高校野球 甲子園 下馬評と結果

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高校野球 選手権大会1998年(平10年)第80回大会



大会前A〜E評価

横浜 PL学園 明徳義塾

徳島商 沖縄水産 関大一 鹿児島実 敦賀気比 埼玉栄 東洋大姫路
如水館

智弁和歌山 東福岡 豊田大谷 報徳学園 宇和島東 近江 日本航空
常総学院 智弁学園 九州学院 帝京 尽誠学園 桐生第一 仙台

市船橋 専大北上 佐野日大 新発田農 京都成章 八千代松陰 平塚学園
星稜 日大山形 愛工大名電 掛川西 日南学園 岡山城東 駒大岩見沢
長崎日大

桜美林 宇部商 佐久長聖 金足農 佐賀学園 岐阜三田 柳ヶ浦
日大東北 富山商 海星 八戸工大一 浜田 滑川
滝川西

(結果=太字赤・・優勝 、太字紫・・準優勝 、太字青・・ベスト4 、太字・・ベスト8

[朝日新聞記事参考] 3強
追うのは・・・
上位を狙う
旋風起きる?
ここにも注目
→ A
→ B
→ C
→ D
→ E

◆下馬評・・
選抜4強のうち3校が夏の甲子園進出。また多くのチームにプロ注目の選手を擁し、近年にないハイレベルな大会に
なりそうだ。そんな中でも春夏連覇を狙う横浜は実力・経験申し分なく他校を大きく引き離しているといえる。
横浜の連覇を止めることが出来るのはどのチームか。大会の見所はこの一言に尽きる。
豪速球右腕・松坂は百戦錬磨の他校の監督をして「バケモン」と言わしめるほどの投手。三振を取るだけではなく、
打たせて取る技術、またフィールディングも素晴らしく、高校生レベルでは到底攻略できそうにない。さらには選抜では
低調だった打線の調子も予選で.470という驚異的な打率を記録するなど右肩上がりで、さらには予選6試合での失策3
の守備も堅い。あえて弱点を挙げるとするならば、エースと2番手以降の投手の力量の差ではないか。そこで投手層の
厚さで名前が浮上してくるのが共に左右の二本柱に自信を持つ、PL学園、明徳義塾だ。PL学園は選抜で唯一横浜に
食い下がった粘りはさすが。予選6試合で12本塁打の打線も魅力だ。むしろ連戦では投手層の差でPL学園のほうが
分があるという声もあるほどだ。明徳義塾も厚い投手陣に加え、強力打線に小技、機動力にも磨きがかかってきた。
また予選では好投手を攻略してきた。打倒・横浜はこの2校で決まりだ。
3強以外にも面白いチームがかなりある。速球派投手として松坂と共に名高いのが沖縄水産の新垣だ。球は速いが
制球に難があるため未完の大器といったところか。だが好調時はまず打ち崩せる打線はないと思われる。
機動力野球を展開し、得点力が優れているのが4季連続の徳島商だ。投手陣の出来がカギを握る。その他には
投手力で関大一、鹿児島実。打線で力強いのがスラッガー大島のいる埼玉栄、同じくスラッガー古木のいる豊田大谷など。

◆結果・・
なんという劇的な幕切れか。史上5校目となる春夏連覇を達成した横浜の松坂が決勝でノーヒットノーランをやってのけた
のである。常時140台後半の豪速球に切れ味鋭いスライダーにフォーク。それにしてもすごいものを見せてもらった。
準々決勝でのPL学園との死闘、明徳義塾戦での8回、9回での大逆転、そして決勝の京都成章との試合ではノーヒット
ノーランで優秀の美を飾るダブル快挙。この大会はまさに松坂のため、横浜のためにあった。”どんなに点差があっても、
自分たちのできることからきちんとこなしていく”。この前向きな姿勢がツキをもたらす結果になったということも
忘れてはならない。事実PL学園や明徳義塾との試合では何度も負けを覚悟したはず。
選手達はもちろん、これだけの完成度の高いチームを作り上げた横浜の指導陣に敬意を表したい。明徳義塾戦での
松坂先発回避は勇気のいる決断だった。
横浜に敗れたPL学園も驚異的な粘りを見せた。松坂を序盤で攻略、延長に入って2度追いつくなど、名門の執念には
恐れ入った。ミスもいくつか見られたが、横浜VSPL学園は世紀に残る名勝負と言って良い。
明徳義塾も寺本・高橋の投手陣をはじめ力のある好チームだった。準優勝の京都成章は前評判を覆す堂々の活躍。
決勝では力尽きたが、左腕・古岡は松坂を上回る57もの奪三振。選抜での大敗がチームをこれほどまでに成長させた。
他の投手の活躍も目立った。浜田は体格で圧倒されたという帝京との試合を和田の好投でかわし、ベスト8進出。
鹿児島実・杉内は多彩な変化球でノーヒットノーラン達成。特にたてのカーブが絶品だった。宇部商・藤田の無念の
サヨナラボークも印象に残る。千葉、愛知、兵庫・・記念大会で代表校が増えた地区の不振も目立った。


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