商 鳴門一
鈴鹿

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] V有力校
5強追う
上位狙う
旋風期待
好チーム
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
ハイレベルなチームが多く顔をそろえた今大会。そんな中でも東北が総合力で一歩も二歩もリードしている。選抜で
ノーヒットノーランを達成したダルビッシュを筆頭に真壁、采尾と投手陣は実力、経験、層の厚さ、とれをとっても屈指。
今大会ではとりわけダルビッシュの出来に比重がかかるが、昨年と比べ段違いの成長を見せ、たくましくなった。夏前
には自己最速の150キロもマークしている。見慣れない変化球や上横の投げわけ等トリッキーな手段に頼る必要はもう
ない。普通に投げさえすれば連打を浴びる心配はない。また予選で1試合平均10点以上たたきだした打線も非常
に強力。このチームでぜひ悲願の東北勢初の優勝を、と意気込む。
個々の実力では横浜も負けてはいない。走攻守三拍子揃った大型チームで相手ミスにつけこむうまさもある。昨年選抜
でも登板した右腕・涌井は140キロ後半の速球を持ち非常に安定。だがスライダーの早めの変化を指摘する声もあるので、
じっくり見てくる打線には意外に手こずるかもしれない。制球は良いからストレートでどんどん押していきたい。各選手の
個性が強いということなので、まとまりが出てくれば面白い。
甲子園経験豊富なメンバーが多数の明徳義塾は選抜後に守りで敗れた経験からか、捕手の田辺がレフト、三塁手の
梅田が捕手、一塁手の久保田が三塁と主力の大幅コンバートを敢行。うまく機能しているようだ。
投手陣もエース・鶴川に加え、横手投げの松下も成長してきて安定してきた。7季連続甲子園の経験も強みだ。他に
優勝を狙えるチームは、予選で神がかり的な粘りを発揮したPL学園。強力打線で大量のビハインドももろともしない。
春夏連覇を狙う済美も4番・鵜久森中心に打線が強力。総合力の中京大中京、「広商野球」健在の広島商も注目。

◆結果・・
北海道勢初の全国制覇か、もしくは創部3年目にして春夏連覇か。どちらが勝っても歴史的快挙の決勝戦は途中目が
離せない凄まじい打撃戦になり、駒大苫小牧が13−10で制して北海道に初の優勝旗をもたらした。
それにしても駒大苫小牧の波状攻撃には恐れ入る。対戦相手すべてを猛攻で捻じ伏せ、日大三、横浜の全国制覇経験
チームにも容赦なく痛打を浴びせた。通算打率更新の.448を記録した打線、またこれ以上に評価されるべきなのが大会
5試合でたったの1失策の堅守だ。この強さの秘訣は何なのか。答えは北国のハンデを逆に武器に変えた練習法にあった。
室内練習場の氷点下での竹バット打撃練習では、ボールを芯で当てなければ手のしびれがとまらない。これが確実に芯に
当てる打力を培った。そして守備では冬場の雪上ノック。もちろん手のしびれ、あかぎれ、ひびの激痛に絶えながらの
練習だ。厳しい環境での練習から強打、堅守、また粘り強い選手を生む土壌が育まれ、快挙につながった。
駒大苫小牧の優勝は単なる偶然ではなく、起こるべくして起こった必然だった。
準優勝の済美も春夏共に初出場ながら決勝進出は見事だった。主戦・福井は決勝では疲労のため打たれたが、気迫
こもる素晴らしい投球を見せてくれた。また打線も中軸を中心に良く打った。4番・鵜久森は選抜に続きまたしても豪快な
アーチを連発した。やや強引な振りで木のバットでは戸惑うかも知れないが、将来を期待されるスケールの大きな打者だ。
一方優勝候補筆頭の東北は選抜に続きまたしても9回土壇場での甘さが見られ結局ベスト8にも残れず敗退した。
選抜でも思ったが、一体なぜこうも勝負どころに弱いのか。不思議だ。
また今大会は投手豊作だ。前述の投手に加え、熊本工・岩見、広島商・岩本(打者でも)、県岐阜商・金原などなど。

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