高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会2000年(平12年)第82回大会



大会前A〜E評価

智弁和歌山 桐生第一 横浜 PL学園 柳川 浦和学院

明徳義塾 樟南 中京大中京 鳥羽 育英 九州学院 宇都宮学園
岡山理大付 松商学園

仙台育英 中京商 小松工 瀬戸内 丹原 徳島商 福島商
専大北上 延岡学園 山梨学院大付 郡山 東海大菅生

水戸商 日大豊山 日生第二 佐賀北 光星学院 新発田農 東海大浦安
長崎日大 旭川大高 酒田南 福井商

那覇 岩国 丸亀 札幌南 米子商 益田東 富山商
浜松商 秋田商 八幡商 中津工

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] (有力6校)
追う9校
上位狙う
個性光る
旋風期待
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
予選で好投手を擁したチームの敗退が目立ち(春日部共栄、東海大相模、敦賀気比など)、大会は点の取り合いに
なる試合が多くなると予想される。打力に自信を持つチーム、守りに自信を持つチーム、それぞれA評価のチームに
特徴の差がある。打力に絶対の自信を持つのが選抜準優勝の智弁和歌山だ。武内、池辺、後藤の中軸を中心とした
打線は脅威だ。選球眼も非常に良く、ボール球をなかなか振らないのも相手投手としては気が抜けない。一方の投手陣は
複数いて層は厚いが、いずれもやや安定感に欠ける。打ちまくって勝つというのが彼らのスタイルだ。だが選抜
での1−0勝利など、打線が打てないときは投手が奮起するなど勝負強さもある。
好投手不足とはいえ、その他A評価チームはいずれも良い右腕がいる。特に柳川・香月は今大会NO.1投手とも言われ、
選抜での雪辱、打倒・智弁和歌山に燃える。球は速く変化球も多彩、打者によって投球パターンをたくみに変える
クレバーさも持つ。速球派右腕といえば一場のいる桐生第一、2年ぶりの横浜と、いずれも守備に自信を持つが、打撃が
迫力不足のため、守備でもりたてたい。PL学園は左右のジグザグ打線を組み、豪腕、変則派、左腕、いずれの投手に
対しても対応力がある。朝井、宮内の投手陣の出来、継投も重要になってくる。浦和学院は予選で春日部共栄・中里に
投げ勝った坂元がいる。打線も大技・小技を絡め得点力は高い。
B評価は打線が活発なチームばかりだ。明徳義塾は強力打線に加え6季連続の経験が心強い。総合力では中京大中京。
樟南は強力打線と右腕・青野が安定。育英は機動力野球が売り。鳥羽は中軸が強力。
2番手以降の投手に不安を抱えるチームが多いようだから、打線は先取点よりも後半の投手攻略がカギになりそう。

◆結果・・
記録破りの智弁和歌山の打線はとにかく凄まじかった。どんな練習をすればこんなに打てるのか。大会100安打、最多
塁打157、11本塁打、チーム最高打率.413・・甲子園の打撃記録を次々と塗り替えた智弁和歌山の強打ばかりが
印象に残った大会だった。「野球をやってて初めて怖かった」智弁和歌山の打撃を目の当たりにしたPL学園の外野手
の試合後に残したコメントが彼らの強打を雄弁に語る。相手がPLだけにこの試合は何度も目を疑うような光景があった。
高校野球史上最高打線といっても過言ではあるまい。
また名勝負として忘れられないのが柳川の豪腕・香月との勝負だ。8回2−6の劣勢を2本の本塁打により同点、延長を
制した粘りは見事。香月は終盤、右手の血マメが破れ満身創痍の状態での必死の力投だった。
追い込んだら外のスライダーを決め球に持ってくる投手が多いなか、異彩を放ったのが東海大浦安の急造エース・浜名
のシュートだ。右打者の胸元を強気に突くピッチングが光った。打高投低が顕著な大会にあって投手を中心とした守り
の野球で下馬評覆す東海大浦安の準優勝も注目すべきだ。
好投手といえば、右腕では前述の香月、また大会タイ記録の19奪三振を記録した浦和学院の坂元、光星学院の根市、
斉藤、PL学園・朝井など。だが左腕の好投手という点では物足りない。このあたりも打高投低大会になった要因では
ないか。本塁打は38本。それも金属バットの特性を生かした力で持っていくような本塁打も目立った。社会人野球
(当時は金属バット使用)はともかく、芯に当てなければ飛ばない木製バットで行われる大学野球の世界では通用しない
のではないかと思った選手もいた。名勝負といえば育英VS長崎日大の両校無失策の試合も良かった。


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