高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会1999年(平11年)第81回大会



大会前A〜E評価

桐蔭学園 東邦 滝川二 北陽 沖縄尚学

樟南 明徳義塾 仙台育英 聖望学園 如水館 智弁和歌山 日大三

水戸商 比叡山 甲府工 尽誠学園 桐生第一 宇和島東 東福岡
静岡 柏陵 都城 県岐阜商 秋田 徳島商

城東 敦賀 岡山理大付 長崎日大 福知山商 盛岡中央 九州学院
智弁学園 松商学園 四日市工 学法石川 小松 新潟明訓

久賀 栃木南 北海 佐賀東 青森山田 倉吉北 浜田
旭川実 新湊 日田林工 酒田南

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] (5校に安定感)
追う7校
上位狙う
好チーム
旋風に期待
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
昨年のようなずば抜けたチームが見当たらず混戦模様だ。そんな中都立勢19年ぶり甲子園出場、瀬戸内の島からの
出場など出場チーム、戦力以外の話題も豊富だ。予選のスコアを見る限りでは全体的に打力上位で投手が苦戦した。
優勝に不可欠なのがその投手力。複数の投手と安定した堅い守りの桐蔭学園と東邦の2校が頂点へ向け一歩リード。
桐蔭学園は左の松本祥、右の松本淳が共に安定。大技・小技からめ応用の利いた攻撃も隙がない。昨年の横浜の
活躍を見れば、同じ神奈川勢としてライバルに後れを取るわけにはいかない。
投手力で全国トップは東邦だろう。右の本格派、朝倉、岡本両投手はいずれも145キロ以上投げる速球派で完投能力
も持つから頼もしい。一方の攻撃は、予選の数字だけ見ればなかなかだがもう少しここぞという所での勝負強さが欲しい。
残るA評価3校は総合力で勝負する。春夏連覇を狙う沖縄尚学は投手陣が故障明けということで打線の奮起が不可欠。
僅差のゲームを得意とするから守りも重要だ。
北陽は大阪予選で無印ながら優勝。そのまま全国でも優勝候補に挙げられるなど評価が急上昇だ。北陽も僅差のゲーム
を得意とする。継投のタイミングも重要になってきそうだ。右本格派の福沢がいる滝川二は攻撃、守りとかなりのレベル。
総合力では出場校中トップだといえるだろう。続くチームを特徴別に見てみると、打力に自信を持つのが聖望学園、
如水館、智弁和歌山、日大三。投手の出来も重要だが、打撃戦に持ち込めば勝機が広がるチームだ。投手力では、
右本格派ではドクターKの真山がいる仙台育英、制球力の良い上野がいる樟南、比叡山の村西はナックルも投げる
屈指の右腕。左腕では長身の正田がいる桐生第一など。多くのチームが虎視眈々と優勝を狙っている。

◆結果・・
桐生第一が優勝し、群馬に初めて優勝旗を持ち帰った。それにしてもくじ運はよくなかった。初戦から好投手との対決の
連続。比叡山・村西、仙台育英・真山、静岡・高木・・いずれの難敵も蹴散らし、ここから俄然波に乗った。
準々決勝での桐蔭学園戦での正田の投球は圧巻だった。疲労のため速球が走らなかったということで変化球を
多投。同じ腕の振りからストライクギリギリに大きなカーブとスライダーが来るのだから打てるはずもない。
終盤4連戦の過酷な日程にもかかわらず好投を続けた正田の投球は見事だった。さらには守備も6試合、2失策と
安定。エースを助けた。桐生第一は正田以外は際立った選手はいないが、好守、さらには流し打ち徹底のチーム
バッティングなど選手達の信頼関係が厚く、全員野球で掴み取った優勝だ。
岡山理大付は決勝では投手力の差が出て力尽きたが、完封勝ちに滝川二戦でのエース先発回避に対して発奮した
闘志、智弁和歌山戦での左足負傷の馬場のサヨナラ打など、いくつものドラマチックな展開を見せてくれた。
智弁和歌山は柏陵戦での左腕・清水に対する後半の攻略・8回6安打はさすがだ。それまでたったの1安打しか
できていなかったが、センター返し中心のバッティングに終始した打撃スタイルが後半の逆転劇につながった。
右打者は左投手の球に対して引っ張ってはダメだ、というお手本のような攻撃が印象に残った。
今大会は大会三振数が651にものぼり、同じ49代表だった2年前と比較してなんと158も増えた。それだけ投手が
活躍したということだ。特に左対左の対決でかなりの低打率だったというデータも出たようだ。
野球留学生が多数いるとはいえ、北国勢の活躍にも目を見張るものがあった。


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