高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2003年(平15年)第85回大会



大会前A〜E評価

広陵 常総学院 近江 智弁和歌山

平安 横浜商大高 東北 明徳義塾 PL学園 今治西 東海大甲府
日大三

柳ヶ浦 愛工大名電 聖望学園 神港学園 倉敷工 沖縄尚学 静岡
雪谷 木更津総合 天理 駒大苫小牧 光星学院 桐生第一 日南学園
長崎日大

金沢 小松島 市岐阜商 福井商 秋田 盛岡大付 羽黒
宇治山田商 富山商 江の川 筑陽学園 樟南 鳥栖商

小山 中越 八頭 旭川大高 日大東北 岩国 必由館
香川西 長野工

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] 4校軸
8校追走
上位を狙う
好チーム 
旋風に期待
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
例年以上に各チームカラーが多彩で、有力校も序盤でつまづくかそれとも波に乗り一気に駆け上るか、組み合わせ次第
で大きく展開が変わってきそうだ。実力で一頭抜きん出ているのが春夏連覇を狙う広陵だ。西村―白浜は全国屈指の
バッテリー。特に西村は球が速いのはもちろん、変化球のキレ、制球共に高校生離れしており攻略は容易ではない。
走攻守どれをとっても高い水準で隙がなく、予選も圧勝で勝ち上がってきた。唯一の懸念材料は劣勢になったとき
の試合運びといえそうだ。
試合運びのうまさといえば今大会を最後に勇退する木内監督が率いる常総学院も優勝候補に挙がる。優秀の美を
飾れるか否かは「木内マジック」にかかる。予想外の継投や抜擢した控え選手の大活躍等のマジックがまた見られるか。
今大会は近畿のチームが頼もしい。A評価の近江と智弁和歌山はいずれも選抜8強で実力、経験とも申し分ない。
近江は同校歴代最強打線と自信満々だ。さらにエース・小原も安定感があり大崩れしない。2年前準優勝時よりも強力な
チームを引っさげ優勝を狙う。智弁和歌山は力強い打線と投手陣の継投で3年ぶり優勝を狙う。甲子園での勝ち方を
熟知しているチームだ。近畿勢はB評価にも強力なチームが2校。同じく選抜8強の平安、対外試合禁止の試練を乗り
越えたPL学園も期待できる。大型チームと評価の東北はどうか。長身右腕・ダルビッシュは大会屈指の好投手。素質
なら大会NO.1だが、どこそこが痛い等、いろんな理由で調子を出せなくなる。精神面の強さに関しては疑問だ。
優勝も狙える戦力のチームだけに、彼が本来の調子で投げられるかどうかが東北勢初の優勝のカギを握る。
その他のチームでは、打撃が良いのが今治西、東海大甲府、日大三。愛工大名電の機動力も注目したい。

◆結果・・
「木内マジック」は健在だった。有力校が次々と予想外の敗退をしていく中、常総学院がするすると勝ち上がり優勝した。
本塁打こそ0だったが、好球必打で甘い球は決して見逃さない。グランド状況を見てのバント攻勢。やや弱いといわれた
投手陣もここぞという場面での継投がぴったりはまり相手の反撃を許さない。また相手ミスに付け込むしたたかさ。
試合巧者という言葉がぴったりだ。数々の名勝負を生んだ木内監督に最高の花道が用意されていたのだった。
東北は後一歩、優勝はならなかった。初戦でこそ打撃戦だったが、あとは投手陣の踏ん張りが光った。他校もうらやむ
豪華投手陣、異なるタイプの投手ダルビッシュ、真壁、采尾らいずれも好投手だった。特に3回戦、ダルビッシュと平安
の左腕・服部との息詰まる投手戦は実に素晴らしかった。ダルビッシュは140キロ後半のストレートを主体に時折
シンカーも駆使し15奪三振。対する服部は大きなカーブを武器に17奪三振。彼らは中学時代からのライバル。負け
たくないという意地がこれほどの投手戦を生んだのだろう。
組み合わせで有力校が早い段階でぶつかったのも今大会の特徴だ。ベスト8の顔ぶれは大会前の予想を大きく覆す
ものだった。春夏連覇を狙った広陵は注目すらされていなかった岩国に敗れた。エース・西村が打ち込まれたのには
驚いた。岩国打線は打者全員打席の白線ギリギリに立ち徹底的にプレッシャーをかけたのが功を奏した。内角勝負が
できず外角一辺倒になった西村から流し打ち徹底で12本のヒットを量産した打線は見事だった。
逆に死球覚悟で堂々と打者の内角攻めに終始した(と思われる)投手も何人かいた。相手打者にとってやっかいなのは
確かだが、ノーコンの豪腕投手は諸刃の剣だ。いずれ自滅するときが来る。

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